2026年4月からの新年度テレビ番組編成で,NHKニュースの中でのお天気キャスターが,屋外とスタジオで男性・女性が入れ替わる日があるようになった。これまでは,屋外からのレポートは女性の天気予報士が担当し,スタジオでモニターを使った天気解説には男性の天気予報士が担当する,というスタイルが普通に行われていた。
年齢からすると,女性の天気予報士の方が相対的に若く,男性の天気予報士はベテランと相場が決まっていたように思える。屋外からのレポートでは,晴天だけでなく,雨や風の中での放送も多く,大変だなと思うことも多かった。それを伝えるのが若い女性の天気予報士で,それを受けてスタジオでデータを使って解説するのが男性の天気予報士,ということに,あまり不思議な感じは覚えなかった。
これが逆転して,屋外がベテランの男性予報士,スタジオ内が若い女性予報士というスタイルになり,新鮮な印象だった。ベテラン男性予報士のコメントでも,「初めて屋外からレポートします」と本人も新鮮だったようである。
さて,これまでこの放送パターンが当たり前だと思っていた筆者にも,何となく「現地レポートは若いスタッフ,データ解説はベテラン」というステレオタイプな感覚があったことを思い知った。そういえば,解説委員として女性が専門的な解説をした場合も,すごいな,と思ってきたのを思い出す。
今は,そんな時代じゃないんだなと,再認識したのだが,このパターンの変化はNHK内部での改革なのか,それとも外部からの指摘なのか,その辺りが気になるところである。