jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

2026年初のトランプ大統領の行動は“弱いものイジメ”の感--軍事力の有無が行動の対象になっている

2026年初にアメリカのトランプ大統領は,ベネズエラに軍事行動を起こし,マドゥロ大統領夫妻を拉致してアメリカに搬送,即刻裁判も行われた(2026/1/3)。続く1/6にはデンマーク自治グリーンランドを獲得することを宣言した。

 筆者は,ベネズエラ空爆はまずかったと思われる--日本がコメントを出せないのも問題【追記】 - jeyseni's diary (2026/1/4)とコメントした。軍事力による行動が,ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルによるガザ侵攻を正当化してしまうという印象を受けたからである。

 同じ軍事力を使うのなら,ウクライナ紛争の当事者であるロシアのプーチン大統領を拘束すれば,ある意味で問題は一気に解決した。紛争勃発時,ロシアにとってはウクライナがこれほどの抵抗をする力がないと踏んで攻撃したのかもしれない。紛争が長引いてしまっているのは,ウクライナ自身の軍事力が予想外に大きかったことと,隣接するヨーロッパのNATOという後ろ盾があったからだろう。ベネズエラにも軍隊があるが,おそらく軍事力には圧倒的な差があり,急襲に抵抗できなかった。

 同様に,グリーンランドに対する領有宣言も,ここに宣言をしても文句は言われても誰も実力で手出しできないだろうと踏んでいるのではないか,という思い上がりが見え隠れするように感じる。アメリカの強い軍事力・経済力を背景に“弱いものイジメ”をしているようにも見えるのである。

 中国が台湾に対してチョッカイを出しているが,台湾軍の実力とその背後にあるアメリカ軍のことを考えると直接手出しはできない状況にある。北朝鮮が日本に対してミサイルを発射して威嚇(2026/1/4)しているが,日本の背後にアメリカの姿が見えている間は手出しはしないはずだが,トランプ大統領の視点が南米や北ヨーロッパにまで拡散している現在,反米勢力が一斉に行動を起こせば世界一を誇るアメリカ軍ですらすべての軍事行動を抑えることはできなくなる。そして一発を見舞われた日本は,ベネズエラと同様に何の手も出せないまま,消えてしまう可能性を否定できない。

 正直言って,日本は戦後の平和宣言によって軍事力はゼロに等しい。防衛力ですら怪しい。残念ながら台湾有事があったとしても同盟地域である台湾を守ることも加勢することもできない。そんなことをしていては日本の防衛が手薄になるだけである。ましてや,相手からの武力攻撃を排除するための「反撃能力」(旧称:敵基地攻撃能力)を行使したとしても,次の瞬間,殲滅されてしまうのは目に見えている。後方にアメリカが付いている,という甘い考えは,かつて世界第2位の経済大国であった日本に対しての社交辞令であり,現在はアメリカからは何の期待もされていない日本にとっては,漠然とした夢みたいなものである。

 日本がアメリカ車を買わないと言ってトランプ大統領は24%の関税を掛けると宣言した。それほど苛立っているのである。同盟国とは思われていないと,そろそろ目を覚ました方がいい。自衛隊の活動範囲を日本国内に制限するとともに,反撃能力はなくし,防衛能力に徹する,と宣言すべきではないだろうか。北朝鮮からのミサイル発射すら,アメリカと韓国の情報に頼っていたり,せっかく東北地方に配備した無人偵察機トマホークがまったく稼働していないような防衛能力では,一瞬で日本は消え去ってしまう。

 ドローン攻撃,ネット攻撃,そしてロボット軍団と,戦いの方法は変わっている。迎撃ミサイルは必要だが,その他の守りの装備と自動化に舵を切らなければならない段階にあると感じた年初である。