jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ADASを実現する「Driver Assistance System」アプリ(android)--スマホをドラレコとして設置すれば機能するが・・・

ADASは「Advanced Driver-Assistance Systems(先進運転支援システム)」で,クルマに取り付けたカメラの映像やGPSを利用してドライバーに危険を警告するシステムである。同じデータを利用して,クルマ自身を自動制御するシステムはAD(Autonomous Driving=自動運転)と呼ばれる。

 自動運転は,クルマメーカー各社が競って開発を進めており,特にアメリカのTESRA,中国のBYDはいよいよ街中で実用段階に入った。ただし,まだ人身事故なども巻き起こしており,完全に実用化できたとは言えない。日本でも,小型のコミュニティバスを限定経路で自動運転する試みが始まっているが,一般市街ではまだまだ遠い先のことのように思える。

 一方,運転支援を提供するADASは,自動ブレーキや車線維持支援などクルマ自身を制御する機能から,ドライバーに警告を発して安全運転を促す機能が提供される。すでに多くの新車に標準搭載されつつある。機能としては,以下のように多種多様である。

1 ACC(アダプティブクルーズコントロール
2 FCW(前方衝突警告)
3 AEBS(衝突被害軽減制動制御装置)
4 NV/PD(ナイトビジョン/歩行者検知)
5 TSR(交通標識認識)
6 LDW(車線逸脱警報)
7 LKAS(車線逸脱防止支援システム)
8 BSM(死角モニタリング)
9 AFS(自動ヘッドランプ光軸調整)
10 APA(高度駐車アシスト)
11 RCTA(後退時車両検知警報)
12 DM(ドライバーモニタリング) 

 この中で,実際にクルマを制御する機能は,クルマメーカーが開発するべきものだが,ドライバーに警告を出すだけなら,カーアクセサリーメーカーでも対応できる。その1つが,ドライブレコーダードラレコ)である。上記の機能のうち,前方衝突警告,歩行者検知,交通標識認識,車線逸脱警報,後退時車両検知警報,ドライバーモニタリングについては,ドラレコに機能を搭載したモデルがすでに販売されており,後付けできる。昨今はやりの電子ルームミラーに組み込んだタイプや,独立したドラレコも販売されている。

 AD(自動運転)は恐ろしくて絶対に乗りたくないが,スバルの「i-Sight」などの歩行者検知機能や衝突防止機能などは,保険として取り付けておきたいと思える魅力的な機能である。それを比較的手軽にドラレコである程度実現できることを知り,ちょっと食指が動いた。

 特に,先行車発信案内は信号待ちでちょっと視線を外しているときに信号が変わることがあり,あると便利だと思うし,レーン逸脱警告も単調な高速道路や夜間走行時など,ふとセンター寄りを走っていたりする場合があり,便利かなと思ったりする。ただ,前方をきちんと見ていればそれほど頻繁に使うこともないかなとも思い,現在取り付けてある単純なレコード機能だけのドラレコと交換するまでもないと思った。

 そこまで考えたとき,そういえばスマホドラレコにするアプリはいろいろ出ているのに,ADAS機能を提供するアプリに出会ったことがないと思った。実際検索しても,driveでクラウド保存関係,assistantで音声制御関係のアプリがヒットし,ドラレコアプリがなかなか見つからなかった。

 その中でやっと見つけたのが「Driver Assistance System」アプリ(android)である。

「Driver Assistance System」アプリ(android)のアイコン

 似たような名前のアプリがたくさんあるので,アイコンも紹介しておく。起動すると,いきなりカメラで前方の映像が映り,そこに速度計のほか,車線を認識する紫の三角形が表示される。前方のクルマを認識すると,そこまでの距離も表示される。

「Driver Assistance System」の表示画面例

 この画面例はアプリのサイトから取得したものである。スマホを垂直に立て,まっすぐ前を向くように設置してある。実際に試してみたが,手元にバンパーが入ったりするとこのような車線の認識がうまく働かない。手元に障害物がないように設置しないといけないようである。通常,スマホは連絡用に手元にあったり,何らかのスマホホルダーに取り付けてあり,画面例のような位置に置いてはいない。したがって,スマホドラレコと同様の位置に取り付けないと,この機能は使えないこtになる。スマホがもう1台ある場合は,ドラレコ専用に使えば使えるかな,という感じである。

 前方に障害物がある場合には警告音とともに画面中央に「止まれ」マークも出てくる。複数の検出物に対して,おそらくそこまでの距離と思われる数字も表示される。ただ,どういうアルゴリズムで表示されるのか,またその表示が正確なのかについては,検証しきれていない。

 ADAS機能付きのドラレコは,前方カメラが2個あり,正確に三角測量の原理で立体的な認識をするように設計されているのだが,単眼のスマホでどのように検出しているのか,単なる画像処理なのか,不明である。

 複数のアプリが開発されていれば比較もできるのだが,今のところこのアプリしか見つけることができていない。ADASがクルマのアシスト用に言われ始めて10年ほどになり,クルマへの搭載がようやく始まった感じだが,後付け機器としてのドライブレコーダーにADAS機能を搭載したものが登場したのもここ数年のことである。より手軽に使えるスマホアプリでの開発も,もう少し活発になってくれると,安全意識の機運が盛り上がるように思う。ぜひADASスマホアプリもいろいろと登場してほしい。

 もう1つのソリューションとして提案したいのは,ディスプレイオーディオへの組み込みである。一般的なディスプレイオーディオは,スマホと連携してカーナビ機能と音楽・動画再生機能を提供している。一部の機種では,前後カメラと連携してドライブレコーダーとして使えるものがある。このドラレコ機能の中にADAS機能も組み込まれているものを見つけることができる。

 なんでもかんでも警告を出せばいいというものでもなく,その辺りをある程度,ユーザーの好みで調整できるといいかなという気持ちはある。運転は楽しく気持ちよくできることが身上である。まさにコドライバーとして「アシスト」してくれるぐらいの機能が適切ではないかと思われる。そういう意味では,以前紹介した「Sideways」は,便利に活用していることを報告したい(sideways--ラリーのコドライバーみたいな指示をしてくれるアプリ。雨の日や夜間、首都高に最適かも - jeyseni's diary 2025/6/10)。また,macrodroidを使って作成した「速度読み上げマクロ」も,安全運転に役立っていると思っている。いいアシストをしてくれているのである(耳ナビ--検出半径,メッセージも自分ごのみにできるMacrodroidマクロを使うことに - jeyseni's diary 2023/9/18)。