jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「3in1」アプリwith「マイナンバー」の提案(コンセプト案)

筆者が2002年以来,外出時にはマスクをする習慣だったことはすでに紹介した。しかしそれは外を歩くときに黄砂や花粉,ホコリその他微粒子の吸い込みをできるだけ減らすことと,電車の中などで風邪やインフルエンザの人の咳やくしゃみの飛沫をなるべく吸い込まないようにすることが目的で,室内では当然のことながら外していた。まさか,1日中マスクを着用する事態になろうとは思ってもいなかった。

 現在,出社時は,家を出てから帰るまで,昼食を取るとき以外は常時,マスクを着用している。テレワーク中は自宅でマスクなしで過ごせるので快適である。緊急事態宣言はおそらくいったん解除されると予想しているが,可能な限り,テレワークの比率が高い状態を続けたいというのが筆者の考えである。

 さて,当面はマスクなしで外に出ることが続くことが予想される。しかし,マスクをしていても新型コロナウイルスの感染を受けるのを防ぐことはできないし,自分が無症状感染していて他人に感染をさせてしまうことも防ぐことはできない。マスクを着用していることは,あくまでもまだ「ポーズ」でしかない。今,目の前にいる人との関連が「安心・安全」であることを証明するものではない。

 感染確認者との濃厚接触を通知する公式アプリ「cocoa」,1日に何人の人と接近したかをカウントするアプリ「3密チェッカー」。cocoaは,感染して陽性の人や感染しても無症状の人を特定できないし,3密チェッカーは,統計的に密を避ける気持ちを持たせるための機能しかない。テレワークしているといずれも不要なのだが,外出するときに絶対的な「安心・安全」を知らせてくれるものではない。

 「陽性」であることを知らせることは,まだ抵抗があるが,PCR検査や抗原検査で「陰性」であることを知らせることで,相手に安心感を与えることは問題ないのではないか,さらにワクチン接種したことを相手に知らせることで,相手に安心感を与えることも問題ないのではないかと考え,cocoaや3密チェッカーの改良版の提案をした。「cocoa」アプリにPCR検査済み発信機能を加えるアイディア - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/3/14。しかし,もうこの機能は「個人」と紐づけてもいいのではないかと考えるようになった。

 国会中継を見ると気になるのが,議員の襟に付けている青いバッジである。ブルーリボン運動 (北朝鮮拉致問題) に賛同した人が付けているのだという。自分の意志表明で付けている。同じような考えで,PCR検査陰性バッジ,ワクチン接種済みバッジを付けてもいい。いわゆるワクチンパスポートやPCR検査陰性パスポートでもいい。ワクチンパスポートではなくPCR検査陰性パスポート - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/2/22。

 しかし,バッジもパスポートも,物理的なものは結局はすべて「偽造」されるだろう。磁気カードやICカードで紐づけて,入退館を管理することもできるが,全国共通というわけにもいかない。

 すると,一番簡単なのが,スマホアプリでの認証である。入退館の際に,自分の状態の証明をバーコードで表示する。検査情報,ワクチン接種情報は,検査機関や医療機関のみが書き込めるような共通鍵方式の暗号システムを導入する必要があるだろう。

 これなら,個人同士でも,バーコードを表示してそれを確認できれば,安心・安全を今以上に担保できる。会合に入る前に名刺交換するように,お互いに自分の状態を証明し合うのである。バーコードリーダー機能のあるスマホならでは使い方である。

 本当は,個人を特定できるマイナンバーとリンクすることが望ましいと思っているのだが,結局,マイナンバーカードが1/4ぐらいしか発行されていない(24%。2021年1月19日のニュース )。これでは間に合わない。しかも,マイナンバーカードは,相手がカードリーダーを持っていなければ役に立たない。

 そこで,まず上記の「マイCOVIDアプリ」(私の新型コロナウイルス状態アプリ)を作成してインストールし,これに自治体がマイナンバー情報を紐づけする業務を後日担う,というのはどうだろうか。この業務と並行して,マイナンバーカードの発行業務も希望する人に進める。カード発行を後日,という人には,アプリへのマイナンバー情報の紐づけ業務だけを行う。「マイCOVIDアプリ」は,マイナンバー情報なしでも使用できるようにして,まず普及を図る。ダウンロードだけで済むし,PCR検査/抗原検査時,およびワクチン接種時には,このダウンロードと検査/接種登録を同時に行うことで,より簡単に利用者数を増やすことができる。

 単に,登録してバーコードを表示するだけなら,“pay”系のアプリと同じ仕組みでできる。cocoaアプリにこの機能を加えれば,Bluetooth連携機能を利用して,感性陽性の場合は濃厚接触情報の表示を相手に認識できる。個人情報は明らかにはならない。3密アプリにこの機能を加えてもいいが,iPhone版の開発ができていないようなので,まず単独の「マイCOVIDアプリ」を開発した方がいいかもしれない。

 

f:id:jeyseni:20210317112927p:plain

PDFで作成したQRコード表示アプリ