jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

2025年10月にビールも値上げ--アルコールの選択肢を低価格ハイボールに変更

2025年10月,食料品の値上げが3300品目と,物品の値上げが続いている。為替差損による輸入食材の値上げ,国産食材も輸入飼料や輸入肥料の値上げ,さらに運送に掛かるガソリン代も輸入による値上げ,これに食品会社や運送会社の社員の給与が上がり,人件費も上がり,これらがすべて商品の値上げによって消費者に転嫁される。消費者側の給与が上がったとしても高が知れているし,だいいち大手企業は給与アップされても,9割を占める中小企業は給与アップなど夢のまた夢で,倒産すらしかねない状況にある。

 ニュースでの消費者インタビューを聞くと,夕方の値下がり時まで待つとか,遠くの店まで買いに行くとか,グレードを下げるなど,切実な対応を迫られている。富裕層や多くの政治家などは,消費財の値上げなど気にもならないだろう。まったくやりきれない。自公連立が解消され,政権が大きく変わる可能性も出てきた中で,庶民の気持ちを知る政治家はいるのだろうか。

 さて筆者は成人になって以来,基本はビール派である。独身の1人暮らしをしているときは,頻繁に買い物にも行けないし,ゴミも出したくないという理由で主にウイスキーを愛飲していた。しかし,ウイスキーもどんどん値上がりしていき,2級酒までグレードダウンしたところでウイスキーからビールに転向した。それまでの瓶ビールから手軽な缶ビールに変わり,購入しやすくなったことや,それまでの重厚なラガービールに代わって喉越しスッキリ系ビールが登場した。これを基準に,さまざまなビールを飲み比べするのが楽しくなった。海外に行ったときは各国のビールや地ビールなども楽しみ,改めて日本のビールのクオリティの高さを認識したものだった。

 そのうち,ビールの酒税が高くなり,ビール各社がこれを逃れるために麦芽%を下げた発泡酒に力を入れ始めた。その努力はすさまじく,正直,多くの発泡酒は驚くほどビールテイストで,満足のいく製品ばかりだった。コスパも含めて発泡酒の飲み比べばかりになった。中でも,大麦を使わず,豆を使って作ったビール風の飲料(雑酒に該当)がビールとほとんどテイストが変わらなかったのには衝撃だった。

 そのうち,酒税法の改正で,2020年や2023年にビールの価格が下がった。代わりに2023年の改正では発泡酒の酒税が上がった。これによって,ビールと発泡酒の間の価格差が350ml缶×6本で100円ぐらいしか違わなくなった。別に発泡酒を否定するわけではないが,この税制改正の後,ビールを愛飲するようになっていた。

 ところが2025年10月の食料品値上げの中心は清涼飲料で,その中にビールや発泡酒なども含まれていた。350ml1本150円で飲めていたものが,165円ほどになり,6本セットで1000円を超えるようになると,気軽に楽しめなくなってきた。

 一方,ビールと並行して飲むようになっていたのが焼酎である。いちおう,本格焼酎というジャンルをキープしている。いろいろ試した中で,麦焼酎が筆者には好みである。飲み方はお湯割りかオンザロック。梅やレモンなどの果汁は入れない。本体の味を楽しみたいという気持ちが強いからである。ソーダ割も基本的には刺激が強いため,しない。

 これまで1本目はビールや発泡酒で,2杯目が欲しいときに焼酎のお湯割りというパターンだった。1杯目は炭酸の泡で喉越しを楽しみ,2杯目以降はゆっくりと味を楽しむという流れである。

 しかしビールや発泡酒の値上げで1杯目をどうするかが問題になった。1杯目は,やはり喉越しを楽しみたい。つまり炭酸入りが欲しい。しかし,サワーつまり焼酎(ないしウオッカ)の炭酸割の多くは,レモンやゆず,カボスなどの柑橘類,梅肉などが入っている。確かに350mlで100円前後,安いものだと70円ぐらいで購入できる。ただ,この果物や梅肉入りが,筆者にとって食事前の飲料としてはどうしても好きになれない。

 ならば,焼酎を炭酸水で割って作ればいいと思うのだが,炭酸水は小さいものでもペットボトル500mlある。キャップを開けた瞬間に炭酸の圧が抜け,あとはどんどん炭酸が抜けていってしまう。最初の1杯はよくても,別の日にキャップを開けたときの炭酸の泡の勢いがほとんど失われてしまう。やはり1杯目は缶入りの炭酸系を選びたい。

 スーパーの棚をくまなく探して,行き着いたのがハイボール,つまりウイスキーの炭酸割だった。国産のブランドメーカー品は,缶ビールと同程度の価格になるが,プライベートブランド(PB)で1缶110円という製品を見つけた。

 20歳台でのウイスキーの飲み方は,水割りオンリーだった。オンザロックはきつ過ぎたが,ハイボールウイスキーの味を変えてしまうと思っていたので,試したことがなかった。それから半世紀近く経って本当に久しぶりにウイスキーのあのスモーキーな香りを楽しんでいる。PBハイボールなので,国産ウイスキーと書いてあるものの,元のウイスキーの味は分からないのだが,「とりあえずウイスキー」として楽しんでいる。

 炭酸による喉越しを楽しめる一方,ビールと違ってごくごく飲むことがなく,ゆっくりと楽しんでいる。アルコール度数が,ビールの5%前後に比べて7%と高いこともあり,ゆっくり飲んでいる間に1本目でいい気持ちになってくる。ひょっとしたら酒量制限になるかもしれないと期待したりしている。

 つい先月,健康診断のバリウム検査の結果で「食道に突起状の異変の可能性あり」とされ,その数日後に人生初の胃カメラ検査を受けた。これまでも逃げ回っていたこともあり,鼻から方式でしかも鎮静剤投与という術式で検査をお願いし,まったく意識しない間に検査が終わった。正直,ビールを何十年も飲み続け,また熱いコーヒーやスープ,ラーメンなども気にせずに摂取していたので,食道に異変があってもおかしくないと思っていたのだが,結果は食道,胃,十二指腸のいずれにも目立つ異変は見つからなかった。酒量は少し控えめにしようと思うが,いましばらくはお酒を楽しむことにしている。