jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ウェットティッシュのやり場に困る--密封性の高いビニール袋をポケットに常駐

2026年の夏も猛暑日続きである。今年は、紫外線カットの伊達メガネ、幅広でレインハットにもなるサファリハットを追加した。日傘はまだ抵抗があるが、以前1日中屋外にいるバイトをした時に導入した。普通に道を歩くときは、できるだけ日陰を選んでいるので、日傘の持ち歩きと開閉の手間をまだ受け入れられない。

 それでも吹き出す汗をどうするかと悩んでいる。昔からハンカチは持ち歩いているので、これまではハンカチで汗を普通に拭ってきた。以前なら2、3回拭けばそれで汗は収まったように思う。しかし昨今の暑さでは、拭っても拭っても汗が止まらない。そのうち、ハンカチがぐっしょりしてきて、ポケットが濡れてくるように感じる。

 メントール入りなどのボディタオルやフェイスタオルは匂いがいつまでも残り、返って不快になることがあったので、最近は単純なアルコール入りのウェットティッシュを使用している。これだと、手の中に入れて、汗を繰り返し拭けるし、皮膚の冷却効果もあって快適になる。

 ところが問題は、使い終わったウェットティッシュの持ち方である。昨今は、街中にペットボトル以外を捨てられるごみ箱がほとんどなくなった。勝手に捨てる訳にもいかないし、かといって手でずっと持っている訳にもいかない。ポケットに入れればズボンが濡れる。厄介だなと思っている。

 普通のビニール袋は、実は透湿性があり、こうしたウェットティッシュを長く入れていると乾燥してしまう。ウェットティッシュのパッケージにアルミ層を含む特殊なフィルムを使っているのは理由がある。ポテトチップの袋の内側が光っているのも同じ理由である。飲食店でお手拭きとして配られるのは、その場での利用を想定しているからで、持ち帰ればそのうち乾燥してしまう。

 ウェットティッシュの空になったパッケージに使いかけのティッシュを入れていたが、持ち歩くとパリパリと音がするほか、あの特殊な開け口の使い勝手の悪さにイライラしていた。

 一方,食品保存用などジッパー式の袋も多く販売されており,いくつか検討してみた。ジッパー式の袋は密封性も高いのだが,あのジッパーの開け閉めにはいつもイライラしている。開くときに爪が引っかからなくてイラつくこともあるし,閉じるときも端から順に押さえていく必要がある。閉まったと思ったのに閉まっていなかったこともある。外出中にモノを頻繁に出し入れするのには適さないと思った。

 いろいろ探しているうちに,「仕分けられるEVAポーチ3ポケット」という製品をダイソーで見つけた(仕分けられるEVAポーチ3ポケットjp.daisonet.com)。トラベル用品売場にあり,普通はイヤホンやUSBケーブルといった小物を入れるための袋である。3分割されており,口を閉めるのにスライドジッパーが採用されていた。

 素材のEVA樹脂はゴムのような弾力があり,形状を保ちやすい。使ってみると,透湿性も少なく,中に入れたウェットティシュもほとんど乾かなかった。

 当初「2分割で十分なんだけどな」と思ったのだが,一番手前を使用中のティッシュ,2番めを1枚小分けしたティッシュ,3番めを予備の2枚ティッシュとすることで,移動時に柔軟に対応できた。元のウェットティッシュからの取り出し回数も減った。

 スライドジッパーはズボンのポケットの中でも簡単に開閉ができ,袋を取り出さなくてもティッシュを取り出したり戻したりできた。

 本来は使い捨てであり,汗を拭ってすぐに捨ててしまうという使い方なのだが,拭っても拭っても吹き出してくる近頃の汗に対しては,汗が引くまで数回は使うべきだと思う。実に便利なモノが登場したものだと感心しつつ,なるべく有効に使い切ろうという昭和世代の貧乏根性かもしれないが,本人は満足しているのである。

熱中症対策としての水風呂はどうだろう--風呂の残り湯は残しておいた方がいいかも

2026年の7月末日だが,日本中で猛暑日が続いている。今日はクルマで移動していたが,車体が熱を持ち続けているためか,クルマのエアコンもなかなか効かない。

 帰宅して,意外に汗はかいていないが,シャワーを浴びようとして,風呂場に入ってみると,昨夜の残り湯が風呂桶に残っていた。残り湯といってももはや普通の水である。どうせ流してしまうのだからと,水風呂として浸かってみると,身体がやはり熱を持っていたことが認識された。身体全体が冷やされて,頭がボオッとしていたのもシャッキリした。いわばアイシングである。

