岩手県の山火事が収まらない。広範囲に広がったため、一度消火してもまた再燃することも影響している。
空からのヘリコプターによる水の投下と地上からのホース散水による人海戦術をもってしても、おそらく消えたと思ってもまた再燃し、そこを消火している間に新しい場所に燃え広がってしまうということの繰り返しなのだと思われる。
ヘリコプターからの散水があまりにも単発的で、効果が薄いように思える。その代替案について考えてみた。
以前の提案は防火帯を強制的に作ることである(火災に江戸時代の知恵「破壊消火」--山火事では防火帯を素早く作る重機の装備を - jeyseni's diary 2025/3/1)。所有者へは事後承諾で補償すればいい。しかし,こうあちこちで同時に山火事が発生しては,機動力に問題がある。
2番目は、航空機による絨毯爆撃である。水の入ったカプセルを広範囲に投下する。戦争の時の焼夷弾の投下と逆の発想である。
そして3番目としての提案が、「ドローン群による水カプセル投下」である。
5000機ほどのドローン群を組織し、連続的に水を投下する。赤外線センサーで自動的に火元を狙わせるのである。
もちろん,個別のドローンを操縦する方法ではなく,プログラムで自動操縦させる必要があるのだが,この辺りはもうすでにエンタテインメント飛行を企画した企業が参入すれば簡単なことではないだろうか。正直,しょうもないパターン演技ばかりするよりもよほど役に立つと思うのである。
山火事の「鎮圧」「鎮火」(鎮圧と鎮火--業界専門用語では違いが分かりにくく,一般報道では使用を避けるべき(「鎮静化」「鎮火」の使用を提案) - jeyseni's diary 2025/3/30)が,最終的には「雨たのみ」になっている。広範囲に連続的に水分が補給されることで,延焼が防げるからだと思われる。そこでヘリや地上部隊による局所的な放水だけでなく,広範囲に少しずつでもいいから水を撒く方法として,現在使える技術としてのドローン群を提案したいのである。
ちなみに,水を入れるカプセルは,できればバイオプラスチックの袋が望ましい。普通のビニール袋でもいいが,あとで回収する手間が掛かるからである。
搭載重量1kgぐらいの業務用ドローン群は,こうした山火事だけでなく,通常火災の消火にも役立つのではないかと考える。緊急事態なので,通常の飛行禁止区域での使用を許可して使用すべきだろう。