jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

災害-地震

茨城県北部で震度5弱の地震が連続して発生--これは首都直下地震の前兆の可能性と感じた件

2024/8/19 夜中の0:48に地震速報が入り,茨城県北部で震度5弱の地震が発生したことを知った。その2分後の0:50に再び地震速報が入った。震源はほぼ同じ場所だった。まだほとんど報道がないが,被害が出ていないことを祈りたい。 南海トラフ地震関連の話題が続…

気象モデルが温暖化によって使えなくなった--オオカミ少年で経済的被害

2024/8/15をピークとした台風7号の“関東直撃”は,結果的には比較的軽微に終わった。2019年の台風19号と似た規模,コースを教訓に,事前に鉄道の計画運休が行われた。特に,東海道新幹線の東京-名古屋間を半日運休にしたほか,地下鉄東西線が丸1日,成田空港…

「解除」で一般国民は完全無防備になる--上から目線の発表ではなく「制限緩和」が適切

南海トラフ地震臨時情報が2024/8/8の宮崎日向沖地震の後に発令され,8/15に解除された。そもそも,南海トラフ地震が起きる可能性が,従来の0.1%から0.5%に上がったとして発令されたが,その後の大地震が起きていないことから,「解除」という発表になった…

トラフって何?--なぜ突然出てきたのか。「大津波」に対する対策はまったく不十分

南海トラフ地震の範囲に関東を入れた方が適切--意図的に外していないか - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/8/11)と書いて,個人的には何となく落ち着かなかった。「トラフ」って何だろう,なんだか突然出てきたような言葉だったからである。 意味…

南海トラフ地震の範囲に関東を入れた方が適切--意図的に外していないか

2024/8/8の宮崎、8/9の横浜の大きめの地震で、南海トラフ地震の発生可能性が高まったと示唆されている。ニュースで指摘されている「南海トラフ地震防災対策推進地域」の図を見てみて,何か違和感を覚えた。 (気象庁|南海トラフ地震について | 南海トラフ地…

宮崎,横浜で連日の大きめ地震--ニュースWebサイトで連日の震度1,震度2の地震情報がトップページに載る不思議

2024/8/8 宮崎県沖の日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生した。最大震度は6弱だった。その翌日の8/9,今度は横浜を震源としてM5.3,最大震度5弱の地震が発生した。連日の大きめの地震にビックリした。今のところ,人的被害は少なく,建物の被害…

地下vs地上:災害に強いのはどちらだろうを考察してみる

2024/8/8 宮崎県沖の日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生した。最大震度は宮崎県日南市で6弱を筆頭に,宮崎県,鹿児島県,熊本県を中心に九州,四国,中国など西日本で揺れが観測された。日向灘での震源ということで津波警報も発令され,宮崎県…

ブルーインパルスって市の行事として頼めるものなのか--運用費用は誰が払うのか

2024/7/21,京都府宮津市制70周年を記念して,航空自衛隊のアクロバット飛行部隊「ブルーインパルス」の展示飛行が行われた。天橋立上空を舞台に,7万人の観客が集まったという。 2024/1/1の能登半島地震の後,被災住民を励まそうと3/18にブルーインパルスの…

まさに「砂上の楼閣」の日本の城--熊本,松山,彦根に見る現在気候との不適合

松山城の近くで土砂崩れがあり,直撃を受けた民家で3人の方が亡くなった。彦根城でも,石垣が崩れた。いずれも,大雨によって土砂が流されたことで石組みが崩れたものと考えられる。 2016年4月14日と16日に発生した熊本地震でも,石垣が大きく崩れた。 日本…

ムービングハウス,空き家で災害時の避難生活から抜け出す仕組みを

能登半島地震の避難者はなぜ減らない?地震大国ニッポンの復興を遅らせる「最悪の逃げ口実」とは (msn.com) (2024/7/5)。ジャーナリストの窪田順生氏のブログである。2024/1/1に起きた能登半島地震から半年経つというのに,いまだに2000人以上の人が避難所…