 エアコンもシャワーも使える関東地方での経験だが,停電,断水となっている現在の熊本県でも,水風呂で身体を冷やせるようにすれば熱中症対策として役に立つのではないかと思った。

 もちろん,断水で水は出ない状態なのだが,かつて災害への備えとして風呂の水を残して置くことが,現在は常識ではなくなってきていることに対して,「実は風呂の残り湯を残しておけば役に立つこともあるのではないか」と思ったのである。

 もっとも,風呂の残り湯は,断水時にトイレを流したり,食器の下洗いをするのに使うためとされており,その水に身体を浸けてしまうと,他の用途には使えなくなる。しかし,この猛暑の夏の熱中症対策には,「身体を冷やす」ことがこれまで以上に重要になっていると思うのである。

 「エアコンを適切に使う」と言っても,停電ではエアコンも扇風機も使えない。やむなく車中泊をする方も多い。しかし,ガソリンを大量に消費するほか,エコノミークラス症候群を起こす危険もある。

 大事な水を使うのはもったいない面もあるが,熱中症対策も必要である。風呂の残り湯は残しておこうかと,個人的には思った。

男優のヒゲが醜い--CMでの採用が逆効果(個人的な意見です)

「標準的な姿」については,個人によって考え方が違うだろう。若い人にとっては,「アイドル」というイメージだろうし,年齢が上がるにつれて,「スマート」「オシャレ」「カッコいい」といった見方が中心的になるのではないかと思う。

 アイドルに対しては,男性アイドルは「カッコいい」にキレキレのダンス,女性アイドルは「カワイイ」に可愛い仕草が受けているように見える。スリムで小顔でやや中性的な印象で,最近は韓国アイドルをフォローしているような印象もある。当然のように,男性アイドルも化粧は当たり前で,カラーへアー,ピアスも普通で,「キレイ」な印象を受ける。

 これと対照的に,中年の男性俳優の外見が醜い。特にヒゲ姿が筆者は苦手である。汚らしい。

 最初に感じたのは,野球のイチローのヒゲ姿である。アメリカに渡って大活躍し,野球殿堂入りも果たしているのだが,アメリカではヒゲ姿となり,そのまま日本の栄養ドリンクのCMに登場した。昨今は髪もヒゲも白髪混じりとなり,さらに無精ヒゲ感を増している。

 現時点で一番苦手なのは,阿部寛である。どのCMもヒゲヅラが似合うとは思わないのだが,特に食べ物のCMで顔のアップがあると,嫌悪感すら覚える。たしかにワイルドな役柄の映画のイメージをそのまま引き継いでいるのかもしれないが,食品も湿布薬もなぜそのメーカーが彼をCMに採用したのか理解に苦しむ。

 欧米では,ヒゲは権力の象徴である。古代から,中国でヒゲが戦いの場面で普通に出てくるのは,最近の映画やドラマ,ゲームなどでも当たり前のように描かれている。中東では,男性はヒゲが必須となっている。選択肢がないのである。

 日本でも,基本的にヒゲは権力の象徴と考えられる。特に戦前や戦時中は典型的である。戦後の政治・経済・社会の権力者は,基本的にはこざっぱりした印象で「清廉潔白」のイメージ作戦を取っている。逆にヒゲは反社のシンボルにもなっている。

 スポーツ選手にせよ,俳優にせよ,一般社会に対して清廉潔白なイメージをアピールすべきであろう。もちろん,残念なことに悪の道に走る有名人が多いことも確かである。しかし,外見だけは清廉潔白であるべきだと思うのである。

 

石積みの法面は現在の日本には合わないかも--熊本地震での再度の崩壊を見て

2026/7/28午後4時過ぎに,熊本県で震度7の大地震が起きた。熊本城の石垣が大きく崩れたのが2016年4月14日と16日に発生した大地震。それからちょうど10年で,修復はまだ数十年は掛かると言われていた中で,石垣の地震に対する弱さを再び感じさせられた(まさに「砂上の楼閣」の日本の城--熊本,松山,彦根に見る現在気候との不適合 - jeyseni's diary 2024/7/19)。

