jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

マイボトルへのちょっとした懸念--口つけ後の雑菌の「戻り」をどう防ぐか

2025年も6月だというのにすでに真夏日となり,熱中症で病院に運ばれる人が多数出ている。熱中症を防ぐための効果的なエアコン使用と水分・塩分補給について,もうおそらく10年以上前から注意が叫ばれていると思うのだが,それでも起きてしまうのだろうか。

 喉が渇く前に,適切な間隔で適切な量の水分を補給することが,重要と言われている。同じ量の水分でも,一気に飲み干してしまうのではなく,少しずつ分けて飲むのがいいというアドバイスもある。

 問題は,口つけによって雑菌が飲料に入り込み,これが時間の経過とともに増殖して食中毒を起こす危険があることである。

 簡単に言えば,口をボトルにつけずに飲めばいい。コップに注いで飲むのがベターだし,そのコップも面倒だが毎回すすぐようにするのが理想である。しかし,自動販売機で購入したペットボトルや,近年はやりのマイボトルなどでは,コップがついていない。

 ペットボトルから飲む際,頭を大きく後ろにそらせて口の中に注ぐようにして飲む人もいる。ペットボトルに直接口をつけないので,清潔さは保たれる。しかしどうも周りから見るとあまり恰好がいい飲み方とは言えない。

 マイボトルにもいろいろな種類があるが,大きな蓋をねじって開け閉めするタイプのボトルの場合,飲む際にボトルの縁に口をつけるので,中身に直接口が触れることになる。さらに口をつけた縁のまま蓋をしてしまうので,そこからも雑菌が入る可能性がある。

 飲み口のあるタイプでも,そこに直接口をつけてしまえば雑菌が混入する可能性は高くなる。つまり,口そのもの,あるいは口が当たった飲み口に中身が触れた後,その中身がボトル内に「戻る」,あるいは飲み口に中身が後で触れることで,雑菌が中身に入りやすくなる。

 口をつけずに口の中に直接,水を送り込む1つの方法として,柔軟性のある袋状の容器に細い注ぎ口を付け,容器を絞って中身を注ぎ口から勢いよく噴出させ,これを口で受けるタイプが考えられる。ハイキングなどで使う袋状の水筒がそれに当たる。ただし,このタイプは内部を洗いにくいため,水以外のものを入れるのは適切ではない。

 このように,注ぎ口をなるべく細くし,口に触れる面積を減らすことが,雑菌の量を少なくするのに役立つと考えられる。可能性として,ストローを使う方法が考えられるが,ストローの場合はストローの飲み口まで上がった中身が,逆流してボトル内に戻るという可能性がある。ただ,ボトル内に戻る量は限定的であるほか,ストローの中にとどまることが期待される。

 また,口を直接つける飲み口の場合も,逆流弁を取り付けることで口に触れた中身がボトル内に戻るのを防ぐ工夫があれば,雑菌の侵入を防ぐことができるだろう。

 いずれにしても,数時間で雑菌が激増するケースも報告されており,水などを長時間持ち歩くことはなるべく避けた方が良さそうである。なかなかこの辺りのバランスを取るのは難しい。クルマの中や屋外に長時間滞在するような場合,小容量のペットボトルで飲み切るか,昔ながらのコップ付きの水筒を利用するのが得策ではないかと思われる。もはやファッションをどうこう言っている場合ではないような気がするのである。