筆者のクルマでは,ディスプレイオーディオを設置して以来,スマホに触らなくても勝手に無線リンクして「Yahoo!カーナビ」でマップが表示されるようになった。目的地を設定するのも画面タッチで登録地は選択できる。スマホをオンにすれば,google音声認識で音声で行き先設定ができる。クルマ設置のカーナビの方が先に地図表示されるが,ディスプレイオーディオもサブ的に表示して,最新のマップでのナビを確認できるようになっている。ちなみに,肝心のオーディオ機能は,ほとんど使っていない。
ここのところずっと,ディスプレイオーディオで表示できるマップやナビを評価してきた。地図の見やすさや,運転中に求める情報がどう表示されるか,google音声認識との相性はどうか,などを見てきた。Yahoo!カーナビを使っているのは,地図として比較的コントラストが高く,交差する道の情報などを認識しやすいとの理由なのだが,車載の古い(2000年製)DVDナビ(Panasonic STRADA)の地図表示に慣れているせいか,まだまだどのマップも「いまひとつ」という感覚から抜け出せない。
「googleマップ」,「Yahoo!マップ」と並んで,無料・ディスプレイオーディオ対応という意味で最近よく評価されているのが,トヨタ自動車の「moviLink」なのだが,地図のコントラストが低いこと,文字が細くて認識しにくいことなど,直感的に視認しにくいという印象を持っていた。
これに変わって最近評価がさらに高まっているのが,パイオニアの「COCCHi」である。筆者の認識では,Panasonicのカーナビの地図とはまた違った雰囲気での視認性の高さを感じた。その最大の理由が,「交差点名」の明確な表示である。
多くのカーナビソフトでは,建物なのの施設名も交差点名も地図上に文字だけを載せて表示するので,チラ見したときに認識しにくい。文字を大きくすると今度は道路が見にくくなる。「COCCHi」では,交差点名が特別に枠囲いされ,文字の背景にも薄い赤を敷き,さらに書体も太めのゴシック体で表示される。自車の矢形三角表示とその先にある交差点名表示を認識するだけで,正しい方向に向かっていることが即座に認識できる。運転者にとってカーナビに求められる情報提示の1つの正しい方法だと思う。
これまでも,実は「COCCHi」はスマホにインストールして,ディスプレイオーディオとの接続を確認したりしていた。ただ,ディスプレイオーディオ上でナビ表示するにはサブスク契約が必要だったため,利用していなかった。
自分の知らない場所に行く際にナビを使うのだが,どれ1つとして同じ経路を提示しないことはこれまでも経験している。「googleマップ」も相変わらず最短距離でしか経路表示をしないらしい。そこで,スマホ用カーナビも併用して,最新地図でのナビと比較しながら経路選択をするようになった。クルマ設置の古いDVDナビ,ディスプレイオーディオでの「Yahoo!カーナビ」,そしてスマホ上でもう1つのナビアプリを動かす,という3面作戦である。
スマホ上で表示させるアプリとして,複数箇所を順番に巡る設定が容易な「Locus Map」を設定し(Locus Map--久々のクリーンヒットな地図・ナビアプリに出会う - jeyseni's diary 2025/10/27),夜間走行用に「sideways」を設定して利用している(sideways--ラリーのコドライバーみたいな指示をしてくれるアプリ。雨の日や夜間、首都高に最適かも - jeyseni's diary 2025/6/10)。夜間走行ではさらに,Macrodroidを使って10秒ごとに現在速度の読み上げを行って速度超過しないように気をつけている。ここに今後,「COCCHi」を標準装備し,普通のカーナビとして使うことを現時点では考えている。
ディスプレイオーディオがAndroidAudioで,ODB2から車速などのクルマ情報を取得できるモデルの場合,「COCCHi」でも車速や磁気センサーなどの情報を使って,たとえば長いトンネルでGPS情報が取れなくても正しくナビができる機能があるようである。無料登録ではディスプレイオーディオに繋げられないのでこの機能の評価はできない。本来なら,古いDVDナビを外してディスプレイオーディオにするつもりだったのだが,配線が古い,ディスプレイオーディオそのものの不具合,そして車速情報が取れない車種,ということもあり,元のDVDナビが現在も主力マップである。筆者の場合,「次のクルマ」の選択はおそらくなく,今のクルマを乗り潰す予定なので,ここまでが評価の限界かな,というところである。有料アプリである「NAVITIME」がますます多彩な機能を盛り込んでいることは評価したい。ただ,地図表示では「COCCHi」に軍配を上げたいと思っている。あくまでも個人の感想である。