jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

デジタルミラーの死角への疑問--明るさ,見やすさは評価するものの,導入は慎重に

クルマの後方カメラの映像を,ルームミラーの位置に取り付けたディスプレイに映し出すデジタルミラー。後方カメラの映像なので,雨の影響を受けにくく,夜間でも非常にクリアな後方映像を見ることができる。後方車のハイビームライトの影響を受けにくく,後方の状況をより鮮明に捉えることができる。鏡式の従来のルームミラーでは確認しにくい後方車の運転者の顔もはっきり映るほどである。映像の倍率を変えたり,角度を変えたりして,後方の地面を映すこともできる。バック時の確認にも役立つ

 クルマに標準で取り付けてあるルームミラーは一般に小さめで,リアウインドウの範囲をカバーしている。したがってデジタルミラーが映し出す範囲の方がむしろ広く設定できる。しかし,筆者の場合は,標準のルームミラーの映し出す範囲が狭いと従来から思っており,ワイドタイプのルームミラーを標準ルームミラーの上に重ねて取り付けてある。これだと,後方だけでなく,自車の左右後方のある程度の範囲までルームミラーでカバーすることができる。後方だけでなく,隣の車線の後方のクルマの動きも知ることができ,車線変更時の安全確保ができていると思っている。

 左右の車線の他車の動きなら,左右のドアミラー(ないしフェンダーミラー)で確認できるのだが,ワイドルームミラーでまず後方全体の状況を捉えることが重要だと思っている。複数のミラーの情報を組み合わせて判断するのは,瞬時には難しいからである。

 ということで,筆者はデジタルミラーについては導入を控えている。ほかの理由として,万一,電源が入らないなどの理由で画面が映らない状況になったときの代替策がないからである。

 このデジタルミラーの左右の死角をカバーするために,別のカメラの映像をデジタルミラーの横に小ディスプレイを付ける製品も販売されている。これを使うかどうかは,ユーザーの判断だと思う。さらに,デジタルミラーの半分をナビ画面として使うディスプレイオーディオ機能内蔵の製品も登場している。後方ミラーのサイズがさらに小さくなってしまうので,筆者としては疑問を持っている。

 後方映像については,記録としてはドライブレコーダーを別途取り付けるのが望ましいと思う。あくまでも補助的に使うべきかなと思うのである。

 もちろん,使い慣れてしまえば,複数の映像から周囲の状況を判断して安全を確保することはできるだろう。利用者を否定するわけではないが,死角をより少なくする映像の利用を考えるべきだろう。ただし将来的には,さらに多くのカメラを利用して,能動的に安全側にクルマをコントロールするような安全装置も開発されるだろうが,「自分の視覚」をもっと信頼する訓練も必要かと思われる。