jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

政治

JAが「コメ概算金」を提示する必要があるのだろうか--これが価格統制の原因と考えられるわけ

2024年のコメ価格高騰の余波は,2025年の新米の季節になってもまだ収まらない。専門家の予測はやはり当たらなかった。一方で,JAが2025年の概算金を上げるだろうという予測は当たった。 概算金のベースとなるのは,その年の秋以降の予想市場価格だという。と…

自民党総裁≠総理大臣。なのになぜ連日の報道?--器の小ささが露見

故・安倍晋三氏が自由民主党総裁かつ総理大臣のころまでが,自民党の絶対支配期だった。それでも,1999年10月の小渕恵三第2次改造内閣の下で、自民党と公明党が初めて連立政権を組んで以来,単独政党政権でない時代が四半世紀続いた。 安部氏が2020年に銃弾…

ちょっと頭が思考停止状態--何が正しいのかわからなくなっている

2025/8/17にアラスカ・アンカレッジで行われたトランプ大統領とプーチン大統領の直接会談についてコメントした(資源・エネルギーと食糧によるシバリからの解放を--他国との関係をどうするか - jeyseni's diary 2025/8/18)。翌8/18,トランプ大統領とゼレン…

組織と制服--スーツとネクタイはリアル社会のビジネスマンを象徴していた

久しぶりに平日に休みを取って,都内に普通の通勤時間帯に電車に乗って出かけた。自分の中では休日モードであり,服装も気持ちも休日対応になっている中で,周囲を見回したところ,あれっと思った。ビジネスモードの乗客がほとんど見当たらないのである。 筆…

「日本はタフ」ではなく単に「譲る気がない」--交渉術を知らない結果が予想以上の関税率を提示される結果に【7/8追記】

アメリカのトランプ大統領が世界各国に対して輸入関税を大幅に上げるという発表(2025/4/1)をして3ヶ月が経過する。元々,2025年1月20日に大統領に就任直後に,隣接するメキシコとカナダとの間の関税を上げると宣言していたぐらいだし,「I love tax」とい…

インバウンド観光者増がコメ不足にどの程度影響しているのかを計算してみる--あくまで机上計算

2024年後半に突然持ち上がった「令和のコメ不足」だが,減反政策に対して需要が増えたことが原因とされている。日本人のコメ離れが回復しているとは思えず,需要が増えたとするとインバウンド観光客がこぞって寿司,おにぎり,丼を食べたからだと伝えられて…

他人の人生にコミットしない仕事主義--営業も経営も接客もできなかった訳

高校3年生の担任が化学の先生だったことが,最初の大学入試で「工学部化学系」を受験した最大の理由である。当時,石油コンビナートからの油漏れ事故が瀬戸内海で多発していた。海洋汚染の問題,公害の問題など,高度成長期の日本のマイナスの面が露呈してい…

備蓄米放出でなぜ「高値入札」になるのか--値段を抑えるなら飼料並み価格または元価格で放出し,それ以上の価格設定を禁じる必要があるのでは

2025/3/27に,2回目となる備蓄米の入札が行われた。備蓄米の放出については,タイミングが遅いことと,量が少ないこと,そして価格を入札で自由設定することに対して異議を唱えてきた(AI大臣、AI官僚を作らなければ--総合的判断ができない - jeyseni's diar…

国会をテーマ別に時間で区切る提案--社会面的話題は20%の時間内で集中審議すべき

石破総理大臣が,入党1年目議員の事務所に慰労会の手土産代わりに10万円の商品券を渡した,という社会面的ゲスな話題で国会が紛糾している。 というか,これまでも国会の議論の80%ぐらいが,こうした政府与党の金銭問題や人格問題,スキャンダル問題の議論…

「1970年万博」のワクワク感をお伝えしたい--テーマ曲の明るさ

「世界の国からこんにちは」。これは、1970年に関西で開かれた「万博」(万国博覧会)のテーマ曲である。残念ながら、歌詞をコピペできないので、検索していただきたい。 筆者は、演歌歌手の三波春夫さんが歌っている姿が印象に残っている。当時も現在も演歌にはま…

