新型コロナウイルスの五類移行後43週の拠点医療機関での週間平均感染確認者数は6.15人と,6週連続で減少した。逆にインフルエンザは17.26人と,2週連続で増加に転じている。春が近づいて暖かくなったり寒くなったりを繰り返す不順な気候の中で,花粉症もスギからヒノキへとピークが移りつつある中で,まだスッキリと消え切っていないように見える。
地域的に見ると,注意報段階で横ばいまたは微増になっているのが,岩手,宮城,秋田,山形,そして新潟という東北各県である。国の補助がなくなる2024年4月を前に,また増加しないとも限らない。注意は必要と考える。山梨,長野,岐阜,兵庫,和歌山,愛媛,高知,長崎の各県も,微増である。人の移動が増える時期だけに,急増の可能性も否定できないと考える。
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