jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

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「当事者」以外は分からない--戦争,災害,事故,障害など

筆者は現在,高校生を含む若い理工学系の読者に向けたメディアに関わっている。最先端におられる専門家にも読め,しかも高校生や大学生が理工学系の将来に夢を持ってもらえるように分かりやすく書き下ろしてもらうことにも配慮した編集を心がけている。 高校…

イギリス・エリザベス女王の訃報--安倍昭恵夫人は国葬を辞退した方が潔いと思う

2022年9月8日 イギリスのエリザベス女王の訃報が入った。2日前に、新しいトラス首相の任命をしたばかりだったので、さすがに驚いた。96歳とのことである。 エリザベス女王の葬儀は、国を挙げて行われるだろうことに、おそらく異論はないだろう。国家元首でも…

ロシア,中国は,地球温暖化を歓迎しているかもしれないという仮説--自前の化石エネルギーで世界征服の野望へ

太平洋地域は,昔から台風の被害を受けてきた。アメリカはハリケーンと巨大竜巻,ヨーロッパは近年は熱波の影響を強く受けている。いずれも気象が大きく関係しており,近年の地球温暖化によって,激甚災害へと発展している。 ところが,ロシアは自然災害の話…

カネで人を雇うことについて--人のやる気と創造性を引き出す関係づくりが必要

企業への就職というのは残酷なものである。応募する側は,その企業の表の顔しか知らない。その会社の立派な社会的活動に参画できることに思いを馳せ,就活マニュアルに取り組み,エントリーシートに必死にこれまでの自分をアピールし,試験や面接に臨む。し…

専制主義から民主主義に転換した唯一の国が「日本」--これが今アピールできないのが日本の弱みである【追記】

民主主義と専制主義のせめぎ合いと,その解決に向けての推論をしてみた 21世紀の人類存亡の危機--AIはどういう答えが出せるだろうか - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/4/19。この中で,戦後日本の平和主義についても触れている。 その後,少し考えて…

21世紀の人類存亡の危機--AIはどういう答えが出せるだろうか

日記を始める - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2019/6/26。ずいぶん長くこのブログに書いていた気がしていたが,ようやくあと2ヶ月で3年になるようである。もともとは筆者の周りで起こる筆者の感性と異なるさまざまなことがらをメモする目的で始めた。環…

漁夫の利を得るヤツがまた出てくる

プーチン集団によるウクライナ侵攻が不穏な状況になっている。北部のキーフ周辺での大虐殺後、陸上部隊の兵力を東部に集結させている。マリウポリを含めて、東部の侵略を一気に進める準備と考えられる。侵攻が始まると同時に、首都キーフには大量のミサイル…

「ロシア」という国名を捨てる覚悟が必要なロシア国民

ウクライナ侵攻をすることによって,歴史的に「ロシア」という国名は「悪い国」というレッテルを貼られてしまうことになりそうである。筆者は,この戦争を起こしたのは,ロシア全体ではなく,プーチン大統領率いる一部のグループによるものだと信じたい。し…

地球温暖化が加速する--二酸化炭素排出がもう止まらない

ウクライナ危機が40日を超えて継続している。巨大な国と小さな国の戦いで,大国側にとってはごく一部を追加できるかどうかだが,小国にとっては国がなくなってしまう危機もある。第二次世界大戦の日本と同じ状況が,今のウクライナにある。 一般人の殺害が意…

法律改正では動きが遅い--即断即決できるのは日銀だけか

ロシアに対する最恵国待遇を廃止し,関税の優遇措置をなくす,ための法律を今の国会に提出する,準備を進める,と発表した,というニュースが2022/3/31にあった。ロシアから輸入する木材の関税は4.8%から8%に,サケやいくらは3.5%から5%に、カニは4%か…

新型コロナウイルス禍,世界ではできたのに日本ではできなかったことを検証する

新型コロナウイルス禍が,筆者の予測ではBA.2が「新型インフルエンザ」となって,いちおう換気設備の充実と密集時のマスク着用の対策で“普通の風邪”に近くなって共存する形になると考えた 重点措置解除後,BA.2が「新型インフルエンザ」として定着へ--ただし…

比較されず、棲み分けできる世界が欲しい--力とカネは人の理性を失わせる

変なタイトルである。人類は,生物の中で唯一,「理性」を持てたはずなのに,戦争という最も残酷な方法を行使できていることの矛盾を考えたところから,このブログは始まる。 筆者は,第二次世界大戦が終結した後に生まれた戦後派で,日本という平和な国に生…

リーダーが独裁者になってはいけない--プーチン大統領の行動はロシアの意志ではなく,もはやテロである

リーダーは,どうあるべきなのだろうか。会社という営利企業のリーダー,つまり社長なら,自分たちの利益を最大化するために法律の範囲ならば何をしてもいいということが,自由経済社会においては許される。通常,1国においては憲法があり,法律があるので,…

今じゃないでしょ--コロナ禍に軍事侵攻をすることへの失望と,地方自治体の活躍に期待

2022/2/24 ロシアがウクライナに軍事侵攻を始めてしまった。人類は今,何と戦っているのか,といえば,新型コロナウイルスではないか。戦争や軍事侵攻など,している場合なのか。 ロシアでも,オミクロン株と思われる第6波に相当する大きな波が2022年1月以降…

次の有事に日本はどう備えるべきか--世界に対してSDGsの具体的な提案と実行で日本の存在意義を明確にせよ

北京冬季オリンピックは明日2022/2/20に閉会式を迎える。パラリンピックは引き続き3/4~3/13の開催である。 同じ時期に,ウクライナを巡る軍事緊張が最高潮に高まっている。オリンピック期間中は軍事演習を続け,一部撤退が報道されたが,全面撤退ではない様…

