パソコンでもおそらく何百というフリーソフトを試してきた。スマホ時代になって,より多くの人がアプリを開発できるようになった。かつては,C言語などのプログラミング言語を学習しなければなかなか開発できなかったが,スマホのアプリ開発には,Javaなど比較的理解しやすい言語や,流行りの「ノーコード」開発環境も提供されるようになった。同じような,というと語弊はあるが,既存のアプリでは物足りないと感じる人が同類のアプリをさまざまに自分の使いやすいアレンジで開発して公開・販売しているように思う。androidスマホを使い始めて10年にもなるが,こちらも数百のアプリを試してきたと思う。
地図やカーナビについて,これまでも何度もブログに書いてきた。古いDVDカーナビを20年経った今でも使っていることも書いた。地図やナビの見せ方がうまくて,これを越えるソフトになかなか出会えないためで,機能は限定的だが通常使用には基準としており,これにスマホナビやディスプレイオーディオでの表示などと組み合わせて使っている。
ナビへの不満は「毎回ルート計算」すること--ルートをあらかじめ設定してナビできる「フットパス」がなかなか秀逸 - jeyseni's diary (2025/4/2)と最近レポートした。「複数の経由点の設定」,「ルートの固定」,「走行ルートの記録と記録に基づくナビ」というほかになかなかない機能を持つアプリとして重宝している。ただ,長く使いたいのにサブスクリプションが必要なことが個人的には残念だった。いったん経由地やルートを設定すれば,サブスクを3ヶ月単位で止めることもできる点は評価しているのだが,ちょっと面倒な部分である。
そこで,これまでインストールしてきた地図アプリ,ナビアプリで,同じようなことがどこまで可能かを順次確かめつつある。
まず「複数の経由点の設定」については,圧倒的にポイントの設定数が多いのが「google map」である。マイマップという機能を使って無制限にポイントを設定できる。経由点を結ぶルートの手描きでの設定と固定もでき,ルート上のポイントを移動させて迂回路を設定することもできる。ただ,この設定したルートに基づいてナビをする機能はない。逆に通常のナビ設定において出発地と目的地の間に経由地を追加していっても,8個で上限が来る。これ以上の設定はできないし,ルートを保存することもできない。
経由点を複数個設定できるアプリはいろいろあるのだが,どれもおよそ10個の経由点を設定した段階でサブスクが必要になる。通常の地図アプリもナビアプリもサブスク要求が来る。フリーで使える「Y!マップ」や「Y!カーナビ」,そして最近レポートの多い「moviLink」も経由点に上限がある。こうした複数の経由点を意識的に設定する配送支援アプリは,いずれもサブスクが必要である。
かつて,古いDVDナビの代替としてタブレットにオフラインマップを組み込んでナビをすることをいろいろと試してきた。MapsMe,OsmAnd,Organic Maps,mapy.czなどをインストールしてきた。ただ,タブレットの固定と操作,バッテリーの持ちなどに問題があって,タブレットによるナビはあきらめ,その後,ディスプレイオーディオを設置してDVDナビの補助的に使っている。現在はY!カーナビを表示している。google assistantによる音声での行先設定にある程度対応してくれているからである。ところが面白いことに,タブレット用に評価してきた海外製の地図ソフトはいずれもAndroid Autoでディスプレイオーディオに表示できる。そのため,スマホにもインストールしてある。
この中で,複数の経由点の設定に対応していたのが「OsmAnd」だった。かつてのレポートは,オフラインマップとしてのOsmAndに期待--県別に詳細なOpenMapをダウンロード可能【追記】 - jeyseni's diary (2024/5/6)。
地図上に,経由点を「お気に入り」として設定し,「ナビゲーション設定」で出発地と到着地,経由地を「お気に入り」から選択して設定すると,オートルートでルートが設定される。この経由地を設定したルートは保存でき,次回はこのルートを呼び出してナビをさせることができる。「フットパス」のナビ案内は,若干独特のクセがあったのだが,「OsmAnd」のナビ案内は自然な日本語で,また「通りの名称」なども読み上げてくれるので分かりやすかった。また経由地として設定した名称も読み上げてくれるので,かなりお任せできると感じた。
ただ,海外製アプリのためだろうか,あるいはOpenMapが対応しきれていないのか,交差点の右左折禁止や一方通行に対応しきれていないケースもあった。またルートのアレンジは経由点を増やしたり,進入禁止指定を追加することである程度対応できるが,完璧なルートを固定するのは工夫が必要なようである。
「OsmAnd」のもう1つの有用な機能として,走行ルートを記録して表示する機能がある。ただしこれは「フットパス」にもあり,フットパスではこの記録した走行ルートを使ってナビができるのだが,「OsmAnd」では走行ルートを表示はできてもそれを使ってナビをすることはできない。この辺りはフットパスの方が優れているかなと思うところである。
経由地が複数ある場合,たとえばgoogle mapでポイントを設定したら,その情報をリスト形式などでインポートできる機能もあることが望ましい。google mapは,Excelなどで住所やポイント名を一覧にしたものを読み込んでマイマップを作る機能があるのだが,google mapのポイントリストをエクスポートする方法は少し工夫が必要なようである。この辺りの使いまわし勝手についても,もう少し研究してみようと思っている。