子供ができたら親権も含めて協議すればいい--夫婦別姓問題への私見

夫婦別姓問題について,筆者は古典的な考えしかなかったのだが,個人的にはいい解決法を思いついた(というか,すでに検討はされているとは思う)ので,メモ的にまとめておくことにする。 結論は,「夫婦別姓選択制」なのだが,条件付きでの選択である。それ…

廃棄物を国策で受け入れる国が今後の「空間」資源国になるかも

かつて資源国といえば、中東の石油が世界をコントロールした。その生産量によって化石燃料をエネルギーとする現代社会の動きをコントロールしている。 時代は変わって、化石燃料による二酸化炭素発生が原因とする地球温暖化が進行している。しかし、エネルギ…

とりあえず「非礼は詫びる」ところからゼレンスキー氏は歩み寄ることを提案--やはりTシャツ姿はまずかったのではないか

トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領の2025年2月28日の会談が決裂してしまった。1月20日にトランプ氏がアメリカ大統領に返り咲いた後,2月18日にアメリカとロシアの間で外相級の会談が行われ,これに対してゼレンスキー氏がウクライナ抜きの会…

コメ価格は下がらない--“自由”経済の闇を扇動しているのは政府なのではないか(個人の感想)

備蓄米の放出を農林水産省が発表したのが2025/2/13。なぜこのタイミングで?という疑問を,ほとんどの人が感じたことだろう。AI大臣、AI官僚を作らなければ--総合的判断ができない - jeyseni's diary (2025/2/15)。 新米の供給が順調に始まった2024年9月ごろ…

ポテチで感じた物価上昇--228円から一気に330円に上がった脅威

2025/1/9のニュースで,来週からガソリン価格が再度5円ほど上がることが報じられた(ガソリンの平均小売価格 来週以降「大幅値上げが予想される」|NHK 長崎県のニュース)。1/6時点でレギュラーガソリン1リットルが186.2円で,これが1/16以降,さらに5円ほ…

インフラの危機が鉄道にまで及ぶ--JR北海道,九州の脱線事故

貨物列車が機関車ごと脱線 復旧のめどたたず 鹿児島・川内駅 (2024/12/12)。先月11/16にはJR函館線で貨物が脱線した。東京 足立区 京成本線の高架橋から長さ約11メートルの鉄骨落下 けが人なし | NHK | 東京都 (2024/12/12)という事故も起きている。 大…

新型コロナウイルス感染症五類変更後78週は全国平均が1.47人で底を打つ--新変異株「XEC」への対抗策はあるのか

新型コロナウイルス感染症五類変更後71週は全国平均が4.35人,72週は3.58人--ワクチン接種が再開されたところで,いったん様子見する - jeyseni's diary (2024/10/5)と書いていた。その後も,3.07人(73週), 2.38人(74週),1.86人(75週),1.69人(76…

石破首相は貫禄なのか無神経なのか--こわもてが外交には役立つかも

石破茂首相の外交報道を見ると、彼の印象が少し良くなった。ネットでは盛んに服装のだらしなさや座ったままの握手などが礼儀知らずだとか書かれているのだが、それよりも自然な感じが好感に思える瞬間がある。 やはり大物政治家なのかも知れない。それまでは…

「主」の行動に従うフォロワーの心理やいかに--きちんと参加し,きちんと批判して,ほったらかしにしない努力が必要

実力者への推しは何を意味するのか--政治家に人格は求めないということなのか - jeyseni's diary (2024/11/17)を再度引用して,現在それぞれの組織の「主」となっている人物を分析してみたい。 斎藤元彦--何が受けているのか,まったく不明。目が怖い。 石…

ドローンを「ロボット」と定義することを提案--人殺しのツールにしてはならない

2000年から始まったウクライナ紛争,2023年から始まったパレスチナ・ガザ地区での紛争で,新しい攻撃手段として登場したのが,「自爆ドローン」である。ただドローンと言っても飛行機型であり,飛行手段をミサイルのロケットエンジンからプロペラに替え,羽…

