日本各地で,樹木の倒木が相次いでいる。その多くは,戦後の高度経済成長期の道路整備事業の中で植えられたものだと思われる。約50年が経過し,さまざまな建設インフラとともに一斉に寿命を迎えつつある。
街路樹も同様で,ケヤキ並木やイチョウ並木など,観光の名所となっている一方で,昨今の極端な天候,特に強い風の影響で,枝が折れたり,幹が根こそぎ倒れたりしている。
樹木の寿命は,本来なら数百年も生き続けることができる。成長を続け,大きくなり続けるのである。条件が良ければ,屋久島の千年杉など,いくらでも巨大化できる。
しかし,巨大化するためには,その身体を支える根も巨大化と広大化が必要である。自然の中なら,根を大きく張り,巨体を支えることができる。
ところが,日本の街路樹は周囲を囲われ,根を張ろうにも舗装が邪魔をしている。それでも,その舗装を押し上げてでも根を張ろうとして,歩道がデコボコになっていることも多い。しかし,樹木本体は成長を続けるから,根張りが間に合わなくなる。そこに大風が吹けば,根こそぎ倒れる危険性が高まっている。
自転車という「車両」が原則である「車道走行」を明確化し,違反者に「青切符」を切るという暴挙が実施されて3ヶ月が経つ。その間,クルマを運転していて気がついたのだが,自転車が車道と歩道の間を出たり入ったりする状況で,歩道にある街路樹はもちろんのこと,ツツジなどの低木の茂みが目隠しになって,自転車が突然,車道に出てくる,という場面に何度か出くわした。一定方向に走っているバイクや電動キックボードは動きを予測できるが,歩道と車道を行ったり来たりする自転車の動きは読みづらい。これはさらに危険な状況だと思ったのである。
街路樹も寿命,低木茂みは目隠しで危険,ということなので,以前に提案しているとおり,街路樹を取り払って二輪レーンにすることが現実的ではないだろうか(自転車の新ルールに疑問(個人的な意見です)--この際,街路樹を取り除いて自転車レーンを高速/低速の2レーン分確保する案を提言 - jeyseni's diary 2023/2/15)。