jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

経済

ホワイトカラーがいなくなった日本--ビジネスの凋落の印

「ホワイトカラー」と言っても、今の若い人には通じないかもしれない。ワイシャツを着用する仕事、つまり、いわゆるビジネスマンのことである。 戦後の経済発展の中で、会社勤めの人を主に指していた。これに対して、工場で働く人は、その作業服の色からブル…

2023年ノーベル経済学賞--労働市場の男女格差指摘が評価されたことを実践につなげるべき

2023年のノーベル経済学賞は,米ハーバード大学教授のクラウディア・ゴールディン(Claudia Goldin.)氏が受賞した。「労働市場における男女格差の主な要因を明らかにしたこと」が受賞理由だという。 筆者は経済学についても無知識なのだが,需要と供給とか世…

辺野古や万博は「今」必要なのか--世界情勢が変わった今,日本に利するかどうかの再考を

2023年9月,沖縄県名護市辺野古のアメリカ軍基地移転先の地盤改良工事について,最高裁判所で沖縄県側の敗訴が確定した。工事の総額は90億円,着手から完了まで9年3ヶ月かかるという。辺野古へのアメリカ軍普天間基地の移設問題は,1995年に遡り,2015年に政…

裸の王様・日本は,外国にモノを売って経済で立つしかない--仕事の男女平等は大いに結構だが,これでは日本の家庭がなくなる危機に

日本は「裸の王様」である。第二次世界大戦での敗戦の後,軍事技術をすべて民間転用に集中したことにより,世界第2位の経済大国にのし上がったが,自分を守る技術も人材もすべて捨てた。経済の著しい成長は,世界に稀な終身雇用制で企業規模を拡大し,全方位…

保守だけでは維持できない日本--人材育成,産業育成で「日本を潰すわけにいかない」と世界に思わせる政策が必要

最近,「保守」という言葉が頭に浮かんできた。高度成長期から50年が経過し,鉄道や道路,橋などの交通インフラや,集合住宅そして個人の家まで含めて,「結局,人が作ったものの耐用年数は50年」だと改めて認識したことがきっかけである。特に公共のインフ…

1人称で情報提供すると、それは個人の思想になり情報ではなくなる

インターネットとSNSの組み合わせにより、個人が情報発信を簡単にできる環境が生まれた。同時に、広告業界が選ぶのがメディアではなく視聴率だけだという実態が露見した。要するに、情報の質や正確さよりも視聴者数が多いか少ないかだけが、広告掲載の基準と…

AU(アフリカ連合)との連携でサステナブルな新天地開発を進められないか

人口減少の日本は,人口増加のインド,アフリカと密な国際連立国家を作る提案 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2022/11/15と書いた。その前に,そもそもアフリカが一致団結して,ヨーロッパ連合(EU)のような経済圏を作るべきではないか,と思っていた…

久しぶりの電車遅延で考えた--会社に遅刻しないのは前向きな理由か後ろ向きな理由か

久しぶりに,電車が遅延した。電車が遅延すると,運転間隔の調整が行われ,駅での停車時間が長くなる。お客は,停車してドアが開いている間はコンスタントに乗り込んでくるので,電車内の混雑はさらに増加する。それでも,この時間調整をしないと,次の電車…

法律改正では動きが遅い--即断即決できるのは日銀だけか

ロシアに対する最恵国待遇を廃止し,関税の優遇措置をなくす,ための法律を今の国会に提出する,準備を進める,と発表した,というニュースが2022/3/31にあった。ロシアから輸入する木材の関税は4.8%から8%に,サケやいくらは3.5%から5%に、カニは4%か…