「与党」「野党」という言い方をやめることを提案--「政権政党」「対峙政党」と言った方がいい

2024/11/11,石破内閣が総辞職し,首相指名投票でまた石破氏が首相に指名され,第二次石破内閣が発足した,というのが今日のニュースである。 素人的に考えれば,辞職すれば身を引くものだと思うのだが,なんだか茶番を見せられているようで,すっきりしない…

「正義」というのは難しいし面倒なもの--説明責任を果たしても受け付けない相手もいる

リーダーというのは大変である。すべてルールで決められた組織のリーダーなら,そのルールに従わない者を罰したり処分すればいい。今風に言えば,コンプライアンスである。これを守ることが「正義」である。 しかし,ルールやコンプライアンスは組織ごとに異…

「103万円の壁」と「時給1500円」は矛盾しないか--それよりも「非正規」「契約」の壁がなくせないか

2024年11月の衆議院議員選挙で与党の自由民主党と公明党が過半数割れという大敗を喫し,議員を3倍増した国民民主党との政策協力話が進んでいる。その中で,扶養控除対象となる103万円を巡る議論が焦点の1つとなっている。 一方で,パート,アルバイトなどの…

リーダーに求められるのは人格?品格?性格?--なぜか違和感のある世界の2024年

アメリカ大統領選挙で,トランプ氏が当選しハリス氏が落選した。日本の自民党総裁選挙で,石破氏が当選し,高市氏,小泉氏らが落選した。 ロシアはプーチン氏,中国は習近平氏,イスラエルはネタニヤフ氏,そしてウクライナはゼレンスキー氏。世界の各国のリ…

垂直型農業という新発想--アメリカに見るベンチャー魂とそれを支える経済システム

世界初"屋内垂直型農園"、高さ9.1mのAI活用イチゴ栽培タワーがこちら 。アメリカ・バーモンド州の「プレンティ・リッチモンド農場」で,高さ9.1mの垂直型のイチゴ栽培の話題が紹介されていた。 筆者がイメージする農業工場は,平面的な栽培層を何層も積み重…

人間性を疑うトップ候補たち--なぜか金と欲に狂わされているような気がする

アメリカ大統領選挙を明日2024/11/5に控えた前日の今日,日本は3連休の最終日で,朝から快晴である。トランプ氏とハリス氏の選挙演説の様子が繰り返し伝えられている。 個人的には,筆者は穏健そうなハリス氏を応援している。実力でいえばトランプ氏であり,…

新しいプロフェッショナルな「新党」が必要--単なる分離独立では共闘が組めない

2024/10/27に結果の出た衆議院議員選挙で,与党が過半数割れという事態が起きた。 与党が政権を潤滑に運営するには,過半数で政策を決定する必要があり,過半数を得るためにはさらに別の政党との連合政権にする必要がある。かつて,宗教法人という集票力のあ…

この選挙は「違法」--国民はやり直しを求めている

2024/10/27 衆議院議員選挙が実施され,開票の結果は与党の過半数割れとなった。投票率は53.85%で戦後3番目の低さとなった。 選挙の争点が,与党の裏金問題だけになった選挙だった。政党支部に配布した2000万円が,裏金議員の選挙活動にも使われたのではない…

野党による候補者1本化は無策なのでは--投票率低下を招き,与党に有利に

投票したい候補者がいない選挙は初めてかも--政党推薦を受けた段階で既に論外に - jeyseni's diary (2024/10/20)と書いた。政党対決の構図で候補を選べなかったからである。 一方,選挙区によっては野党による候補者1本化を進め,与党候補との一騎打ちに持…

投票したい候補者がいない選挙は初めてかも--政党推薦を受けた段階で既に論外に

2024年10月27日(日)に衆議院議員選挙の投票日がやってくる。1週間後である。いつもは日曜日に用事が入っていたので前日に期日前投票に行くのが常だった。今回は投票日当日に動くことができる。 ところが,今回の選挙では投票したいと思う候補者が見当たら…