jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

災害-線状降水帯

台風「影響圏」の提案--温暖化加速に伴い,台風の周囲に線状降水帯のできる可能性が拡大【追記情報】

2023/8/15 14:00ごろ,台風7号が兵庫県明石市付近に再上陸した。5:00ごろに和歌山県に上陸後,近畿地方を縦断しつつある。中心付近の気圧は985mPa,移動速度は時速15kmで,勢力があまり衰えないまま日本海に抜けることが予想される。 一方,日本海の海水温も…

風の流れ×地形×海水温で線状降水帯を予測できるのではという仮説--ノロノロ台風がもたらした線状降水帯

「ゲリラ豪雨」という言葉は,調べてみると1969年に新聞で初出しているようである。2008年には新語・流行語大賞にノミネートされている。筆者にとっては,屋外の仕事をしていた2015年辺りがまさに直撃された現象である。空が一転して暗くなり,あっと言う間…

近年の豪雨の根本原因を究明したい--個人的に中国の大気汚染・黄砂・降雨ロケットの影響との考え

近年,日本での豪雨のパターンが大幅に変わってきた。ゲリラ豪雨は,地球全体の温暖化に伴う空中の水分量の増加によって,局地的に積乱雲が急速に発達するパターンだと考えられ,世界各国で起きている豪雨,ハリケーンなどの巨大化,竜巻の巨大化などと共通…

台風は恐ろしいが,線状降水帯はもっと怖い--英語のTrain-ing(列車のように繋がった)の方がわかりやすいかも

台風も線状降水帯も地震も,いずれも自然災害なので,どこで起きても不思議はない。たまたま筆者の自宅周辺は,ここ50年ほどは何の災害も起きていないが,実家で起きた阪神淡路大震災が70年ぶりということを考えると,とりあえず地震はいつか来るのだろうと…

屋根の材料への疑問--補修が効かない、塗装の繰り返し

家の屋根の材料といえば、昔は瓦だった。土を成形して焼いて作る。 現在の屋根材料の主流はベストコロニアルである。こちらは、要はコンクリートの板である。 瓦屋根は重い。昔の建物は柱も太くて屋根の重みを十分に支えていた。寺院建築では、土台が石で、…

大型ドローンで人工降雨--中国での天候操作が世界の気象を狂わせているという個人的な仮説

干ばつにあえぐ中国がついに「巨大雨降らしドローン」を投入、雨が降りすぎて今度は洪水のリスクが急浮上 (msn.com) 2022/8/30 という記事を見かけた。かねてより,中国の人工降水実験はロケットを打ち上げてヨウ化銀を散布するという方法で行われてきた。ず…

「高気圧,低気圧,前線」では解説できない線状降水帯--カオス,揺らぎで表現する時代に。「気象予報士」資格の見直しを

「環状不安定パターン」という定義をしてみる--日本海から太平洋を丸で囲うと答えが出てくる - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/7/19 と書いた翌週に,日本各地で線状降水帯による大規模な河川氾濫が発生してしまった。山形県の最上川の氾濫をはじめ…

「環状不安定パターン」という定義をしてみる--日本海から太平洋を丸で囲うと答えが出てくる

2022年7月に入って,全国的に天気が安定しない状態が続いている。梅雨の戻りといっても明確な前線が見られない様子だし,九州で雨が降ったかと思えば次は東北,そして静岡,北海道と,次々に全国的に不安定な状態になっていて,どこで天候が崩れてもおかしく…

高気圧が突然消え,低気圧が突然複数現れる--これまでの経験が生きない「広域大気不安定パターン」を定義すべき

梅雨が3週間で明けて猛暑日が1週間続いたかと思ったら,2022年7月に入ってまたぐずついた天気模様になっている。しかし,梅雨の停滞前線はなく,台風が来るわけでもない。 天気図の解説を見ると,日本海に2つの小さな低気圧があるのだが,なぜか九州や宮城県…

河川の堤防は決壊と内水氾濫が必ず起きると心得よ--普通の雨でも雨量が2倍4倍という時代になった

おそらく,現在の日本の河川の堤防は,台風襲来の際の雨水の量を想定して設計されていると思われる。仮に伊勢湾台風クラスの台風が上陸しても,大雨の時間はせいぜい2時間程度。上陸後は時速50kmに速度を上げて,あっという間に通りすぎる。一時的に水位が上…

レインコートを考えた件--雨が嫌いなので

筆者は雨が嫌いである。雨が降ると気分が落ち込むということではなく,ただ濡れるのが嫌なのである。 傘もどんどん大型化して現在は70cmというのを愛用している。さすがにこれ以上のサイズのものを使用するとすれ違うときに傘が確実にぶつかるので遠慮してい…

家の保険を地震と風に対して強化した件

30年の住宅ローンがやっと完済した。途中で繰り上げ返済も考えたが、結局その余裕はなかった。 住宅金融公庫の完済でホッとしたのもつかの間、融資に付帯していた火災保険も解約になった。これからは自分で決めて払わなければならないことを改めて認識した。…

激甚台風が連続して発生--太平洋がメキシコ湾化

2021/9/30現在,日本本土に明日10/1に最接近する台風16号。このブログを書いている朝6時の段階で中心気圧が935hPa,風速25m/s以上の暴風域が中心から半径220kmの大型で非常に強い台風となっている。 筆者が子供のころ,大きな台風といえば1959年の伊勢湾台風…

「氾濫」と「決壊」をきちんと区別して報道してほしい

2020年7月豪雨では,信濃川や球磨川の堤防が決壊し,大量の水が街中に流れ,多くの被害が出た。2021年7月も,線状降水帯の影響で,九州を中心に川が増水した。 洪水の影響で河川の整備が原因で被害が出ている。しかし,「氾濫」と「決壊」では意味が違うこと…

何でもかんでも,カタカナにしないでほしい。新型コロナウイルスは正式名称と新略称を提案

2021/7/3,また線状降水帯による集中豪雨が,静岡県や千葉県で被害をもたらしている。7/3午前,静岡県熱海市の伊豆山で大規模な土砂崩れが起きている。伊豆山というと,筆者がかつて勤務していた会社の保養所があるエリアである。山筋は違ったが,同じような…

緊急地震通報の空振り-陳謝よりさらなる改善を

2020年7月30日朝,関東地方は緊急地震通報にかき乱された。多くの地震は,日本の陸地や近海が震源となるため,警報から数秒で揺れが来る。この数秒の間に身を守れるかどうかが生死の鍵を握るだけに,通報をためらっている余裕はない。大地震の恐れのあると判…

線状降水帯,一級河川の堤防決壊,内水氾濫ーー水の災害は天災か人災か

2020年7月に入って,九州や南関東に大雨が降り続き,各地で水害がまた起きてしまった。原因となる降雨も,以前に比べると激しさを増しているため,高度成長期に全国に構築した防災インフラがそれに対応できなくなっているのだと思われる。抽象論になるが,言…