権力,金力の暴走--国同士の兄弟ゲンカを止める方法はないものか

「世界は一家,人類はみな兄弟」というのは,ある財団の標語である。平和な世界を目指して活動をしている。資金がギャンブルの収益金というのが,筆者にとっては抵抗があるところだが,志は立派であり,1つの理想形かなと思っていた。 仮に,世界全体が1つの…

重症直前の「地球さん」のための“ワクチン”開発--環境の自己回復はそろそろ限界

生き物には,自己回復能力がある。いわゆる生命力である。傷を受けても病気になっても,回復する力がある。回復力を高めるための知恵も持っている。生命というのは,ものすごい設計をされたものだと思う。もちろん,すべて100%回復できずに死ぬパターンもあ…

「進入」か「侵入」か,台湾をどう扱うか微妙な問題--「横切った」「通過した」で十分表現できるのでは。

2021/10/4から,中国機が台湾の防空識別圏を4日続けて通過したとの報道がされている。 この報道を筆者が最初に聞いたのがNHKニュースで,そこでは「進入」という言葉が使われていた。筆者としては違和感を覚えた。「侵入」を使うのではないか,と思ったので…

筆者的自民党総裁選予測

2020年8月28日,安倍晋三総理が辞意表明し,9月14日,自民党総裁選挙で,菅義偉氏が総裁に当選,9月16日に第99代内閣総理大臣に任命された。それから1年,菅氏は総裁選への出馬を断念し,2021年9月17日に自民党総裁選挙が公示される。 総裁に立候補している…

Proposal to reconsider how to call COVID-19 coronavirus variant--English ABC order is better

COVID-19 coronavirus, which is still reported as "new coronavirus" in Japan. The mutant variants, which were initially called British variant and Indian variant by naming the country where they were first found, are now called the Greek al…

大御所もタレントも不要論

筆者は,ニュートン物理学で育った旧理系人間である。ニュートン物理学の世界は,答えが1つに決まるという性質がある。複雑な方程式を解いても,答えは1つに確定できる。もちろん,世の中には答えが1つにならないことも常識の範囲で理解している。つまり,出…

地球救済のトリアージュ--機械技術者よ,気候変動に立ち向かえ

1945年の終戦後の高度成長期は,石油エネルギーを大量消費して経済が成長するとともに,大気汚染,海洋汚染が問題になった。当時問題だったのは,喘息などの呼吸器系の病気や化学物質による公害病など,ヒトに対する問題が中心だった。公害訴訟は,被害者か…

天候は味方した? 東京オリンピック2020

NHKの朝の連続小説「おかえりモネ」を見ていると,「東北地方に観測史上初の台風上陸」とか,「車椅子レース出場選手を気象予報でサポート」など,現実とシンクロしている場面が設定されている。偶然なのか意図的なのかはいずれ明らかになるだろう。 それに…

特殊なオリンピックと選手へのプレッシャー

今日は8/4(水)。東京オリンピック2020の開会式を入れて13日目。今日も入れてあと5日間である。COVID-19の国内感染確認者,東京の確認者はほぼ連日,最多を更新中。 もう止められないオリンピック。最終日の感染者数を予測--ハズレ【毎日更新中8/3】 - jeys…

結局,貧乏クジを引いた東京オリパラ2002

東京オリンピック2020の招致が決まったのが,2013/9/7。アルゼンチン・ブエノスアイレスで開かれたIOC総会である。立候補は,トルコのイスタンブール、スペインのマドリード,そして東京だった。滝川クリステルさんの「お・も・て・な・し」プレゼンが印象に…

選手村は大丈夫なのか--選手こそVIP待遇すべき対象。ホテル側が宿泊提案をしてはどうか

東京オリンピック2020におけるCOVID-19感染防止の中心であるバブル方式を担う選手村が,問題になっている。居住のクオリティはともかくとして,感染対策となるべき他国選手との接近・接触を避ける環境が作られていないようなのである。 もともと,COVID-19問…

開会式演出で惜しかったこと

2021/7/23東京オリンピック2020の開会式が開かれた。パフォーマンスの途中で雨が降り始めたが,選手入場以降,雨が止んだのは本当によかった。オリンピックのスタートはまずまず支持されている,ということにしよう。個々の演出については良い点もあれば疑問…

開会式前の総括:「誰のための東京オリンピック2020」

2021/7/23午後4時。筆者は自宅で仕事をしながら「ながらビデオ」「ながらテレビ」している。0時40分ごろのブルーインパルス演技についても,テレビで情報を得ようとしていた。 ブルーインパルスを選手は見ることができなかったのではないか,とまず思った 何…

海外から来日したオリンピック選手にどんな情報が提供されているのだろうか

2021/7/23,東京オリンピック2020の開会式当日,昼過ぎのイベントとしてブルーインパルスの展示飛行が行われた。選手村の上空は飛ばなかった。オリンピック後に一般マンションになる選手村の部屋の窓は,基本的に南向きだと思われる。ということは,選手村の…

「東京Reborn(リボーン)」--箱モノでは未来は見えなかった。来日した選手・メディアに全会場の観覧ツアーを提供してあげたい

「東京Reborn(リボーン)」(NHKスペシャル)を見た。本来なら,東京オリンピック2020を契機とした“東京再生”事業の「プロジェクトX」である。日本の建設技術の粋を尽くし,SDGs(持続可能な開発目標)を世界にアピールする事業である。 東京オリンピック1964…