jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

エンタテインメント

破壊シーンを今なぜ描く必要があるか--「ゴジラ-1.0」の視覚効果賞受賞メッセージが残念

アメリカの映画賞第96回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞した「ゴジラ-1.0」。VMX技術を使って本物のシーンにCGの背景を合成し,低予算で効果的な場面を作ったことが評価されたようである。 筆者は映画そのものを見ていないので,スポット的に流れる映像から…

芸能人の格付け基準は情報番組--単なるドタバタ芸人のCM起用は広告代理店の怠慢【追記】

宝くじのCMがいよいよ破綻してきた。人気のある若手男優や女優を使っての オチャラケ演技にもウンザリしていたが、とうとうお笑い芸人を使い始めた。ところがこのストーリーがは明らかなセクハラである。宝くじを買いに行くという行動に女性に対する下心が見…

話芸は日本独自のエンタテインメントだが,現在の話芸は品がなく下劣--笑いのクオリティが低い国民性

次から次へと新しいお笑い番組が登場する。情報番組でもコマーシャルも、お笑いタレントばかりである。 日本のエンタテインメントは,基本的には話芸である。寺のお坊さんによる法話もそうだし,辻説法もそうである。これが落語,漫談,漫才などへと広がって…

芦田愛菜さんと「ヤバいよ」は合わない--彼女の才能をエンタメに引きずり込まないでほしい

NHKが「やばい」を使わないでほしい - jeyseni's diary (hatenablog.com)(2021/5/4)と書いたのが3年前になる。「やばいよう日本」という企画が始まったことに対する懸念を書いた。その次の年だったか,このメインキャスターを含む多くのベテランキャスター…

芸術は「現実逃避」の文化--ネコも杓子も小説や動画にうつつを抜かす現在

筆者は基本的に科学やサイエンスの情報をフォローしている。ニュースサイトでも,トップの一般記事は見るが,次に見るのは科学・サイエンスの分類タブである。 昨今のこの科学・サイエンスの話題の半分は,新作ゲームソフトの話題である。ゲームソフトはたし…

男の女装はGDPの責任逃れであると考える--これは女性に対する冒涜ではないか

タレント活動や水商売で男性が女装する例は数多いが,逆のケースは見かけたことがない。なぜだろうか。 武士の時代に、男装して若武者や忍者になった女性がドラマでは描かれるが、これはあくまでも物語なのかも知れない。 女性が男役を演じるのも、宝塚歌劇…

歴史をオモチャにすると,今の時代も将来はオモチャにされる--歴史ドラマの品位が低下

筆者は歴史小説は読まないし,大河ドラマも視ない。高度成長期の日本であれば,エンタテインメントとして歴史モノを楽しむことはあっても構わないと思うが,経済成長が停まり,地球環境の危機,生命存続の危機,そして第三次世界大戦すら危ぶまれているこの2…

問題のすり替えをしているのはどちらだろうか--井ノ原氏は厳密な意味では加害者ではない

ジャニ会見での井ノ原発言は「明らかにトーンポリシング」 東大大学院・斎藤幸平准教授が指摘 (msn.com) という記事があった。会見の席が荒れ模様になったときに,井ノ原快彦氏が「落ち着いてください」発言をし,その発言に対して記者仲間からも拍手が起き…

記者会見も国会もテレビ中継はなくした方がいい--「記者の質」も「議員の質」も中継に値しない

筆者も記者時代は多くの記者会見に出席したが,幸か不幸か,政治部や社会部ではなかったので,非常にテクニカルな真摯なやり取りがされていた。他誌の記者が技術的にものすごく深いところまで突っ込む様子を見て,こちらも勉強しなければな,と思ったりした…

なぜ送検も訴訟も起きないのか--元代表者「J」に尊称を付け続けるマスコミ,メディアに苦言

刑事事件では,被疑者が亡くなっている場合には刑事裁判は行われない。警察から検察に書類送検された後、被疑者死亡を理由として、不起訴処分となるようである。 性犯罪も,基本は刑事事件である。したがって犯人は加害者として存在し,被害者も存在する。犯…