真空大型クーラーボックスを導入--長時間停電に対応できる方法として

アイリスオーヤマの真空断熱クーラーボックス(60L)を購入した。「約22日保冷」というのがうたい文句である。販売が2024/6/1からとのことで,5月末の予約,6/6に届いた。予想していたものよりも大きく,置き場所には困りそうである。 とりあえず,家の物置…

「相手の言葉の裏を読む」--医療現場でも教育現場でも,そして教育支援の側でも重要

能登半島地震から4ヶ月半も経過したが,避難所生活が続いている方,遠い二次避難施設にいる方,そして自宅の被害者をサポートしてきたのが,ケアマネージャーを中心とする医療・看護・介護のスタッフである。 避難生活が長くなってくると,避難者側にも「慣…

災害時のトイレ問題--大と小を分けることでカサを減らし移動させやすくする

能登半島地震から4ヶ月になる。いまだに断水が続いている地区もある。断水で問題なのは飲み水だが,もう1つ問題なのがトイレである。 水洗トイレが当たり前になっている現在,トイレを使うたびに大量の水を使って下水に流す。その下水も地震で破損している。…

五輪,万博で今さら何をアピールするのか--ただちに中止してその予算・資材・人力を能登半島復興に振り替えよ

フランス・パリで行われるオリンピックの日程は,2024年7月24日~8月11日である。筆者にとってフランスは,文化の点で一目置いており,そこでどのようなイベントが行われるのか,ワクワクした気持ちになる。 パリ市内でセーヌ川の船を使って行われるという開…

24時間で復旧した台湾鉄道--落石を砕く重機。傾いたビルの解体にも大型重機が活躍。日本では,民間企業との協力体制は皆無

台湾で2024/4/3に起きた震度6弱の大地震で,台湾東岸の鉄道は一時全線で不通になったが,24時間後には全線で開通した。これにより,孤立した地区にも大量の食料が迅速に届けられたという。 道路の復旧も3日後。孤立地区に足止めされた700人の観光客も,クル…

地面は動く--近代土木技術の限界が来た

大阪・関西万博会場でガス爆発事故…「メタンガス」の危険性は国会で指摘されていた(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース (2024/3/30)。 関西万博には,ほかにもいろいろな無理がある。主催者は日本国際博覧会協会で,開催都市ではなく政府である。組…

新型コロナ第45週は5.10人で引き続き横ばい--インフルは11.18人で減少傾向

新型コロナウイルス感染症五類移行後第45週の拠点医院での週間感染確認者数は,全国平均で5.10人。前週の5.21人,前々週の6.15人から見て減り方が少なく,横ばい状態に入りつつある。インフルエンザは,季節性を反映して,引き続き減少傾向にあるようである…

風力発電器を自転車で動かして常時発電できないか--今欲しい電力を確保する方法を考える

2個のポータブルバッテリーを,交互に太陽電池パネルで充電して使う仕組みは,ようやく完成した (タンデムバッテリー態勢で災害に備える--能登地震で決意して導入 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2024/1/8)。小容量側のバッテリーは,毎日,LEDのデス…

破壊シーンを今なぜ描く必要があるか--「ゴジラ-1.0」の視覚効果賞受賞メッセージが残念

アメリカの映画賞第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した「ゴジラ-1.0」。VMX技術を使って本物のシーンにCGの背景を合成し,低予算で効果的な場面を作ったことが評価されたようである。 筆者は映画そのものを見ていないので,スポット的に流れる映像から…

東日本大震災から13年などと言っても教訓が何も生かされていない--ミネラルウォーターの買いだめなど一時的な行動に過ぎない

2011年3月11日の東日本大震災から13年という日に,さまざまなイベント,さまざまな報道がなされている。13回忌という意味なのだろうか。しかし,阪神淡路大震災からも29年など,何年経っても,当事者の記憶から災害の光景が消えることもないし,非当事者には…

人が街を破壊してはならない--東日本大震災から13年を目前にミサイル・爆弾での市街破壊の禁止を提案

2011年3月11日の東日本大震災からあと2日で13年になる。筆者の両親と兄家族は,1995年1月17日の阪神淡路大震災に遭い,筆者は首都圏でいずれの被害にも遭っていない。いよいよ首都直下地震の懸念が高まっている中で,地震や津波,それに伴う火災という自然災…

