jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

マスメディア

スポーツ解説者のコメントが無責任で腹が立つ--世界陸上東京大会のテレビ中継はすべて人選に問題あり

世界陸上東京大会で連日盛り上がっている。トレインチャンネルでのCMも,「やり投げの北口榛花選手の投げ距離がジェット機の長さを超える」「棒高跳びのデュプランティス選手が跳び箱のモンスターボックス55段を超える」「走り高跳びのマフチフ選手がバレー…

津波は白波を立てない--報道現場は相変わらず「見た目」演出重視

2025/7/30 8:25、カムチャツカ半島で発生したM8.7の海底地震で,津波が発生。現地で4m,日本でも1mを超す津波が観測されつつある(16:00執筆現在)。当初予測では10:00ごろに3m規模とされていた。ハワイ島でも3mの予測が出ているほか,海上での観測機器でも…

「救出」か「救助」か,「死亡と確認」か「死亡が確認」か--ニュースのちょっとした表現が気になる

2025年,梅雨明け報道とともに,水の事故の報道も毎日のように聞かれるようになった。近年,水遊びやボート遊び,そして釣り船を含む船舶に乗船する際はライフジャケットの着用が義務づけないし推奨されるようになっている。一方,プールの老朽化や水泳指導…

「プライバシー」に関わる「コンプライアンス」とは何だろうと考え,「誰のプライバシー?」を考察

2025/5/20のTOKIO国分太一の活動休止発表以来,さまざまな憶測が飛び交っているのだが,誰も真実に行き着いていない。直接の原因が明らかにならないために,過去のほじくり返しばかり横行している。 流れからすると,日本テレビの福田博之社長が緊急記者会見…

テレビ局こそ「社会とのコンプラ違反」をしている--マスメディア崩壊は時間の問題

「鉄腕ダッシュ」が面白くなくなってきた件--アポ無し取材にムリとオゴリが見える - jeyseni's diary (2024/4/8),と書いたのがおよそ1年前。その後,ダッシュ村のコメ作りとダッシュ島の船作り,そしてダッシュ海岸の藻の繁殖という定置ネタに時間が必要に…

「1人の命」すら奪う権利は誰にもない--あらゆる戦争は「無差別テロ」である。「言葉で話し合う」ことができる人間に戻れ

インドとパキスタンの間の紛争がまたミサイル攻撃となり、多くの死者と怪我人が出た。 筆者はこの「〇〇人死亡」という報道がいつも気になる。人が人を1人でも殺すことは、許されないからである。 自然災害や事故の場合、死傷者数はその規模を測る基準になる。…

「ポルシェ」の名前は出てもベンツや国産車名は出ない不思議--企業に対するメディアや警察の忖度か

ポルシェが市バスに正面衝突…飲酒運転か「酒は抜けていると思っていた」 京都・上京区「千本通」(MBSニュース) - Yahoo!ニュース (2025/5/6)。この事故は,すべてのニュースサイトが「ポルシェ」という車種をタイトルに出して報道している。 一方,その前…

他人の人生にコミットしない仕事主義--営業も経営も接客もできなかった訳

高校3年生の担任が化学の先生だったことが,最初の大学入試で「工学部化学系」を受験した最大の理由である。当時,石油コンビナートからの油漏れ事故が瀬戸内海で多発していた。海洋汚染の問題,公害の問題など,高度成長期の日本のマイナスの面が露呈してい…

鎮圧と鎮火--業界専門用語では違いが分かりにくく,一般報道では使用を避けるべき(「鎮静化」「鎮火」の使用を提案)

連日の山火事のニュースが続いている。報道側もまたいろいろと情報を仕入れてきて,いつもの「専門家による解説」がやたらと増えてくる。やれ,飛び火とか,地表火と樹冠火の違いだとか,WUI(ワイルドランド・アーバン・インターフェイス=荒野と都市部の境…