造り物で浮かれるのはしばらくやめてほしい--リアルな現実を直視しなければ,人類は滅びる

筆者は,現代小説は読まないし,映画も映像技術の革新を確認する以外は観ない。まして,マンガ,アニメ,ドラマ,特に歴史モノや戦争モノは観ない。スポーツも個人の能力を競う競技は観るが,団体競技は観ない。演劇,芝居,話芸なども観ない。ゲームもしな…

サイエンスはエンタメ--フィールドワークをする研究者以外は科学からは遠ざかる時代に

宇宙の果てはどうなっているのか,宇宙の開始はどんな状態なのか,生物はなぜこれほど多様なのか,生物はどのように進化したのか--サイエンスのテーマには夢がある。研究者ばかりでなく,子供も大人も夢中になることができる。 学問で言えば,物理学と生物学…

密室犯罪とマスメディアの対応--経営における権威・権力の構図が変わることを期待

海外記者が見た「日本のジャニーズ報道の異常さ」 「弱きを挫き、強きを助ける」歪みまくった構造 (msn.com) 2023/9/1の東洋経済オンラインの記事である。 海外ではジャーナリストは一匹狼である。日本で言うと,評判の悪い写真雑誌のパパラッチカメラマンによる…

男性の「女性化け」現象は多様性なのか,種の崩壊なのか--10年先の自分を夢見ることができるか考えてほしい

若い男性が「美しく」なっている。前期高齢者の筆者の目には,少女マンガの王子様風といったところだろうか。8頭身ですっきりした顔立ち,涼しい眼差し,そしてスムーズな身のこなしである。 影響を受けたのは,たぶん韓国の男性歌手グループの台頭が大きい…

大谷翔平さんは偉大だが,マスコミは浮かれ過ぎ(というのが個人的意見)

大谷翔平さんや八村塁さんなど,海外で活躍する日本人選手が増えている。一時期は,サッカー選手の活躍がマスコミには大きく取り上げられたが,今は大谷さんばかりが話題になる。2時間のワイドショーのうち,大谷さんの話題はその1/3の40分にものぼる。特に…

エンタメが日本を滅ぼす--癒しだけでは生きて行けない

今や、日本人は「癒し」ばかり求めている。その需要に無分別に便乗しているのが、テレビ業界であり、広告業界である。 テレビを観れば、出てくるのはタレントとダンシングシンガー、日本人大リーガーだけである。特にCM に至っては、ほぼお笑い芸人で占めら…

ベースワークが無くなった日本--エッセンシャルワーカーも必要だが、その前に国を支える労働者不在の現在

新型コロナウイルス禍で注目されたのが、エッセンシャルワーカーである。医療関係者やゴミ収集などの衛生関係者、輸送、公共交通機関関係者など、社会を陰で支える人たちである。 エッセンシャルワーカーがいなければ、移動もできないし、モノも届かない。病…

エンタメは座敷芸--仕事とそのルーツを考えてみた

ヒトは生物の中で唯一,「喜び」を求める生きものである,と最近書いた 「目的地」と「リアル」を目指したい--人生の生き方として - jeyseni's diary 2023/4/22。エンタテインメントは,まず小さな集まりの中で始まり,喜びを分かち合って広がってきたのだろ…

「目的地」と「リアル」を目指したい--人生の生き方として

日頃から筆者は,モノづくりを礼賛し,逆にゲームやYoutubeや観光などに対して批判的なブログを書いているようである。グルっと回っても,最後には日本が世界に貢献するには,今は水素発電技術の供給と管理養殖による食料供給しかない,という結論に持ち込も…

「起業」を再考する--虚業ではなく実業を

日本でも自分で起業する若者が増えている。これだけなら喜ばしいと言えるのだが、中身が残念なので、一言まとめることにした。 2023年3月末までのNHK朝ドラ「舞い上がれ!」で、主人公は航空機バイロット試験に合格したが、父の死で家業のボルト工場の営業を…

