スマホの長さ測定アプリがすべてサブスクの不思議--基本的な測定アルゴリズムが共通なのだろうか - jeyseni's diary (2026/5/15)と書いて,その後もいろいろなユーティリティーアプリを試している。筆者は,パソコン時代から一般のプログラマーが開発してアップしているフリーウエア,シェアウエアが大好きで,自分ではプログラムができないので,何かしたいことがあるとVectorというフリーウエア紹介サイトを訪れて,ダウンロードしては試してきた。日本にない場合,海外のサイトからダウンロードして使うときもある。
その中には,仕事を遂行する上で筆者にとっては欠かせないものも多く含まれている。昨今,コンプライアンスが厳しくなり,業務用のパソコンに勝手にソフトを入れて使うことが難しくなってきた。いちいちシステム部にお伺いを立てて,確認してもらった後に,上長の許諾を得なければならない。何とも面倒な時代になってしまった。
その点でスマートフォンは個人の情報端末なので,基本的にすべて個人の自己責任で管理できる。思いついたときにgoogle playを検索すれば,そこにほとんどのユーティリティーアプリを見つけることができる。
ところが,パソコン用のユーティリティーフリーウエアと違い,google playは「無国籍」なことと,インストール直後の広告連動の無秩序さがエスカレートしていることにそろそろ怒りすら覚えるようになったことをお伝えしたい。
パソコン用フリーウエアを提供しているVectorは,ほとんどが日本人がプログラムしたソフトで占められている。パソコンで仕事に使う海外製ソフトも,ほとんどは日本語化され,さらに日本法人が管理運営している。パッケージ版もダウンロード版も,日本語マニュアルやヘルプが充実しており,使い方に困ることはまずない。かつては動画編集ソフトで海外製を使う必要があり,使い方に難儀したものだが,現在のメジャーソフトは日本語対応である。
各企業の窓口は,Webブラウザ経由で企業のホームページに接続し,そこでWebブラウザの機能の範囲でプレゼンされる。ここでも,ポップアップ広告などやや迷惑な表現を目にすることが多くなったが,基本的にはお気に入りのWebブラウザが決まればURLをお気に入りに登録さえしておけば,開き方はブラウザ経由で整理される。
一方,スマホでのアプローチは,すべて個別のアプリになる。マイナンバー関連もそうだし,金融機関,個々の店舗なども,個別にアプリをダウンロードしてインストールしなければならない。Webブラウザ経由でもできないことはないが,多くの場合,パソコン用の画面が開き,横スクロールや部分拡大などをしないと使えなかったりする。個別のスマホアプリを使うしかない。
こうしたアプリを山のようにインストールするのにもgoogle play経由となることがほとんどである。そこには,カテゴリー別にアプリやユーティリティーが整理されているのだが,世界中のあらゆるプログラマーが作成したアプリが掲載されている。まさに「無国籍」状態である。
面白そうだと思ってアクセスしたら,アラビア語やハングルのアプリだったりする。中国製のアプリも多いが,巧妙に日本語化されていたりする。スペイン系,ドイツ系,ロシア系など,一目で分かるもの,分からないものが混在する。
唯一,ガマンしてでも使えそうな英語版アプリでも,最近多くなっているのが「動画広告」の組み込み方の見にくさ(いや醜さ)である。
パソコンのWebブラウザでも,Javaスクリプトなどによって広告がポップアップされるなどでイラつくことはあったが,スマホアプリの動画広告は,全編を数分にわたって見終わらないと終了ボタンを表示しないなど,完全に操作をハッキングしたものがほとんどになっている。特に海外製アプリでは甚だしい。しかも,音声・音楽付きなので,音が突然再生されて迷惑になる。しかも,1度ならずも,操作を続けるたびにまた再生されるアプリもある。おそらく,いいプログラムなのだろうと思うのだが,登録あるいは購入するまでは広告は消さない,という頑固なアプリも多い。そこでは残念ながら即刻アンインストールとなってしまう。
特に,物販への誘導や,投資などへの誘導など,詐欺に近い広告が増えている。ちなみに,筆者も多用しているAmazonも無国籍だが,書籍(洋書)以外の出どころは日本以外はほぼ中国で,発送日程を見れば日本の配送センターからの出庫か,中国本土からの輸出かはある程度判断できる。
広告を再生している間は,時間をハッキングされているのを感じるし,正直いえば同じ手法でウイルスをインストールすることもできることを考えると,厄介だなと思う。パソコン向けだとそうしたウイルスを使って業務妨害したり,企業の持つ個人情報を盗んだりすることが目的のことが多いが,スマホ向けだと闇バイトやロマンス詐欺など,個人攻撃に使われてしまうことが多いように思える。
メールやSNS,そして電話を使った詐欺手法とアプリの広告手法を一緒にされては迷惑かもしれないが,手口の巧妙さがエスカレートしているのを危惧している。ここに生成AIを使ったフェイク動画なども加わってくると,もはや何を信頼すればいいのか,まったく分からなくなってくる。
アプリの評価サイトも,おそらくアプリ側に忖度しており,余計なコメントを加えることはないのだろう。パソコン向けだと,辛口の評論家が存在しており,そのコメントは結構信頼を置いていたが,スマホアプリを正当の評価している評論家は存在していないように思える。Youtubeで忖度なく紹介しているケースもたまに見かけるが,結局のところ,メーカー(プログラマー)側からの提供があったりするのだろう。まともなメディアもなくなっている現在,本当に欲しい機能はある程度自分でスクリプトで開発するしかないのかもしれないと思っている。ちなみに,筆者は忖度はしていないし,Macrodroidを使った自作スクリプトは,改良を加えながら使い続けていることはお伝えしたい。