第51回衆議院議員総選挙が始まった日本。現在の政党数は9である。これに対してアメリカは2大政党制で,民主党(リベラル・中道左派)と 共和党(保守・中道右派)が拮抗している。このため,安定と改革が交互に進むことで,時代に即した政治が実現するように見える。
日本は八百万(やおよろず)の神の伝統か,議論百出すれどまとまらず,お山の大将になりたい人が次々と新しい政党を名乗って登場する。
かつては自由党と社会党の基本二大政党型だった。それぞれ、後継者を育ててきたと思う。今の多党制では党首ばかりで後継者が育たない。結局は与党に組する以外に政権を取る方法がない。
今回,中道改革連合という新しい集まりができた。しかし,従来の2党の合従連衡なので新鮮味がない。国のリーダーとしての顔が見えないのである。
そういう意味では,自由民主党の党首への選抜から総理大臣となった高市早苗氏は,いわゆる派閥の長ではなく,自民党の中で選出されたという意味で,これまでの首相とは一線を画しているところが,国民から個人としての支持を集めているように見える。
おそらく今回の選挙では,自民党が圧勝するのだろうが,筆者としてはどうせなら高市党を再編成してほしい。ちょうど,東京都で都民ファースト党でメンバーを集めた小池百合子氏のような感じである。参政党の神谷宗幣氏も,新しいチームを作っていると見える。
逆に既存政党の若手も,政党の力というよりも政策論争で賛同できる人のもとに集まり,その政策を推し進めるトップの道を目指してもらいたいものである。
そういう意味では,党名で立つのではなく,自分の名前で立ち,左右どちらの政策を目指すのかを主張し,当選後にそれぞれの仲間と集まるような流れがあってもいいような気がする。
今回の選挙でも,言っていることはすべての党が同じにしか聞こえない。政策の数字の切り方の違いでしかない。ならば集まって強力に推進すればいい。
政策や考え方が違うとすれば,「モノづくり党」や「教育党」など特色のある党が生まれた方がいいと思う。そうすれば,政権党と特色党が組んで連立政権を立てればいい。