新型コロナウイルス感染症の五類移行後第48週の拠点医療機関による1週間の感染確認者数は3.64人で，前週の3.71人からは微減となった。インフルエンザが，2.69人から1.85人へと激減しているのに比べると，減り方がやはり鈍く感じる。
2024年の夏は，熱中症特別警戒アラートを設定するほど，暑くなるとの予想が出ている。すでにGW前後で真夏日（30℃超え）になった日もある。やはり異常事態と思われるが，ウイルス性の病気については，胃腸炎系以外は減る傾向にあると信じたい。
筆者は，ポリシーを持って，メリハリをつけてマスク着用を続けている。外を歩くとき，人とすれ違うとき，人と話をするとき，人の会話や咳・くしゃみが近くで行われているとき，と決めており，オフィスで黙って仕事をしている場合はマスクは外している。
しかし，世間のマスク着用は，惰性で着けているか，無意味にポーズであごマスクをしているだけにしか見えない。
いよいよ，あと1ヶ月で五類移行後1年を迎えようとしている。本来なら，ワクチン有料化に移行した2024年4月で対策の終了宣言をしても良かったと思うのだが，政治の混乱によってそれどころではない状態が続いている。下手に終了宣言したら，また「無責任」と追及されるからなのではないだろうか。
