リュックの「前背負い」が迷惑なことについて,「このブログで何度も書いている」という言葉も繰り返し書いている(他人の顔にモノが近いことを何とも感じない--スマホ、リュック、傘、トートバッグ、そしてヒジ - jeyseni's diary 2025/4/18)。言葉そのものもおかしいので,今回は「前抱え」という表現にしてみた。「肩ひもを肩から外して身体の前で両手で抱える」という意味だと思うのだが,単に身体の前に「背負う」だけといいように解釈している人がほとんどである。
混んだ車内では,後ろ背負いであろうが前背負いであろうが,周囲の人の上半身から顔付近を押すので迷惑なのだが,「前に抱えれば相手が迷惑しているかどうかが分かるから前抱えの方がいい」とばかりに前抱えしていても,実際はスマホの画面に集中し,耳にはBluetoothイヤホンを差し込んで一人の世界に入っているので,周囲の迷惑など感じることができない。いや,そういう感覚そのものがすでに欠如しているとしか思えない。さらに,前背負いした荷物の上にスマホを置いて操作・視聴しているので,スマホの角が相手の顔のすぐ近くに来る。これで電車が揺れれば相手の顔を直撃するのだが,それを予測すらしない。
そこで,肩からひもを外して両手で抱えればスマホは使えないし,使いたければ荷物を足元(脚の間)に置くか,荷棚に載せればいい。そうすれば,相手の上半身や顔に荷物が近づくことはない。しかし逆に,足元に荷物を置くことを不快に感じる人もいるらしい。
一方,混んだ電車で運よく席に座れた人にも,前抱えリュックは容赦なく攻めてくる。むしろちょうど顔の位置にカバンが来るので,スマホを操作しようと視線を下げれば顔にカバンが当たる形になる。さらに,吊り革につかまっているので,身体を窓側に寄せてくることも多い。本人は窓の外を見たりしているので,前に座っている人の迷惑など感じられない。
席の上には荷棚があるのだから,前抱えしている荷物を荷棚に載せてくれれば,座っている人との干渉は起きないし,重い荷物を抱え続けるという辛い思いをすることもないと思うのだが,荷棚を使おうという人がほとんどいない。押されてどこに移動するか分からないから,あるいはコンプライアンスのために荷物を身体から離せない,といった理由はあるのかもしれないが,混んだ車内で盗む人もいないだろうし,どこに載せたかぐらいは認識できるだろうから,単に「肩から外して荷棚に載せ,また降りるときに荷物を降ろさなければならないのが面倒」という理由しか思いつかない。
ということで,改めてリュックの背負いと前背負い,トートバックの肩掛けをやめてほしいとお願いしたいし,むしろ「禁止」してほしいほどである。