 起伏が大きい日本の地形を生かして,守りに強い山城が築かれてきて,その象徴が石垣である。逆に平地の城では,お掘りが守りを固める。そこにも,堅牢な石垣が築かれている。

 しかし,地震のほか,昨今の大雨によって城の石垣が崩れるケースが続いている。雨によって石の周辺の土が流出して結合力が弱くなる。そこに地震では支え切れない。

 法面崩壊は石垣だけでなく、コンクリート壁でも頻発している。その中では、石垣が数百年も維持できていることが逆に凄い技術なのだが、これももはや堪えられない自然環境になっているようにしか見えない。

 沖縄地方の屋根瓦が漆喰で固められることで台風に堪えてきた。石垣も基本形を維持しつつ、例えば結合に適した新世代のコンクリートで結合できないだろうか。同じコンクリートでも、古代ギリシャのコンクリートは自己修復性を持っていて、経年劣化を防いでいるという。現在の科学技術で新しいコンクリートが登場することを祈っている。

電動キックボードは売れているのか--見かけるのはレンタルのLUUPばかり

自転車の青切符が切られるようになったのが2026年4月(https://jeyseni.hatenablog.com/entry/2026/04/02/042108)。それから約4ヵ月経過した。都内では,車道に電動キックボードと自転車が溢れるようになった。

 ところが,一歩都心から離れると,車道に目立つのは自転車ばかり。電動キックボードはほとんど見かけない。

 都心で見かける電動キックボードも,そのほとんどはLUUPのレンタル電動キックボードである。当初の立ち姿勢のキックボードに加えて,イス付きタイプも増えている。しかし,あの目立つ色づかいのLUUPキックボード以外の電動キックボードも,ほとんど見かけない。

 筆者は,歩道を走れない自転車より,特例モードで歩道を走れる電動キックボードの方が安全だと思って真剣に製品探しをした。さらに歳を取って電動カートのお世話になることを考えると,凸凹の大きい歩道を4輪で走るシニアカーよりも,2輪でイス付きの電動キックボードの方が安定して走れると思ったからである。普通に購入すれば20万円近くする電動キックボードなので,おいそれとは購入できる代物ではなく,今の電動アシスト自転車が動かなくなったようなタイミングでの購入を考えていた。

 しかし,都内ではちょっとした移動手段としてレンタルのLUUPで十分で,わざわざ購入する人はほとんどいない。同様に都心外では,子供を載せられるのは自転車であり,女性でも安定した走行ができる電動アシスト自転車一択となるのではないか。

 筆者が電動アシスト自転車を買ったのは,片道12kmのアルバイト先に毎週1回行くのに電車だと3回も乗り換えなければならなかったのが面倒だったからである。当時でも10万円超えだった。その中でも最も廉価なものを購入した。バッテリー容量は現在の半分で,山越えの行き来では平地でのアシストを止めたとしても片道分しかバッテリーが持たなかった。バイト先で帰り道用にこっそり充電していた。アシスト力そのものに問題はなく,山越えに活躍したほか,市内でも意外にアップダウンがある場合や,信号で再スタートするときのアシストなど,素晴らしいアイディアだと感じた。使用頻度は激減したが,今でもちょっとした買い物には利用している。予備バッテリーがすでに販売されていないので,いずれは廃棄になると思われる。

 その代替として,イス付きの電動キックボードの導入を考えていたのだが,どうも今ひとつ食指が動かない。

 理由の1つが,自重の重さである。電動アシスト自転車も15kgほどあるが,タイヤが大きいので家からの出し入れで乗り越えなければならない15cmぐらいの段差でもそれほど苦もなく持ち上げられる。しかし電動キックボードの場合,自重が20kgを超え,しかもハンドルが何となく貧弱で段差を乗り越えるのが大変そうに見える。バッテリー容量が大きいことも重さの理由なのだろう。

 もう1つの理由は,汎用性のなさである。自転車なら前カゴに子供載せパーツというスタイルが電動ママチャリの標準形のようになっている。従来よりも重心を低くして安定性を高めたほか,スタンドもより安定したタイプになり,子供の乗り降り時の転倒を防いでいる。しかし,電動キックボードで大きな前カゴがあるタイプがほとんどないほか,子供載せもできない。ハンドルは畳めたとしても折り畳みタイプはまず見つからず,電車などへの持ち込みができそうなモデルも少ない。