女性がマウントを取るには、知識と資格と信念、そして腕力と脚力が必要

女性の社会進出について何度も考えている。先日は、東大ミスコンテストの歴代優勝者のその後が番組になっていた。 そもそも、ミスコンが東大で行われていることが、時代錯誤である。信じられない思いで見ていた。 卒業後の活躍ぶりを見ても、はっきり言って…

分離教育に対する国連からの勧告--外圧によって日本の教育の根本の問題である大学入試がなくなる可能性も

2022/9/10のWebニュースに,https://www.msn.com/ja-jp/news/national/日本に障害児の分離教育をやめるよう要請/ar-AA11DMbn?ocid=msedgntp&cvid=778f320f9f5b4615aad43f2c57141a47 という短いニュースがあった。国連から,特別支援学級の廃止などの勧告があ…

日本の将来はあらゆる面で心配--結婚率・出生率低下,産業の空洞化,平和ボケによる国の消滅も

イーロン・マスクが「日本は将来滅びる」と発言したというのでビックリした。出生数が死亡数を下回っているのだから,そりゃ当たり前なのだが,なぜ日本を名指しにしたのかが気になる。 筆者が学校で習ったのは,世界の人口は30億人だった。現在は66億人と倍…

人を描く難しさ--ハリウッド映画のジレンマ

2022/3/27に開かれた米アカデミー賞の発表・授賞式で、俳優、ウィル・スミスが妻の髪形をからかう冗談を言ったコメディアンのクリス・ロックに激怒し、ステージ上で平手打ちした。 この事件について,個人の行動,言動に対する賛否,コメディアンという仕事…

有名人は自分のコメントに責任を取れるのか--「あくまでも個人的,一般的な感想」と前置きする必要はあるのでは

筆者は,世の中のさまざまな事象に対して素人である。したがって,いろいろな人の意見を読み,自分の中で咀嚼し,自分の考えをまとめて発言しているが,目前の事態に対する回答はとても出せるとは思っていない。ただ,分析をして将来的に可能と思われる提案…

「オレ」呼称はパワハラ--コミック原本のドラマ化に疑問

最近の若者が出演するドラマでも,男性が女性に向かって自分のことを「オレ」と呼称しているのが,意外に気になった。 セクハラ,パワハラが横行する中で,ハラスメントをやめる動きが強いと思うのだが,男性の自分呼称の「オレ」は,自分が男性であることを…

アナウンサーのタレント化に苦言--ニュースアナウンサーはAI時代に突入か

クイズ番組を見ていると(と言っても,筆者は食事のときにテレビでクイズ番組がついていればそれをじっとガマンして聞いているだけなのだが),最近は局所属のアナウンサーやフリーのアナウンサーが解答者として出演いているケースをよく見かける。 かつてク…

「東大」看板で恥ずかしくないのか--クイズタレントのみなさんへ

タレントのクイズ番組が目白押しである。知性派タレントとか,いろんな切り口で出演者を設定し,クイズ対決させる。そのタレントの出身大学や,持っている資格などをおもしろおかしく紹介する。最初は,「へぇ,この芸能人も一流大学出なんだ」ぐらいの気持…

筆者に身近な俳優さんたちのCOVID-19感染に新パターン

TBS「ひるおび」のキャスター恵俊彰氏の家族でCOVID-19陽性者が確認され,本人は濃厚接触者として番組にはリモートで参加した,というニュースが流れた 2021/8/8。番組であれだけ注意喚起をしてきただけに,ご家族も気をつけて対策もしていただろうと思うと…

1964年東京オリンピック映像のシンプルさに“感動”

2021/7/22。東京オリンピック開会式前日だというのに,NHKで1964年開催の東京オリンピックの開会式,閉会式の映像が流された。また日本テレビでは,1998年の長野冬季オリンピック開会式での航空自衛隊「ブルーインパルス」演技を時間ピッタリに競技場上空で…