jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ついに来た詐欺電話--とりあえず国際電話拒否,着信圏外拒否をセットしたが不安は募る

「0800」の電話に出ない人が増えている深刻な理由〈2025年度上期2位〉 | DOL人気記事ランキング | ダイヤモンド・オンライン (2025/9/23)という記事が目に留まった。筆者も同様に,最近は携帯電話に掛かる0800からの電話をすべて迷惑電話として取らないことにしている。電話回線の切り替え案内だったり,化粧品のセールスの電話だったりするからである。最初は実際に筆者が契約している通信回線業者からの電話だったのだが,あまりにも登録情報が少なく,細かく尋ねてくるので,適当に誤魔化し,その後は「回線営業」という名前で番号登録して,放置している。

 ところが最近,この記事に相当するような電話が自宅の固定電話に掛かった。「〇〇から荷物配送に関する問い合わせがあります。オペレーターへお繋ぎする場合は[1]を押してください」。自宅への電話であり,荷物の配送に関することなので,思わず[1]を押してオペレーターにつながったところ,筆者名で「不審な荷物が大量に送られている」という内容だった。何が送られているのか聞いたところ,中身は現金らしいという。ここまで聞いて「ひょっとしたら・・・」と思って相手の電話番号と名前を聞いて,受話器を置いた。

 実は,電話応対しながら相手の話した電話番号を検索してみたところ,怪しい可能性のあるフリーダイヤル番号だという検索結果が表示されたからである。

 再び同じ番号に別の関連電話が掛かってくるかもしれないと思い,固定電話から警察の問い合わせ番号「#9110」に掛けたのだが,なかなかつながらなかった。これも途中でオペレーターが入り,地元の警察署の連絡先を教えてくれた。もはや疑心暗鬼で,この地元警察の番号も事前に検索を掛けて,どうやら正しいことを確認して,「生活安全課」に連絡。事情を話した。

 やはり詐欺電話の可能性がある,[1]を押したので相手のブラックリストに載ったかもしれない,などなど散々脅かされた。しばらくしてこの警察の番号から電話が入った。多くの詐欺電話が国際電話経由で掛かる可能性があるので,「国際電話不取扱受付センター」に登録してはどうか,というアドバイスだった。

 確かに,かつては海外出張先から連絡するのに料金のバカ高い国際電話を使っていた。仕事の場合は,オペレーター経由でつなぐコレクトコールで会社側が支払う形で電話を掛けた。そのうち,Skypeの登場で無料でビデオ通話ができるようになり,この流れは日本ではLINEに,海外ではWhatsAppに広がり,複数が参加できるビデオ会議としてのzoom,そしてほぼ標準搭載のGoogle MeetやSkypeを吸収したMicrosoft Teamsとして,当たり前のように使われるようになった。

 そこで,国際電話不取扱受付センターでの登録に踏み切ったのだが,方法としては最寄りの交番か警察署で申し込み用紙を受け取り,必要事項を記入してまた交番か警察署に提出すること,という指示だった。筆者はすぐには動けなかったので,家族に頼んで手続きをしてもらった。話によると半月ぐらいかかるという。ただ,「www.kokusai-teishi.com/ 」がこの国際電話不取扱受付センターのURLとして検索でき,ここからの手続きもオンラインでできる,とある。URLの最後が「.com」なので,とりあえずリンクは張らないことにしたので,自己責任でアクセスしてみてほしい(もはやすべてが疑心暗鬼状態・・・・)。

 さらに,今回の電話が自宅では番号表示がされず「着信圏外」となっていた。そこで,電話側の設定でも「着信圏外拒否」とした。とりあえず,その後の電話は掛かってきていない。

 固定電話への電話は,かつてNTTのイェローダイヤルに登録していたところから使われていたことが考えられる。その後,住所の表記変更があったため,旧表記での問い合わせはこのルートと思われる。今回は荷物の問い合わせで,たしかに氏名の漢字表記は間違いなかったので信じてしまったのだが,そもそも宅配便なら宛先と発送者の名前にフリガナを記入するのが原則になっている。うっかりしていたな,という思いである。

 それなりに気をつけてきただけに,情けない限りである。名前,住所は知られてしまっているので,突然怪しい人物がやって来ないかという心配もある。まだまだ安心はできない。