jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

肥満などの生活習慣病は,若い段階や働き盛りの段階で保険料の増額で将来リスクに対応する政策を提案

肥満は「肥満症」という病気である。街中に肥満体の人が溢れている。そのうち遺伝的な肥満は30%ぐらいと言われており,70%は食生活や運動習慣などの環境要因である。つまり,いわゆる「生活習慣病」である。

 生活習慣病の中には,糖尿病,肥満,脂質異常症高脂血症),高血圧症,心筋梗塞脳卒中,肺がん,慢性気管支炎,大腸がん,肝硬変,脂肪肝があると定義されている。このうち,食習慣が原因で発症する疾患として,糖尿病、肥満症、高脂血症、高血圧、大腸がん,運動不足が原因で発症する疾患として,糖尿病、肥満、高脂血症、高血圧症がある。ほかにも喫煙や飲酒が原因の生活習慣病が定義されている。

 生活習慣なので,「やめられない」のが原因である。タバコやお酒は嗜好物なので,やめても生命に影響はない。運動は,適度な量が必要とされているが,その量を超えると身体に負担が掛かって動けなくなる可能性があり,量が足りなければ「運動不足」とされる。しかし,一般にスポーツでは身体への負荷が多い傾向があり、ケガの可能性もある。継続できてしかもケガの可能性が少ない運動は「歩く」ことだが、1日8000歩や1万歩などの目標は、1歩の質にバラツキがあるので、あくまでも目安にすぎない。ただし、通勤や通学という日課がなくなった場合は、意識的に歩く習慣を作る必要があり、習慣化させなければ運動不足ということになる。

 通勤電車を見てみると、肥満症といえる人が多い。電車に乗っている人の50%は肥満症に見える。一方、街中を歩いている老人に肥満症の人はほとんど見かけない。

 若い頃や働き盛りでは、肥満症でも活発に動けるが、歳を取ると病気になったり、早死するのではないかと思うのである。

 結果として、肥満症が原因で進行する糖尿病や各種の内臓がんの治療のために国民医療が使われ、医療費の増加、保健負担の増加という悪循環を招いていると考えられる。

 女性は基本的に他の人の目を気にするので、自分のスタイルには神経質になっている。行き過ぎは問題だが、適切な自制は健康の維持にもつながる。一方で男性は自分の姿には無頓着である半面、太ることは男らしさだと思いこむ傾向がある。

 大きな体格は,闘いには有利に働くことが多い。上背があること,体重があることが,威圧感とともに慣性の法則に従って相手に対するダメージを与え,自分の立ち位置の維持に役立つ。組み合う勝負では有利だし,野球など物を飛ばす競技では,物に運動エネルギーを移すためにも自分の位置エネルギーを維持することが重要になる。

 相手を制圧するという意味では,警察官や警備職なども大きな体格が有利である。また危険任務を伴う消防官自衛官なども,人命救助のためには身体を鍛えるほかに体格も有利に働く。

 一方で,必要なスピードを得るためには,大きな体格が不利に働く。それをカバーするために筋肉を一層鍛え,フォームを無理やり作り上げる必要がある。それがまたケガにつながる可能性を高める。成功を収める人は,本当に限られた一部のスターだけである。

 一般の人にとって,大きな体格が仕事上の交渉を有利に進めるのに有利な場合もある。国のトップ,企業のトップ,そして営業職など,イメージ戦略は重要である。しかし,単なる肥満体と見られると不利に働く危険性がある。しかも,体重オーバーによる骨格や関節,筋肉への負担,それを維持するための取得エネルギーオーバーによるさらなる肥満の加速,そして内臓や循環器系,呼吸器系などの負荷も増える。身体的には多くのリスクを抱えることは疑う余地はないと考える。

 がんは,生活習慣との因果関係のないケースも多いが,肺がんや大腸がんなど生活習慣の結果,発症リスクを高めているケースもある。喫煙と肺がん,肥満と大腸がんや肝臓疾患など,因果関係のあるケースでは,それに応じて習慣病の発症の際の費用負担の増額を採用するとともに,若いころや働き盛りのころの生活習慣について問題がある場合も保険料の増額などを規定することで,生活習慣を改善させ,将来の国の負担を軽減するようにすべきだと考える。

 同じような仕組みは,すでに介護保険で取られている。40歳から健康保険料に組み込まれて支払いが始まるが,65歳以降は健康保険料とは別に市町村に収める形になっている。年齢が進めば介護のリスクが高まるのは当たり前で,それに備えて支払え,ということなのだが,ほぼ介護される年齢に達していても支払い続けることになるとは,なんとも不思議な気持ちになっている。

 “生活習慣病保険”は,肥満などのリスク要因を減らす努力をすれば減額できるのだから,導入すべき仕組みだと考える。「予防医学」の大きな柱なのではないだろうか。