酒帯び運転で商店街を時速100kmで暴走したうえ,10台にぶつかり8人のケガ人を出した横浜での暴走事故や,高齢者による暴走事故や逆走事故など,クルマの事故が後を絶たない。
クルマを運転する以上は,お酒を飲んでの運転など論外だし,高齢者でも「経験が長いんだから大丈夫」と言ってそのまま放置していることなどもあり得ない。クルマは,自分だけの乗り物ではない。多くの人がいる中での存在である。他人に迷惑をかけるような運転は絶対にありえない。
かといって,テレビのワイドショーで一般人や素人コメンテーターが怒りに任せてコメントすることも,あまりにも幼稚すぎる。
昨今の「危険運転」の定義のあいまいさにしても,クルマの運転者に対して甘すぎるのではないだろうか。免許を持っているからといって「運転する権利があるということではない」。運転する資格があるかどうかと,免許とは関係のない話である。
筆者は,さまざまなアルバイトをする中で,複数のプロセスについてきちんと確認を取って進めない限り,正しい仕事とは言えない,という現実にぶち当たった。きちんとチェックしたうえでないと,前に進んだらミスを犯す確率が格段に高くなるのである。
その後,筆者が運転する際,速度の確認,歩行者の有無の確認,信号や一旦停止マークの確認など,1つひとつ,「指さし確認(言葉に出しての確認)」をするようにしている。昨今増えているブレーキとアクセルの踏み間違いについても,交差点を通過するたびに「ブレーキ」に足を置いているのか「アクセル」に置いているのか,いちいち声に出して指さし確認をしている。これは自分に対する自信と保証でもある。
やりすぎかもしれないが,もはやこの都度確認をしなければ,怖くて乗っていられないのである。
クルマの運転をする以上,あらゆる確認事項について,「指さし確認」を細かくすることをお勧めしたい。1つの交差点で「ブレーキ良し」「一時停止マーク良し」「歩行者なし良し」「対向車なし良し」などを1つひとつ確認していれば,ほとんどのクルマの事故を防げると思うのである。