jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

エネルギー

やはり失敗のH3ロケット--日本の技術はここまで落ちたということが改めて証明された

2023/3/7国産H3ロケットは,今度は1段目とブースターロケットは点火できたが,何と2段目の点火が確認できず,破壊信号が送られて破壊された。 H3ロケットの打ち上げ失敗--日本は航空宇宙ビジネスから撤退すべき段階 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023…

航空機への夢--こちらも「水素燃料ジェットエンジン」を成功させることが日本を救う

航空宇宙産業は,筆者の時代には夢の産業だった。空への憧れはレオナルド・ダ・ビンチの時代からあるわけで,人間の本性なのだと思う。琵琶湖で毎年行われている鳥人間コンテストも,チャレンジングでワクワクする。当初はスタート直後にヤグラから真っ逆さ…

鉄工業は、水素燃焼のノウハウを発電に転用せよ--「水素は産業の米」を再演せよ

日本製鉄(NIPPON STEEL)のCM 動画がトレインチャンネルで掛かっている。鉄と水素で、出るのは水だけ、カーポンニュートラルに貢献する、としている。 製鉄には、鉄鉱石の酸化鉄を還元(酸素を引き剥がす)工程が必要で、従来は鉄鉱石とコークス(炭素)を…

阪神淡路大震災から28年--記憶は風化するが,より効率的な土地利用への発想転換を提案

1995/1/17 5:46に阪神を襲った震災から28年が過ぎた。筆者は川崎市のマンションに住んでいて,朝7時のニュースで阪神高速道路が横倒しになっている映像を見て慌てた。実家のエリアだったからである。電話をしてみたが,実家とも兄夫婦の家ともつながらなかっ…

侵略地の奪還は不適切な作戦--長期化するウクライナ侵攻で極寒にさらされる国民

ロシアのプーチン集団によるウクライナ侵攻が始まって9ヶ月。極寒の季節に入り,ロシアがジリジリと撤退しながら発電所などのインフラの破壊をしていると伝えられている。ウクライナ国民を凍死の危機に追い込む卑怯な作戦だとして,ゼレンスキー大統領はロシ…

進化の頂点が破壊的な武器を持つことになるとは--ノーベル賞の限界か

ノーベル生理学・医学賞2022を受賞したスウェーデンのスパンテ・ペーボ博士は,旧人類と現人類の進化や交雑の歴史をミトコンドリアDNA解析によって明らかにした功績を讃えられた。 その後の現人類の進化は,恐ろしいほどのスピードで進んだ。道具を使い,火…

「長く大切に使う」ことの矛盾を改めて考えてみた--SDGsも単なる責任回避で終わる可能性

SDGs(持続可能な開発目標)が流行りである。持続可能という響きのいい言葉だが,最近,ちょっと疑問に思えてきているので,気持ちをまとめてみることにした。 持続可能ということはゼロサムである。しかし,自然も人間が作り出したものも,エンタルピーは必…

2022年、世界を動かすモノは何かを考えた--動かないアメリカ,動けないロシア,間隙をぬって台頭する中国

2020年は、地球も世界も言わば分岐点で乗り誤った年だったように思える。何だか、ここのところ、無為感に囚われている。いやな発想ばかり浮かぶ。 地球温暖化が言われて20年経った。人類は相変わらず化石燃料を燃やしてエネルギーを取り出し、二酸化炭素を放…

圧縮空気をエネルギーにするアイディア各種

Webでニュースブラウズすると,いろいろなアイディアが沸いてくるし,思わぬアイディアに出会うことがあって,いい時代だなと思う。小学生のころから「発明工夫展」への参加は当たり前のようにしていたし(ただし入賞したのは,カステラの箱で作ったエレベー…

電力逼迫と街灯消しの矛盾--夜の道が危険

ウクライナ紛争による世界のエネルギー受給の緊張が拡大している。石油も天然ガスも,世界全体での供給量が減り,価格が急上昇している。日本も,ロシアとの関係悪化で,サハリンからの天然ガス供給が減らされることになっている。 地震後1週間経過してのま…