 あと1つ言えば,出先での駐車スペースの問題である。自転車置き場に安定的に置ける形ではないし,ロック付きの駐輪機に載せることも難しい。自転車のようにチェーンロックでどこかに固定することもできないし,そもそも珍しいのでイタズラの対象になりかねない。

 Re:BIKEに興味深々なれど--今こそ人力エネルギーの回生利用の促進を - jeyseni's diary (2026/3/14)という回生ブレーキで100km無充電で走れる新型の電動アシスト自転車も,なぜかあまり話題にならない。結局,長距離で使うには,風や雨の影響がなく,冷暖房が効くクルマという選択になるのかもしれない。

 ガソリンや軽油の元となる石油は,結局は国家間の利害競争の対象となり,醜い戦争が今でも続いている理由にもなってしまう。かつての地球上にあった生命体のエネルギーを凝縮した石油や石炭が燃料の形で使われると,まるでパンドラの箱を開けたかのように二酸化炭素が大量に放出され,地球温暖化が加速する。

 核融合発電への投資が日本でも具体化し始めたが,筆者が生きている間には実現しそうにない。ならば,水素インフラを拡充し,水素内燃エンジン車や燃料電池車の開発に舵を切ることが当面の日本の進む道ではないかと思うのである。燃料電池も,プラチナ(白金)を使わずに効率よく発電できる材料開発が日本の得意技ではないだろうか。

小型タブレット似の幅広スマホが登場へ--長細画面に疲れてきている筆者も注目

【Z Fold8】何だこの比率は!サムスンが“パスポート型”の折りたたみスマホを出してきた。実物フォトレビュー | オタク総研 (2026/7/23)。「開くと4:3」「閉じるとパスポート大」という。現在のパスポートの寸法は,125mm✕88mm。紙でいうとほぼB7サイズ(128mm✕91mm),開くとB6サイズ(182mm✕128mm)である。

 一方,OPPOが新たな挑戦か 「折りたたまない」超ワイドスマホを開発中とのリーク | スマホダイジェスト (2026/7/17)というリーク記事も気になったところです。アスペクト比は16:10前後とすると,ハイビジョンで標準になった16:9に制御行1行を加えた感じで,写真を見るとサムスンのB6サイズに近い大きさに見えた。

 サムスンの機種は折り畳み方式なので,ディスプレイは有機EL,OPPOは折りたたまないので液晶パネルが使える。

 対角を計算すると8.7インチなので,かつての8型の液晶ディスプレイとほぼ同じということになる。クルマのカーナビ用の液晶ディスプレイと同じような感じである。

 同じサイズの製品群としては,小型タブレットがある。iPad miniが195.4mm✕134.8mmなので,それほど珍しい大きさではないともいえるが,タブレットではなくスマートフォンだというあたりでどのような作り込みをするのかが気になるところである。 

 液晶パネルを製造する際,数m角の大面積ガラスパネル上に複数のディスプレイのパターンを焼き付け,液晶を封入してから分割切断して製造する。大面積ガラスそのものの大きさは同じで,そこからいろいろなサイズのディスプレイを切り出すのだが,その際,どういうサイズなら何枚切り出せて,無駄な端材が少なくて済むかが決まってくる。4:3のスクエアというサイズよりも,16:9あるいは16:10といった細長いアスペクト比にする方が多くの枚数が取れる。ノートPCの普及で横型ワイド画面が増えたのも,こうした理由による。

 スマホでも基本的には同じ考え方だが,画面の横幅は片手で持つことを考えるとある程度限界があるので,画面を大きくするには縦長にすることになる。

 近年増えている折り畳み式スマホでは,元のスマホの縦長がベースとなっているため,2折の場合,開くと正方形に近いアスペクト比になる。これだと,多くの動画を表示すると無駄な面積が増える。今回のスマホの画面のアスペクト比は,ハイビジョンの画面比率に近いことから,動画視聴にも適したスマホといえるかも知れない。

 他にも,スマホでカーナビをする際,縦位置でも横位置でも進行方向の先まで表示できない。ディスプレイオーディオも横長画面が多く,進行方向の先が見えにくい。3次元のバードビューにする方法もあるが,筆者は慣れない。

 実は,筆者が使っているような初期のカーナビは,昔のブラウン管テレビのように4:3のスクエア画面ばかりだったが,地図表示には向いていると思っている。

 今回のアスペクト比のスマホが,動画視聴やカーナビなどでの使用にも適しているかもしれないと,密かに期待している。ただし,サムスンのモデルの価格を見ると,もはやこの値段を出して導入するほどの製品なのだろうか,という疑問も出てくる。スマホはどこまで進化するのか。あるいはどこかで別の機器が取って代わるのか,そろそろ限界に来ているようにも思える。

