jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

カップルのマスク着用率は圧倒的に女性--相手や周囲への気遣いと思われる

筆者がこのブログを続けてきた1つの原動力になったのが,2020年の新型コロナウイルス感染拡大だった。毎週,厚生労働省から発表される全国の医療機関からの感染者数報告を取得し,独自にグラフ化してアップしてきた。拡大が懸念される都道府県を色分けし,地理的な傾向も分析したりした。

 さすがに官僚の仕事とみえて,この厚労省発表はその後も続いている(新型コロナウイルス感染症に関する報道発表資料(発生状況)2026年|厚生労働省)。最新の資料は,https://www.mhlw.go.jp/content/001702682.pdf。これによると,この1週間の全国拠点医療機関の患者発生数は1395人となっている。恥ずかしながら,これを実際の医療機関に展開するのに掛ける係数を忘れてしまった。解熱剤だけで様子見するという対症療法で何とか対策できることで済ませられてきているが,まだまだ感染者はゼロにはなっていないことが分かる。重症化から死に至る数字は,現時点で見ていないが,これもゼロではないだろう。

 感染症としてのインフルエンザの季節は終わっており,話題としてのハンタウイルスも多国籍の乗客がいたクルーズ船での発症ということで世界中にニュースが広がったが,こちらは空気感染はしないようで,新型コロナウイルスのような騒ぎにはなっていない。

 一方で厄介なのが,はしかウイルスである。日本では基本的に感染はなくなったが,海外からの持ち込みと見られる感染が各地で見られている。はしかウイルスは空気感染するため,人混みなどでも感染拡大が懸念されている。

 こうした感染症の話題とともに,花粉症アレルギーも引き続き拡大しているのか,5月に真夏日を迎えるといった異常な暑さになった2026年現在でも,街中や電車内でマスクを着用している人は少なくない。相変わらず,症状があって咳き込む人が,マスクを着用しているケースは少ない。また大声で話をしている人がマスクをしているこtもまずない。マスクマナーは身に付いていない。一方で,飛沫を少しでも吸い込まないようにとの配慮だろうか,マスクを着用する人の数は,新型コロナ以前と比べると明らかに多い。

 電車内のように,基本的に個人単位の場合は,女性であれ男性であれ,マスクを着用している人は付けているし,着用しない人は付けていない,といったイメージで,それほど男女の間に着用数に差があるようには見えない。一方,男女のカップルの場合,多くの場合は女性はマスクを着用しているのに男性がマスクなし,という状況が圧倒的に多く思える。

 筆者は,マスクによって砂ホコリやその他の微粒子をなるべく吸い込まないようにというところからスタートして2002年から外出時のマスク着用を励行している。マスク着用にあたって,「男で良かった」と思うのは,外見を気にする必要がないばかりでなく,化粧をしないからである。その点,女性は何らかの化粧をすることが基本なので,顔に密着するマスクの着用は難儀だろうなといつも思っている。もっとも,男性の場合はヒゲが伸びているとマスクの内側が毛羽立ってきて不快になる。この辺りは,マスクインナーカバーで顔と離すことで解決はできる。

 男女カップルの場合,普通に会話するだろう。このときのマスク着用は,話すときの唾液飛沫の相手への拡散を防ぐ,というのが大義名分である。しかし逆に,相手の唾液飛沫を防ぐ効果も大きい。女性のマスク着用はどちらの意味が強いのだろうか。

 コロナ禍に制作されたドラマを視る機会があり,そこでは出演者がすべてマスクを着用している。主演俳優であろうとマスク越しに会話をしている。顔の表情も半分は隠れてしまう。大変な時期だったことが伺える。親密な関係であればあるほど,相手の表情を見ながら話すことは大切だと思うのだが,女性の電車内マスクは,マナーなのか,あるいは相手とのちょっとした距離感なのか,読めないところがある。

 イラン紛争が長引き,ホルムズ海峡が封鎖されて,原油供給に支障が出るとの憶測から,石油価格も石油を原料とするナフサ,それを使って作られるプラスチック製品の価格が上昇している。不織布マスクもポリプロピレン(PP)やポリエステル(PET)のナフサ関連製品である。医療用資材の品不足と併せて,マスクにも影響が出てくる可能性がある(身近な日用品は原油・ナフサに通ず 石油化学製品、8割が中東依存 - 日本経済新聞)。

 現時点では,感染症として注意する必要があるのは,はしかだろう。しかし新型コロナもまだくすぶった状態にある。かつての大流行の時期と違って,毎日新しいマスクに変えるほどの潔癖さは必要なくなったのではないかと思う。少し大事に使うような工夫もした方がいいかもしれない。

 それにしても,政府発表の「石油もナフサも代替ルートで年内の供給の確保にメドが立った」というのは本当なのか,という懸念が,売り惜しみ,元売りの在庫確保につながっており,そこで価格が高騰するという現象を起こしているのではないかと考える。便乗値上げも行われているだろう。結局そのツケを払わされるのは一般市民であり,企業は儲け主義で利益確保に走っているのではないかと推測する。そこには談合もあるだろう。売るものがなくなったら,その時点で商売停止になってしまうからである。

 結局,新型コロナ禍による景気減退で,日本はさらに衰退していったのだろう。今,議論すべき重要事項は,憲法改正や皇室継承といった内向きの話題だけなのか,という疑問も湧いてくる。国の経済を支えるエネルギー,資源,そして食糧に,早く議論が移るのを期待したい。