輪島港の浚渫(しゅんせつ)に大型のポンプ浚渫船は投入できないか--漁業復活への作業が始まる

2024/1/1に起きた能登半島地震から2ヶ月。電気は回復したが,断水は続いている。避難生活も大変だが,漁業を中心とした産業の復旧も厳しい状況が続いている。 今回の地震では地盤の大きな隆起が起きた。陸上でも2mを超す隆起が起き,さらに海岸に沿って4mも…

首都直下型地震の地面の動きを能登半島地震で置き換えてみた--皮1枚の舗装はビル倒壊につながる

能登半島地震が2024/1/1に起きてから1ヶ月半になろうとしている。ボランティアが金沢市を拠点に輪島市などへバスで向かい始めた。しかし,現地での宿泊施設はなく,断水が続いていることから,金沢とは日帰りとなる。片道4時間往復で,実質的な作業時間は現…

仮設住宅やトレーラーハウスの設置規模とスピード感の無さに不安--首都直下型や南海トラフ地震への対応に不安

2024/1/1に発生した能登半島地震から1ヶ月が経過した。2000棟が倒壊して住めなくなっているとされる中,2/3に仮設住宅18戸が完成。さらに28戸が建築中という。 一方,長野県から2/4にトレーラーハウス10台が到着。さらに10台の導入とプレハブ住宅77戸が建築…

就寝時の顔の寒さを100均のメッシュ板で囲って防ぐ--避難生活向けの緊急提案

能登半島地震で避難所に避難している方が,地震発生から1ヶ月経過した時点で1万4000人もおられる。家屋の8割が全壊または半壊で住むことができない状態にある。金沢市内のホテルなどに二次避難されている方は,故郷を離れているために不安なことは理解できる…

停電1ヶ月はやはりキツイが,電力会社の努力には感謝--能登半島地震

2024/1/1に起きた能登半島地震で,半島の道路の寸断,電気,ガス,水道の寸断が続いている中で,1/31に9割が復旧という発表があった。漏電の危険性がないように工事を進める作業は,寒い季節に大変だったと思う。電力会社の努力には頭が下がる。一種の使命感…

災害避難所に屋根ありのダンボールハウスを設置--生活のQOLが上がり,意欲も湧くこと間違いなし

北川啓介教授が能登半島地震の被災地へ屋内用インスタントハウスを届けました|国立大学法人名古屋工業大学 (nitech.ac.jp)。ちょうど2人ぐらいが布団を敷けるぐらいの広さがあるようである。価格は1万円。15分ほどで組み立てられるという。避難所にとってこ…

火災に対して弱くなっていないか--消防車30台で2時間類焼,結果は全焼とは腑に落ちない

2024年は,1/1の能登半島地震と1/2の羽田空港での航空機衝突という,2つの大きな火災の映像で幕を開けた。 輪島朝市通りの火事は,地震による断水と,津波による海底隆起の影響で消防のための水を供給できず,あっというまに街全体が火の海になってしまった…

家庭用の固定型ソーラーと蓄電池システムは災害時に役立つのか検討--災害時に壊れる,持ち出せない,しかも屋根を重くし,風にも雨にも弱い可能性

筆者宅に2台目のポータブルバッテリーが届いて半月が経った。既存の太陽電池パネルとの接続がまだうまく行っていなくて,単にAC電源で満充電状態にしたままになっている。電子レンジとか小型冷蔵庫とか,そういう大電力が必要な機器がつなげるかどうかのテス…

「災害関連死」って「見殺し」とほぼ同じ--故郷から離れたくない気持ちは分かるがぜひ退避してほしい

2024年能登半島地震から2週間経ったが,まだ全貌が掴めていないという。 そんな中で,ライフラインも復旧せず,大雪にもなっている避難所で,すでに10人以上の方が災害関連死として亡くなっておられる。 自然災害から逃れ,せっかく避難所に移動できたのに,…