新型コロナウイルス感染症五類変更後90週は全国平均が6.06人。89週と同じ--インフルエンザは5.87人とさらに減少だが現場と乖離

新型コロナウイルス感染症五類変更後89週,90週は,6.06人で引き続き小康状態を示している。インフルエンザも5.87人と,注意報レベルを下回っているのだが,報道される現場の状況とずいぶん乖離している気がする。 インフルエンザの流行は,今回はA型でのス…

オリンピックのメダルの数合わせ--期待と結果を今後どう報道するか

パリオリンピック2024が8/12に閉幕した。7/27の雨のセーヌ川開会パレードから19日間。期待と失望というメディアの重圧に選手の皆さんは苦しんだことだろう。マスメディアは,その期待がまるで国民を代表するかのように煽りながら報道をし,あとは放り出す。…

宮崎,横浜で連日の大きめ地震--ニュースWebサイトで連日の震度1,震度2の地震情報がトップページに載る不思議

2024/8/8 宮崎県沖の日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生した。最大震度は6弱だった。その翌日の8/9,今度は横浜を震源としてM5.3,最大震度5弱の地震が発生した。連日の大きめの地震にビックリした。今のところ,人的被害は少なく,建物の被害…

フォローをやめましょう--個人の偏った考えが次々の飛び込んできてマインドコントロールされるから

ブログ,SNS,X(旧twitter),Facebook,Youtube,TikTokなど,インターネットを通じた情報発信・受信が当たり前になってきている現在。1人の情報発信に対して何百万人,何千万人というフォローをする人がいる状況に驚きを感じる。 これはまさに「従来型の…

性犯罪を表す単語が生々し過ぎる--正しいセックスを「和合」,犯罪を「強合」と呼ぶことを提案

ここのところ,犯罪といえば性犯罪と詐欺ばかりである。その性犯罪を表す単語が,生々し過ぎるように感じる。 法律用語からすると,「強制性交」「強制わいせつ」「不同意性交」「不同意わいせつ」などがあるが,「性暴力」「性的行為」などの文字も氾濫して…

うまいうまいと言っても伝わらない--食レポ番組への不満

料理の紹介の番組が嫌いである。 1つ目は、超高級料理。素材の厳選、達人による調理、店の雰囲気など、超一流である。まずいはすがない。あるいは、まずいと言えない雰囲気があるため、批判を出せないのかもしれない。 2つ目は,とにかく「うまい」「うまい…

ブログとはいいものだ--炎上も世の中の意見の1つなら政治家はもっと意見を出すべき

ブログを始めてもう5年になる。自分の日記を公開してどうするんだ,と最初は思っていた。日記というより,日々感じたことを言葉にして,それをまた自分でフォローして,自分の考えをまとめるという意味では,いいものだと思っている。 ブログを仕事にしてい…

テレビがタブロイド紙化している--殺人事件の詳細など不要

2024/5/14現在,テレビニュースのトップ記事は,栃木県で焼死体で発見された夫婦の実態解明ニュースである。首謀者が誰で,仲介役が誰で,実行犯が誰で,どういう状況で,と事細かに毎日のように「関係者への取材で明らかになった」報道が続く。 この事件で…

「具体的」情報は「疑うべき」情報--緊急時にニセ情報を流すヤカラにあきれる

2024年正月に能登半島を中心に発生した大地震と大津波に関連して,ニセの映像情報がSNSにすでにアップされているようである。 まず,こうしたインターネットのプラットホームを運営しているメディア側に,理性のかけらも感じられないことをお伝えしたい。 投…

記者会見も国会もテレビ中継はなくした方がいい--「記者の質」も「議員の質」も中継に値しない

筆者も記者時代は多くの記者会見に出席したが,幸か不幸か,政治部や社会部ではなかったので,非常にテクニカルな真摯なやり取りがされていた。他誌の記者が技術的にものすごく深いところまで突っ込む様子を見て,こちらも勉強しなければな,と思ったりした…

