jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

災害-天気予報

スーパーコンピュータはその都度のデータで再計算するので連続性がない--ゲリラ豪雨はいつかどこかで必ず発生するという前提が必要

天気予測の変更が頻繁すぎて予測にならない--雨雲レーダーを見て5分後の行動を決めるしかない - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2024/8/22)と書いた翌週の台風10号は,まさに天気予報泣かせだったと思われる。最初はまっすぐ北上して本州のど真ん中に…

台風の暴風・強風圏内の雨雲は線状降水帯と区別すべき--移動速度が遅ければ連続して降るのは当たり前

2024/8/29時点で,台風10号は進路が西から北に変わり,午前8時に鹿児島県薩摩川内市に上陸した。上陸時の中心気圧は935hPa。8時間経過した16時現在,まだ熊本県雲仙市辺りに中心があり,気圧は980hPaに下がっている。スピードが相変わらず時速15kmと遅いため…

台風直撃より恐い線状降水帯--大気中の水分量増加が原因

2024/8/26現在、台風10号が接近中である。週明けにも本州直撃などと予想されていたが、今日現在は水曜日ごろまで上陸予測がずれている。コースもどんどん西寄りになっているし、どこかで北東方向に向きを変えるという予報だが、これも確定しない。さらに、こ…

気象モデルが温暖化によって使えなくなった--オオカミ少年で経済的被害

2024/8/15をピークとした台風7号の“関東直撃”は,結果的には比較的軽微に終わった。2019年の台風19号と似た規模,コースを教訓に,事前に鉄道の計画運休が行われた。特に,東海道新幹線の東京-名古屋間を半日運休にしたほか,地下鉄東西線が丸1日,成田空港…

災害,気象の規模を「レベル」で統一へ--それにしても施行予定が2年後とは遅くないか

警報や注意報、レベル併記で分かりやすく 2026年から運用見直し (msn.com) (2024/6/18)。災害や気象関係の注意レベルの表記がわかりにくい件は,筆者も気象・災害関連情報の言葉使いの再統一を提言--「情報?」「アラート?」「指示?」「勧告?」「レベル…

台風「影響圏」の提案--温暖化加速に伴い,台風の周囲に線状降水帯のできる可能性が拡大【追記情報】

2023/8/15 14:00ごろ,台風7号が兵庫県明石市付近に再上陸した。5:00ごろに和歌山県に上陸後,近畿地方を縦断しつつある。中心付近の気圧は985mPa,移動速度は時速15kmで,勢力があまり衰えないまま日本海に抜けることが予想される。 一方,日本海の海水温も…

気象・災害関連情報の言葉使いの再統一を提言--「情報?」「アラート?」「指示?」「勧告?」「レベル?」 など使い方がバラバラ【追記】

2023/8/12現在,台風6号の九州西側縦断に続き,7号が今度は本州中央縦断に向けて接近中である。お盆休み後半の8/15がピークと予想されているが,時速15kmとゆっくりした速度で北西に進んでおり,海水温度も高いことから,今時点で気圧940mPaと,筆者の台風の…

台風は恐ろしいが,線状降水帯はもっと怖い--英語のTrain-ing(列車のように繋がった)の方がわかりやすいかも

台風も線状降水帯も地震も,いずれも自然災害なので,どこで起きても不思議はない。たまたま筆者の自宅周辺は,ここ50年ほどは何の災害も起きていないが,実家で起きた阪神淡路大震災が70年ぶりということを考えると,とりあえず地震はいつか来るのだろうと…

台風11号の進路予測が正確だった件--スーパー台風が今後どんどん発生するのが不安

2022/9/4 大型で強い台風11号が、沖縄の南を北上している。速度が時速15kmと遅く、被害か長引かなければいいと願っている。 この台風の進路は、極めて異常だった。小笠原諸島から西に進み、さらにだんだん南寄りに下がって、日本本土から遠ざかって行くよう…

「高気圧,低気圧,前線」では解説できない線状降水帯--カオス,揺らぎで表現する時代に。「気象予報士」資格の見直しを

「環状不安定パターン」という定義をしてみる--日本海から太平洋を丸で囲うと答えが出てくる - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/7/19 と書いた翌週に,日本各地で線状降水帯による大規模な河川氾濫が発生してしまった。山形県の最上川の氾濫をはじめ…