“熱中症危険度予報”を夏場の標準にしてはどうか--ただしWBGT値の単位が「℃」なのが紛らわしい

“熱中症警戒アラート”という言葉に文句を言っているうちに,連日の猛暑日,一部で酷暑日が続く状況になっている(改めて「熱中症警戒・・・」に対するコメント--英語圏ではHeatstroke Alertと2ワードなのに,なぜ日本語だと3ワード? - jeyseni's diary 2026/7/20)。そういえば,「天気予報」は詳細に解説されるのに「熱中症危険度予報」は,複数の地域の1時間ごとの予測を「色」だけで表示しており,1画面だけで済まされてしまうのは,この時期としては情報量が少ないのではないかと思った。

 色分けの基準は,WBGT(暑さ指数)で,危険(31以上=紫色),厳重警戒(28~31=赤色),警戒(25~28=黄色),注意(25未満=水色)となっている。

 ところが,環境庁の「熱中症予防情報サイト(https://www.wbgt.env.go.jp/)」では,WGBT31以上の「危険」を赤色,「厳重警戒」を橙色とし,WBGTが33で「熱中症警戒アラート」を紫色,35で「熱中症特別警戒アラート」を黒色で表現している。

 つまりここでも,気象庁と環境庁で色使いがズレているということになる。

 そこで,いろいろなWebサイトを見てみたのだが,WBGT値を使った熱中症危険度予報と,最高気温予報,天気予報を一画面で一覧できるのが,日本気象協会のtenki.jpだった。たとえば東京都内の熱中症情報ページは,千代田区の熱中症情報(WBGT近似値) - 日本気象協会 tenki.jpのようになっている。時間軸に沿って,WBGT近似値,天気,湿度,気温,降水量,風向,風速が表示され,WBGTの基準に沿った色分けがされている。 

 欲を言えば,温度の欄も猛暑日,酷暑日も色分けをしてもいいと思うのだが,困ったことにここに「熱中症警戒アラート」(紫),「熱中症特別警戒アラート」(黒)を加えると,WBGTの色分けと矛盾が生じてしまう。そのためか,このページにはアラート関連の情報が記載できていない。実際,このブログを書いている2026/7/23の12時前には,関東から以西はすべて「熱中症警戒アラート」が出されているのである。

 提案としては,WBGTの危険31の紫を「赤紫」に,熱中症警戒アラートのWBGT値33を「青紫」にすれば,国際基準との矛盾を回避できる。おそらく,「危険」の紫色がイメージするのは,貧血などで血の気の引いた人の唇の色だろう。それでもまだ,赤味は残っている。しかし,「アラート」が出たからには,表での活動を自粛しないと,さらにくすんだ紫(青紫)になって倒れてしまう,命の危険がある,というイメージを表現できるのではないだろうか。「特別警戒」は最終的な死をイメージする黒で表現されてしかるべきである。

 それにしてもWBGTの単位は「℃」で,気温の単位と同じなのが気になる。危険(赤)とされる「WBGT31℃」は,気温でいえばおそらく35℃超えの猛暑になっていることが多いからである。この際,tenki.jpにあるようにWBGTは単位なしで伝えた方がいいと思う。何でも“正確”に言えばいいというものではない。

 さらに筆者としては,WBGTとLGBTが同じような響きを持っていることも懸念している。本来の「WBGT=wet-bulb globe temperature=湿球黒球温度」はさらに分かりにくいし,「暑さ指数」では意味が曖昧である。

 どうやら類似する指標は「快適性指標」という分類になるようで,その中には「不快指数」「WBGT」「ET」「OT」「PMV」など実にいろいろな定義があるようである。筆者に馴染みのあるのが「不快指数」で,これは気温と湿度のマトリックスで定義されたシンプルな指数だが,これでは熱中症の危険度を評価できなかったということになるのかもしれない。

 そうすると,WBGTはあえて「熱中症危険度指数」と言い換えた方が適切ではないだろうか。「暑さ指数」という言葉も,誰かが考えたのだろうが,今の実態には合っていないと思われる。単位も,正確に言えば℃だが,指数の一種として「単位なし」で呼びかけた方が適切と考える。