jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ついに中国製「OPPO」スマホに乗り換え--今のところ問題なし,というか完璧

筆者のスマホ歴も5台目になる。ガラケーからの乗り換えは普通の人よりは遅かったし,最初は特にタッチ入力に疑心暗鬼で,使わないという選択もないわけではなかった。現在でも,スマホ特有のフリック入力は基本的には使わないし,バッテリーの持続使用時間にもそれなりの不満は持っている。

 老眼が進んだ現在,6インチ超えの大きなディスプレイでもまだまだ小さいと思うのだが,かつて実用化は難しいと思われた折り畳み型のモデルも販売されるようになり,ますます進化を遂げていると感じる。一方で,パネルへの負担を考えると折り畳みディスプレイには手を出さないとも思うし,メジャーにはならないとも予想している。

 製品を進化させるのは,日本企業のお家芸であり,スマホでも液晶パネルの色再生領域を広げたり,明るさを出しながら消費電力を抑えたり,カメラ性能を向上したり,といった改良は日本メーカー製スマホでもどんどん進められてきた。

 しかし,電池交換をしないという割り切りや,アウターカメラを広角と標準の2台搭載するとか,操作ボタンをほぼ無くすとか,折り畳み式ディスプレイの採用とか,などの斬新な発想は,日本企業からは出なかった。バッテリーの省電力化にしても,ソフトウエアで「超節電モード」などを搭載したのは韓国メーカー製だと思うし,カメラでの撮影データをとことんまで加工処理して人の感性に近づける処理をおこなったのはAppleiPhoneである。日本企業は,液晶パネル,カメラ,レンズ,バッテリー,などのハードウエアの改良は進めたが,ソフト的なアプローチはほとんどが海外メーカーが先取りしたと思う。

 3台目は韓国Samusung製で,電池交換できる最後の世代として選択し,有機ELパネル搭載機として評価した。4台目はさらに電池の持ちを考えて省電力液晶パネルIGZOを搭載したシャープ製を選択した。ようやくバッテリーの持ちに不満のないモデルに出会えたと思い,長く愛用した。

 そして5台目も同じシャープを選ぶつもりだったが在庫不足で入荷2ヶ月待ちと言われ,コスパを含めて中国「OPPO」の最新モデルにした。店頭受け取りで翌日に入手できた。

 それからまだ10日なのだが,ほとんど違和感なく使えている。ディスプレイは有機ELパネル。アウターカメラ2台,大容量バッテリーなどのハードウエアは完璧である。ソフトウエアはまだ確認しきれていないが,超省エネモードも搭載されているし,電源ボタンを押さずに画面のダブルタップで画面ONにする機能も標準搭載している。

 なによりも,100%充電によるバッテリー劣化を防ぐ充電モードを搭載しているのに驚いた。過充電を本当に防いでくれるかどうかはともかく,夜間に充電して朝方100%になって「しまった」と思うストレスがなく使えるかもしれないという期待が高まる。

 スマホの回路的な部品やカメラ部品,ディスプレイ部品などは中国以外の国から調達している可能性が高いが,組み立ては中国国内でおこなっていると思われる。包装も実にシンプルだったが,袋の折り目もなく,完璧だった。心がこもっているとも感じた。

 日本のモノづくりが,コスト重視,納期重視で,検査偽装などをしている現実を見ると,工業製品も高品質を謳い文句にしていた日本はどこに消えてしまったのだろうと,愕然とする思いである。