jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ついにソニーもテレビ部門を身売り--ゲーム,映画,音楽という無形のエンタメと,金融,保険の企業になるのは耐えられない

ソニーが決断した「“ブラビア”テレビ事業の分離」は単純な“日本家電の敗北”ではない…中国TCLと組む納得の理由 | Business Insider Japan 2026/1/21は,ソニーがテレビ部門を中国のTCLとの合弁会社に移すという報道に対する1つの見方である。

 筆者はこれまでも,シャープやパナソニックの家電事業撤退について残念な気持ちを表明しているし,今回の発表に先立って東芝がテレビ部門を中国のハイセンスに売却したことを知って愕然としている。ブランド名REGZAも手放したとは驚きである。ソニーの場合は,合弁会社での製造に加えてソニーブラビアのブランドは継続するという。

 それにしても,液晶のシャープ,プラズマのパナソニック,そして有機ELソニーと,いずれも最先端ディスプレイ技術を発信してきた日本メーカーが,総崩れになっている実態を見過ごすことができない。というのも,モノづくりは雇用を呼び,日本国内でGDPが固定されるが,ゲーム,映画,音楽などのエンタメ分野は,雇用が国内にとどまらず,世界中の人々が参加する形になるため,日本のGDPには貢献しなくなるからである。

 もっとも,日本人がブルー・ワークを敬遠する傾向にあり,工業,農業,そして看護・介護の担い手として海外からの人件費の低い労働者を受け入れる傾向にある。彼らはいわば出稼ぎであり,収入は半分は海外に戻されてしまう。日本国内でモノづくりがキープされたとしても,経済へのプラスの影響は限定されている。

 さらに,一部の日本の若者が会社勤めのホワイト・ワークではなく,個人のインターネット・ワークでしかもマネー・ワークに傾いてフィーチャーされていることで,「将来はYoutuber」からおそらくデイトレーダーへの道が目標の真ん中に見えるようになっていると思われる。現実にはホワイト・ワークで会社勤めをせざるを得ず,やる気も湧かず,したがって生産性がさらに下がるという悪循環に陥ると思われる。

 創造力を発揮できるモノづくりが,もはや行き着くところまで来た感がある。テレビやディスプレイもおそらく人間の目の解像度を超えてしまっているので,付加価値を付けられない。スマートフォンも,二つ折り,三つ折りが登場したが,おそらく主流にはならないと筆者は思っている。ARグラスも,Appleがゴーグル型のApple Vision Proで行き着くところを示し,メガネ型で中国メーカーがしのぎを削って開発を進めているが,こちらもメジャーにはならないと思う。電気自動車(EV)も,もう1段階の電池革命がなければ,今のリチウムイオン電池では危険なゴミの山を築くだけになってしまう。

 かつて,原子力発電が華やかに登場したとき,核廃棄物をロケットに載せて打ち上げ,太陽にぶち込んで廃棄する,というアイディアがまことしやかに語られていた。しかし,核廃棄物は増え続け,処理できずに地上に残り続けている。

 民間を含めて宇宙ビジネスが盛んになり,日本を含めて世界中でロケットの開発が進められている。1つは宇宙空間への旅行ビジネスで儲けようという動き,もう1つは月や火星に移住しようという動きである。

 ロケットの燃料は,液体水素と液体酸素が主力で,これを燃焼しても二酸化炭素は増えない。しかし,固体燃料は二酸化炭素を大量に排出する。ただ,ごく一握りの人間を載せて楽しませたり生き延びさせようとしたりするのは,ノアの方舟程度の意味しかない。それならば,地球で不要になった核廃棄物を宇宙空間に廃棄するためにロケットを使った方がエネルギー収支としては有利になる。ただし,核廃棄物を積んだまま墜落することは許されないので,100%の信頼性のシステムを構築すべきだろう。ロケットよりも「軌道エレベーター」といった仕組みの方が優れていると思われる。

 原子力発電所廃炉も続々と続いているが,廃棄された部材の行き先がない。個人的には,人がいない場所をどこかの国が提供してほしいと思っている。それは地球のためである。

 たとえばアメリカが手を挙げてほしい。移民を排斥し,自国の経済を守ろうという姿勢があるのなら,逆に核廃棄物を受け入れ,その分の費用を各国から受けてビジネスを成立させればいいのではないかと思う。その他,中国,ロシアも可能性があるし,オーストラリアも可能性はある。現在,アメリカが領有の標的にしているグリーンランドも,可能性はある。その他,南米の熱帯雨林やアフリカの砂漠なども可能性がある。

 その体制が整った上で,原子力エネルギーを有効活用し,さらに新しい水素エネルギーなども日本はもっと積極的に開発すべきだろう。地球環境を汚さない再生可能エネルギーを潤沢に作って活用し,世界に食糧を潤沢に供給するために,自動化を進めた植物工場や陸上養殖などを進める国に変貌すべきだと思っている。

 自動化,パソコン,ヒューマノイドロボットなどでも先端を走っていたソニーには,眼の前の利益だけを追及するためにエンタメに逃げてほしくないと筆者は思っている。