家畜の糞尿から水素やメタノールを生産--北海道の取り組みを評価。もっと「水素」コールを

【再エネ王国・北海道】牛の“ふん尿”が宝の山に?|NHK 北海道のニュース 2022/6/2にNHK北海道で放送された内容のようだが,全国ネットでは今朝7/25のニュースで知った。鹿追町では,糞尿から水素を作り出し,町の水素ステーションで“給気”できるようにした…

ガスから電気に切り替えて節エネ--火で空気が温まると冷房が余分に必要になる

ウクライナ紛争のあおりで、日本へのロシアからの天然ガス供給がカットされる可能性が出てきた。このため、「節ガス」キャンペーンが北海道を中心に始まったという。 ガスを主に使うのは飲食店の調理場である。また、銭湯もかつては薪、次に重油、そして現在…

微生物からプラスチック--水素細菌プロジェクトを国家レベルで進めることを再提案。太古の地球の原理に戻ろう

微生物×二酸化炭素でものづくり? 2022/7/13のNHKニュースのタイトルである。水素細菌が,空中の二酸化炭素を餌として水素を作るとともに,自身の中に生分解性プラスチックを作る,という話で,筆者も少し前にフォローしていた 水素細菌ねぇ--まず電気分解水…

ムダ死だった安倍元首相--日本では政治が機能していない。エネルギー,食糧問題でリードできる技術に投資すべき

2022/7/7に安倍晋三・元首相が凶弾に倒れて亡くなった。人の死をどう語るかで語った者の素養も知られてしまうのであまり書きたくもないのだが,政治家として撃たれたのではなく,個人的な恨みの妄想で撃たれたような状況に,筆者は残念さを感じているところ…

原発再考もやむ無しだが、技術者養成が恐らく無理な日本--モノづくり全般に指導力さえなし

ウクライナ紛争によって、SDGsがエネルギー分野で揺れ動いている。天然ガスのロシア、石炭の中国、ウラン鉱石のタジキスタンと、西側にない国がエネルギー資源を牛耳っている。石油産出国も先進国ではない。いずれも、エネルギーを人質に取って世界の覇権を…

猛暑日こそテレワーク--電気代効率が圧倒的に高く,停電への対応も完璧

2022/6/25から連日,6月としては初めての猛暑日が各地で続いている。週明けの今日6/27も関東は晴天で,間違いなく猛暑日になると思われる。 と思っていた途端に,梅雨明け宣言が出されてしまった。もう日本には梅雨をなくしてしまっていいのではないか。ジト…

EV車なら再生可能エネルギーで充電しないと意味がない

筆者の自家用車セレナはもう20年以上にもなる。車内空間が広く快適である。燃費は、今や論外に悪いが、ゲタ代わりにしか使わないので、それほど気にならない。環境性能も最新の規制以前なので気にしていないが、利用距離も短く、それほど影響がないと思って…

扇風機代わりにエアコンの「送風」を試した件

まだ5月だというのに,猛暑日予想が出ている。なんともやりきれない。 新型コロナウイルスのオミクロン株が,無症状感染の可能性が高いことの対策として,常時強制換気を推奨しており(推奨しているのは筆者だが),筆者の部屋にも古い換気扇を窓に取り付け…

水素細菌ねぇ--まず電気分解水素でのインフラの確立が先決だが安定供給には必至の技術かも

アメリカや中国で、水素細菌で水素エネルギーを使うというプロジェクトが国家規模で進められているという。二酸化炭素も餌として吸収し、水素ガスを産出するとともに、自身は生物プラスチックの素材にもなるらしい。日本もようやく研究に資金提供するかどう…

日本の将来はあらゆる面で心配--結婚率・出生率低下,産業の空洞化,平和ボケによる国の消滅も

イーロン・マスクが「日本は将来滅びる」と発言したというのでビックリした。出生数が死亡数を下回っているのだから,そりゃ当たり前なのだが,なぜ日本を名指しにしたのかが気になる。 筆者が学校で習ったのは,世界の人口は30億人だった。現在は66億人と倍…

