jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

テレワークを管理する側からのベターな方法の提案

時差(地理的および生活習慣的時差)のある方と一緒に仕事をするのに,メールは便利である。夜中に何か思いついてメールを発信,その回答が朝や翌日,というのでもコミュニケーションは可能になる。

 会話だと,口をついて出てしまった言葉は,もう取り消すことができないが,メールだと文章を推敲することができる。感情に任せて打ち込んだメール文を,送信する前にもう一度読み返して,修正したり,送るのを止めたりできる。無用なトラブルを避けることができる。逆に,延々と長いメールにしてしまって,トラブルになることはないわけではない。

 文字のやり取りをするチャットや,twitterなどのショートメッセージも,うっかり発信の危険がある。炎上の可能性があるというわけである。

 zoomなどのテレビ会議は,まだ相手の表情が見えるので,言い過ぎを防ぐこともできる可能性が高い。対面で打ち合わせをするのと同じぐらい,心が通じるような気がする。

 さて,そういう時差のある相手とメールを中心に仕事をして来たのだが,どうも行き違いが大きく,なかなか収束しない。そこで,zoomを使って打ち合わせをしようと考えたのだが,なにしろ時差があるので,こちらが通常勤務ではうまく時間が合わない。

 そこで,期間限定でテレワークをすることにした。これなら,朝でも夜でも,通常の通勤時間帯でも,必要な打ち合わせをすることができる。

 改めてテレワークを始めると,実に快適である。出勤のためには,朝決めた時間に起床し,朝ごはんを食べ,ヒゲを剃り,着替えて出かけなければならない。ここで1時間,通勤で1時間半。何もできない。自宅なら,朝ごはんを食べながらPCでメールをチェックし,その場で返答もできる。食べ終わればそのまま仕事をスタートできる。この2時間半は大きい。

 ところが,テレワークする社員を管理する立場の人間に言わせると,管理しずらいのがテレワーカーである。オフィスにいれば,何となくPCの前に座っているだけで仕事をしているように見える。筆者の仕事であれば,メールのやり取り,データの処理,検索などの調査などである。書類の作成も,基本的にはワープロソフトやプレゼンソフト,Excelなどで作成し,プリントアウトする。いまどき,手書きで仕事をすることは極めて少ない。郵便物を作成するぐらいではないか。つまり,1日のほとんどをPCの前でキーボードを叩いたり,マウスで画面を追ったりしている。オフィスなら何となくその雰囲気を上司に伝えることができる。

 しかし,家でテレワークしている場合,本当に仕事をしているのかどうかを,つかむことはほとんどできない。これが管理者側からの疑心暗鬼につながる。

 実際,このブログは自宅で業務時間内に書いている。オフィスではさすがにできないが,自宅ではできるというわけである。それでも,メールのチェックや調べ物も同時並行で行っている。業務時間中,常に緊張を強いられるコールセンターのような業務と違うところである。しかし,その頭をフリーにする時間帯が遊びではなく,創造的な時間であることを,事務系の人間は理解できない。共通部門も,常時結果を出しているわけではないはずである。

 筆者にとっては,Webブラウジング,メール送受信,データベース操作,文章・統計・プレゼンの作成,そして電話での交渉が,基本的な仕事になる。ディスプレイを遠目で見られるのは問題ないが,画面を完全に取得されて管理されるのはさすがに厳しい。

 よく言われるテレワーク管理は,パソコンの稼働状況を秒単位で統計を取るものだが,これでは頭で構想を練っているような貴重な時間は「ノーカウント」になってしまう。常にガチャガチャとキーボードやマウスを動かしていることが仕事と思われてしまう。

 そこで,ベターな方法の提案である。感覚的には,たとえば15分置きに現在起動しているソフトのリストが取得される程度の管理は許されるかと思われる。また,発信メールは前向きな仕事の成果として評価されるので,「送信済みトレイ」は公開してもいいかと思われる。また,「ファイルの保存」という動作は,仕事の進行と結果を評価する指標として使えるかと思われる。

 稼働状況の取得はOSの機能として作成できるかと思われる。挑戦してみたいと思う。