jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ドラレコ映像のモザイクは何の意味?--容疑者の速やかな確保がプライバシー保護よりも優先されると考える

【速報】下校途中の小学生の列に車が突っ込み男児4人がけが…車はそのまま逃走 埼玉・三郷市|FNNプライムオンライン (2025/5/15)。事故(というか,これは事件)当時,複数のドライブレコーダーに写っていた映像を見ると,悠々と逃げたことが明らかで,非常に悪質な事件である。近年,頻繁に起きている逆走車両にしても,相当な数のケースで近隣車両のドライブレコーダーに映像が残されている。

 しかし,報道される映像は,当事者であるドライバーの顔をぼかしたり丸いパッチを当てたりして,特定できないようにしている。ナンバープレートにしても同様である。

 その理由は「プライバシーへの配慮」なのだという。「放送倫理」や「ガイドライン」として各局で策定している。しかし,明らかに過失ないし故意と見られるケースや,その後の行方が不明といった場合,この映像処理は不要なのではないかと思えるのである。

 ドラマでは,防犯カメラの粗い画像を,ものすごい画像処理をしてナンバーを突き止め,これを近隣のNシステムの映像や別の防犯カメラの映像などを解析して犯人を追い詰める場面がよく現れる。しかし,後続車やすれ違い車など,相手との距離が近い場合,ドライブレコーダーの映像ははるかに鮮明である。

 同じく,ドラマでも見かけるのが「報道協定」で,特に人質事件で人質の命を優先する場合に,報道を控えるという約束ごとが警察とメディアの間で取り交わされる。ドライブレコーダーの映像は証拠としても意味があるので,報道で使う場合に映像処理をすることを協定しているのかもしれない。

 逮捕されても容疑者や被疑者,送検されても裁判で有罪が確定するまでは犯人ではなく,さらに有罪が確定しても犯人の人権を保護する必要がある,というのが理屈なのだが,より短時間に逮捕,身柄拘束するには,情報の開示と情報提供を求める姿勢が必要なのではないのだろうか。

 メディアや警察が一番恐れるのが,無実の人を犯人扱いした「冤罪」である。そのリスクを避けるために,モザイクを掛けるという姑息な手段で報道する。むしろ,情報を公開して,情報を集めることの方が重要で,次の犯罪を防いだり早期に容疑者を確保するためには,具体的な情報を提供する方が優先されると思うのである。