jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

研究

zoteroという文献管理システムを使ってみた--今の研究者は楽になったのかも

研究者にとって,論文執筆時に文献の掲載は必須の仕事になる。世界中に星の数ほどもある論文から,自分の論文に必要な論文を文献として入手し,管理するのは大変な仕事だと思っている。 何しろ筆者が卒論で引用した論文はわずか10本。それも自分の実験の手順…

生物の新規発見の裏で毎年数千種が絶滅--これからの新種探索プロジェクトなどもいったん中止して明日の地球のことにカネを使ってほしい

生物学において,新種の発見の話題はニュースになる。研究者が何年にもわたって調査したなかで見つかったものから,素人がたまたま捕らえた個体がたまたま新種だったというものまで,さまざまである。 生物の種類は数十万種もあると言われるが,まだ見つかっ…

保守だけでは維持できない日本--人材育成,産業育成で「日本を潰すわけにいかない」と世界に思わせる政策が必要

最近,「保守」という言葉が頭に浮かんできた。高度成長期から50年が経過し,鉄道や道路,橋などの交通インフラや,集合住宅そして個人の家まで含めて,「結局,人が作ったものの耐用年数は50年」だと改めて認識したことがきっかけである。特に公共のインフ…

「理工学」を解体する--いま日本に必要なのは何か。独自技術の水素燃焼エネルギーの実用化と考える

かつては,理系と文系と大きく2つに分けられていた学問分野だが,近年は「学際的」とか「文理融合型」「分野横断型」などと言われるように両方の系統にまたがる学問領域が増えてきた。 筆者は工学系なのだが,「理工系」と呼ばれることもある。しかし,理学…

有名人は自分のコメントに責任を取れるのか--「あくまでも個人的,一般的な感想」と前置きする必要はあるのでは

筆者は,世の中のさまざまな事象に対して素人である。したがって,いろいろな人の意見を読み,自分の中で咀嚼し,自分の考えをまとめて発言しているが,目前の事態に対する回答はとても出せるとは思っていない。ただ,分析をして将来的に可能と思われる提案…

ノーベル賞が迷走している?--現代の社会パラダイムには合った新たな賞の創設を

2021年のノーベル賞受賞者が次々と発表されている。 物理学賞に,二酸化炭素の温暖化影響を予測した真鍋淑郎さん,平和賞にフィリピンとロシアの政権に批判的な報道関係者,文学賞にタンザニア出身 アブドゥルラザク・グルナさん,化学賞に有機触媒の研究で…

学者の分析・提案がない不思議なコロナ禍の行方

筆者は,大学の教授を筆頭とする学者が嫌いである。なぜかというと,彼らは自分の地位を上げ,より高い勤め先を得るために,論文を書くことだけが仕事だからである。優秀な人材を育てるための教育をするわけでもなく,逆に優秀な人材を蹴落とすために,必死…

大学は迷走しているのでは

JST(科学技術振興機構)のプレスリリースページには,日本のサイエンス分野の最先端研究が紹介されている プレスリリース一覧|事業紹介|国立研究開発法人 科学技術振興機構。医学,理学(物理,化学,生物,バイオ,数学など),材料学,AIなどの先端技術…