Looks like Samsung doesn't want to sell the Galaxy Z TriFold anymore - SamMobile - SamMobile (Galaxy Z TriFold、販売終了へ。次世代機の予定もなし、らしい | ゴリミー 2026/3/17)。Samsung社が,三つ折りスマホの開発・販売を終了するらしいというニュースである。
二つ折りスマホは,日本や韓国のスマホメーカーが先行して開発してきたが,一気に量産して市場投入したのは中国メーカーだったと記憶している。しかも,思った以上に低価格で実現した。韓国メーカーとしては,フレキシブルな有機ELパネルの開発で先行していただけに,二つ折りスマホの実現に先行していたつもりだったが,中国大手に先を越されてしまったという思いがあったのではないか。さらにその上を行く三つ折りスマホを市場投入してきた。
二つ折りスマホにしても,当初からその折り目の耐久性についての疑問があった。動画でも,折り目の画像が映らなくなったといった投稿が見られた。おそらく,過剰なテストをした結果を示したもので,通常使いではたとえば2年といった使用期間中に不具合は出ることはないだろう。
二つ折り画面を開くとタブレットのように大きな画面が使える,というのが二つ折りスマホのうたい文句なのだが,筆者は正直言ってそのような需要がどれほどあるのかという疑問を持っている。二つ折りでもあまり分厚くならないようにするためには,広げたときの薄さが必要になる。その分,強度も落ちてしまう。繰り返す開閉動作に対する不安もある。狭い人間関係だが,筆者の周囲で二つ折りスマホを持っている人に出会ったことはない。三つ折りになれば,さらに大きな画面になるが,より薄く軽く作る必要がある。それなら,スマホとタブレットを持ち歩けばいいかもという気もしていた。
現在のスマホのポイントは,AIの搭載だろう。同時翻訳機の代わりに使ったりできる。そうすると,インタフェースとして音声の利用が現実的になってきて,画面の大きさという魅力は薄くなっているかもしれない。
スマホの次のIT機器としてARメガネの開発競争が盛んになっている。音声を認識し,AIで情報を処理し,メガネ上に文字で表示したり音声で答えたりできるモデルが登場してきた。さらにスマートウオッチもAIの利用で機能が向上してくる。パソコンはキーボード入力という確実な方法で今後も使われるだろうが,タッチキーボードという使いにくいインタフェースを持ったスマホやタブレットは,今後は音声入力とAI処理が主流になると考えられ,その形がメガネや時計,さらに指輪などに小型化して行く可能性もある。
筆者は,ARメガネに1つの期待をしているが,個人的にはメガネを着け続けるのは勘弁してほしいと思っている。身に着けるものを最小限にしたいので,すでに腕時計も使っていない。今のところ,身に着けていてほとんど意識しないのが,イヤカフ型のBluetoorhイヤホンである。マイク機能を使って音声でやり取りすることで,さまざまな機能が使える段階が来るだろうと考える。そうすると,ディスプレイとしてはスマホぐらいがちょうどいい大きさかなという気がする。
Samsungの三つ折りスマホが販売終了となったことは,いよいよスマホに代わる次の世代のIT機器が主力に躍り出る段階に来たかなという期待を持って見守りたい。