換気vs寒気&暖房,そして花粉,熱気&冷房,省エネ--この悪循環を断ち切るための考察。「リゾートテレワーク」が理想という結論

筆者としてはようやく,新型コロナウイルスに対する攻め方・守り方に確信が持ててきたので,遅まきながらまとめてみたいと思う。 2020年初の初期型でも,結果としては一般的な会話時に発するマイクロ飛沫による空気感染が中心だったと思われる。2022年時点の…

国のデフォルト(債務不履行)と軍事力の脅威

スリランカが物価高騰でデフォルト(債務不履行)の危機にあるという。国内で暴動が起きている。またロシアもウクライナ侵攻に伴う西側諸国からの経済制裁によってデフォルトの可能性があると言われている。 ロシアの場合は,取引で動かせる資金がなくなった…

専制主義から民主主義に転換した唯一の国が「日本」--これが今アピールできないのが日本の弱みである【追記】

民主主義と専制主義のせめぎ合いと,その解決に向けての推論をしてみた 21世紀の人類存亡の危機--AIはどういう答えが出せるだろうか - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/4/19。この中で,戦後日本の平和主義についても触れている。 その後,少し考えて…

21世紀の人類存亡の危機--AIはどういう答えが出せるだろうか

日記を始める - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2019/6/26。ずいぶん長くこのブログに書いていた気がしていたが,ようやくあと2ヶ月で3年になるようである。もともとは筆者の周りで起こる筆者の感性と異なるさまざまなことがらをメモする目的で始めた。環…

地球温暖化が加速する--二酸化炭素排出がもう止まらない

ウクライナ危機が40日を超えて継続している。巨大な国と小さな国の戦いで,大国側にとってはごく一部を追加できるかどうかだが,小国にとっては国がなくなってしまう危機もある。第二次世界大戦の日本と同じ状況が,今のウクライナにある。 一般人の殺害が意…

春になったら今度は冷房って早すぎないか

ここのところ、3月末から寒の戻りで寒くなったり暖かくなったりしている。ウクライナ情勢の影響で原油価格が上がり、電気代が上がり始めている。夏ごろには今の1.5倍ぐらいにはなってしまいそうである。 電車を使った通常勤務に戻して、暖かい日、寒い日と繰…

法律改正では動きが遅い--即断即決できるのは日銀だけか

ロシアに対する最恵国待遇を廃止し,関税の優遇措置をなくす,ための法律を今の国会に提出する,準備を進める,と発表した,というニュースが2022/3/31にあった。ロシアから輸入する木材の関税は4.8%から8%に,サケやいくらは3.5%から5%に、カニは4%か…

使いかけのアルカリ乾電池--もったいないが捨てるしかないのか

筆者は非常用品の1つとして,さまざまな大きさの乾電池を備蓄してきた。かつては,懐中電灯に使われていた単1型の太い乾電池,ラジカセに使われていた単2型,電卓やポケットライトなどに使われていた単3型,そしてさらに小型機器用の単4型である。 このうち…

正しい停電措置とはいえ,回復に2時間はおかしいのでは--10電力会社間の電力融通がうまくいっていない

2022/3/16 23時36分に宮城県沖で起きた大地震で,関東一円で210万世帯が停電になった。宮城県や福島県では震度6強,関東は最大でも震度4。机の上の荷物やパソコンも落ちることもなく,それほど強く感じた地震ではなかったが,東京23区や神奈川県,埼玉県,千…

歴史学者、歴史作家は言うことはないのか--過去の戦争からいかに脱したか

ロシアによるウクライナ侵攻が止まらない。もともと戦争というのは、陣地を広げ、国の発展に欠かせない施設や資源を奪取するためにおこなうのなら、今回の軍事侵攻を解決するための方法について、歴史学者や歴史作家が何か一言あってもいいのではないかと思…