新型コロナウイルス感染症の感染確認者数の五類以降後31週目が,年明けの1/4(木)にようやく発表された。統計期間は 2023年第51週(12月18日~12月24日)で,本来は12/29(金)に発表されるはずのものである。またも統計発表なしの2023年最終週の新型コロナ--年末にかけての行動への指針なし - jeyseni's diary (hatenablog.com) (2023/12/30)。さらに32週目のデータが1/5(金)に続けて発表されるのかと思いきや,これもスルーされてしまった。官庁はすでに1/4には仕事始めをしているから31週目を遅ればせながら発表したのなら,1/5には32週目も発表すべきだと思うのだが,やはり期待には応えてくれないのが官僚なのだろう,という気になっている。ほぼあきらめ状態である。マスコミはなぜこれについて突っ込まないのだろうか。
さて,統計数字では31週の全国平均が4.57人で,5週連続の増加となった。
さらに,各県の注意報,警報レベルの評価グラフでは,北海道が10.69人と注意報レベルになった。その他,6人超えが茨城(6.38),山梨(9.73),長野(8.55),愛知(7.06),大分(6.43)などとなっている。メディアも数ヶ月ぶりに取り上げた。
しかし,年末年始の行動に対する指針を与えるのに,年始の発表では遅い。専門家も年末年始の移動でまた増加傾向に拍車がかかるかもしれない,というコメントを出しているが,年末の統計発表を厚労省が出さなかったことで,その肝心の年末年始の行動を抑制できなかった。やはり民間人からすると職務怠慢,お役所仕事,と見えてしまう。
さて,32週はいつ発表するつもりだろうか。1/8(月)は成人の日で休みである。また1日遅れることになるのである。これを見ても,1/5(金)に発表しなかった理由が分からない。
実際,筆者の周りでも新型コロナ感染者が何人か出ているし,コロナ後に続けてインフルエンザに罹った人もいる。2023年中のワクチン接種率は相当少なくなってしまっているのではないかと思われ,次の第10波の感染拡大が起こらないとも限らない。
しかし相変わらず,マスク着用率が10%ぐらいまで下がり,咳・クシャミエチケットもなく,いつどこで感染するか分からない状況になっている。2024年は,ワクチン接種は有料になるので,接種率はさらに下がることが予想される。もし現在の増加傾向が続くようなら,またリモート勤務を考えたくなってくる。筆者の感覚はおかしいのだろうか。一般の人は,現在の状況が平気なのだろうか。それとも経済優先で多少の犠牲は黙認するという姿勢なのだろうか。