2025年の参議院議員選挙は、与党の過半数割れと、国民民主党と参政党の躍進という結果に終わった。自民党の大幅な議席減は大きかったが、与党連合の公明党の後退については、誰もコメントしていないので、コメントすることにした。
そもそも筆者は、公明党に反感を持っていた。基盤が創価学会という宗教集団である点と、対自民党の野党から与党連合に鞍替えしたのも気に入らない。大臣のポストが欲しいだけのコウモリ政党だと思っている。
選挙前、自民党の敗北については明らかだった。石破首相の人望もさることながら、数々の政策が失敗してきた。失言も多々あった。特に,トランプ関税に対して交渉カードが切れないうちに,一方的に25%関税の通告を受けたのは致命的だったと思う。
その中で,与党連合である公明党が,自民票離れを下支えして,選挙に勝つことで存在意義をアピールする絶好のチャンスだったと思うのだが,残念ながら「自民党を勝たせてください」アピールだけに終わってしまい,党の存在感が本当になくなってしまった。せっかくの組織力はどうなったのだろうか。
やはり,党首のアピール力が下がっていると思う。筆者の認識している中では,竹入義勝氏が最初で,強烈な印象だった。自公連立では山口那津男氏が党を牽引しているように見えた。しかし,その後を引き継いだ石井啓一氏,そして現在の斉藤鉄夫氏には,カリスマ性が見られないという印象である。
2025年の今回の参議院議員選挙で,筆者は基本的に「個人」に期待を託して投票を行った。比例代表枠でも,個人名で投票した。与党が多数決で常に政治を支配する段階から,個々の「政治家」が「政策提案」で国を動かすというディスカッション,ディベートを基本とした国会運営をしてほしいと思っているからである。
票が伸びなかった野党第1党から,大幅躍進した党も結構だが,数で勝負せず,政策で勝負するという新しい政治を目指してほしい。