NHKに物申す--アナウンサーに受信料の“番宣”をさせる経営者の顔が見たい

2023年に入ってから,NHKの“番宣”がおかしい。定時番組直前のお知らせが,「受信料」に関するものばかりだからである。 「引っ越ししたらNHKにも連絡してください」「NHKプラスが無料で見ることができます」「学生の皆さんは実質無料になります」などなど。 …

密室犯罪とマスメディアの対応--経営における権威・権力の構図が変わることを期待

海外記者が見た「日本のジャニーズ報道の異常さ」 「弱きを挫き、強きを助ける」歪みまくった構造 (msn.com) 2023/9/1の東洋経済オンラインの記事である。 海外ではジャーナリストは一匹狼である。日本で言うと,評判の悪い写真雑誌のパパラッチカメラマンによる…

YouTuberは楽しいはず--ただし当たるかどうかは運と努力と才能次第

YouTuberというのは仕事なのだろうか。どちらかと言えば,ストリートパフォーマーに近いと思う。自分の好きなことをして,それを人に見せて楽しんでもらう。 筆者が知るストリートパフォーマーで成功したグループに,ゆずといきものがかりがある。いずれも圧…

「津波の恐れはありません」だけは断言するメディアの不思議--「不起訴の理由を明らかにしていません」で終わる報道も不思議

2022/7/5朝、福島県で地震があった。通常はすぐに震源地と地震規模、震源の深さがニュースで流れるのだが、今朝の地震では各地の震度が先に報じられた。「震源地が海底の場合、津波の恐れがあります」との放送があった。そして程なく、震源地が福島県の沖合…

情報屋が世界を潰す--9割以上がムダ情報のため,世界が茹でガエル状態に

テレビが芸能人タレントに席巻されていると以前に書いた コメントばかりで提案なし--マスメディアもブログも批判ばかり - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/5/7。インターネットが無法地帯であり、メタバースはさらに並列宇宙で歯止めが効かないことも…

SNSを再考する--アンチメディアの造語かと思われる

SNSという単語が何の注釈もなく当たり前に飛び交っている。ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略だというのだが、Wikipediaによると英語圏でこの短縮語も約さない言葉も使わず、social media またはsocial と言うのだそうだ。 さまざまな種類がある。…

「ニュース」って何のため? --視聴者に何を伝えるのが目的なのかわからない

筆者は,ジャーナリストとして専門雑誌社30年,専門書出版社10年のキャリアがある。雑誌社では,スタッフ・ライター制で,社員が記者であり,自らの問題意識でテーマを決めて取材し,自ら文章をまとめて読者に提示してきた。今何が問題で,それに向けて関係…

有名人は自分のコメントに責任を取れるのか--「あくまでも個人的,一般的な感想」と前置きする必要はあるのでは

筆者は,世の中のさまざまな事象に対して素人である。したがって,いろいろな人の意見を読み,自分の中で咀嚼し,自分の考えをまとめて発言しているが,目前の事態に対する回答はとても出せるとは思っていない。ただ,分析をして将来的に可能と思われる提案…

ネットニュースお疲れ様--あまりの質の低さに唖然

筆者が情報源としてネットニュースを参照していることは紹介した。が,かなりの情報はクズ情報である。これは個人的な感想であるので,予想のつく方はスルーしていただきたい。 クズ情報と筆者が感じる最大の切り口が,テレビのワイドショーのゲストコメンテ…

SNSは恐ろしい--感情的な批判表現は「表現の自由」ではなく「勝手表現」。規制する技術が必要と感じる

筆者は仕事上,他人の文章を読んでチェックすることも多い。基本的に,その人の文章はその人の責任であり,その人の個性なので,漢字や文法的な間違いを指摘修正し,出版物の書式に従った加筆修正は行うものの,そのほかはそのまま通してしまう。細かい部分…

プレッシャーとスポーツ--いかに「楽しむ」かに単一民族の課題か

北京冬季オリンピックの中日になった。スポーツといえば基本的には個人戦やチーム戦なのだが,オリンピックは「国合戦」色が出てくるのは仕方のないことなのだろうか。 日本の選手も,結果が出せない人が続出している。ウエアの既定違反による失格など,今ま…