jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

「鮭ふりかけ」に出会う--三角おにぎらずのススメ

筆者は,おにぎりを作って持ち歩くことも多い。もともと,おにぎりを作るのは苦手なのだが,「おにぎらず」にできる容器を見つけたところからいろいろ研究している。

 まずこの「三角おにぎらず」容器について紹介する。購入したのは,ある100円ショップである。ちょうど,コンビニの三角おにぎりが入るような,三角形のシェル状のプラスチック容器である。もちろん100円。最初はあまり期待していなかった。

 おにぎらずの作り方は,この容器を貝状に開いてラップを載せる。これを左手の上に載せ,右手でシャモジでご飯を詰めていく。詰めるというより,少しずつ載せていく。3つの角は少し強めに入れるだけでいい。

 詰め終わったら,中身を入れてパタンと合わせる。いったん開いて,ラップの端を折り込み,もう一度閉じる。これを容器ごとパンパンと叩いて少し押し固める。握らずに形を整える。つまり「おにぎらず」である。あとは開いてラップを軽く開いて,熱気を逃がす。このとき,1/3幅の海苔を重ねて巻くと,さらにコンビニおにぎりみたいに見えてくる。

 さて,おにぎらずの中身だが,シャケ,カツオ,高菜漬けなど,好みのものを入れてきた。ただ,シャケはいつも瓶入りの鮭フレークを使ってきたのだが,この瓶入り鮭フレークの取り扱いにいつも難儀してきた。開封後は冷蔵庫で保管しなければならないが,個人の家で使うにはスーパーで売っている鮭フレーク瓶は大きすぎて,消費するのに何ヶ月もかかってしまう。味もどんどん落ちているように感じる。かといって,小瓶を選ぼうとすると,正直言って“偽物”っぽい。ひょっとしたら,タラを着色しているだけなのではないかと思ったりする。

 カツオは「おかか」としてふりかけとして売られているし,小魚の山椒和えなどもふりかけとして普通にスーパーに並んでいるのに,なぜか鮭のふりかけに出会わなかった。おにぎり用に「鮭とワカメ」は売られているが,鮭単体のふりかけにはどうしても出会えなかった。「しっとりシャケ」というフレークの袋入り商品も試してみたが,これも本当にシャケかと疑ってしまうほど,シャケの香りがしなかった。

 試しに「鮭茶漬け」をおにぎらずに挟んでみた。これはまあまあシャケの香りはしたが,量を入れようとすると今後は塩っけが多くなり,おにぎりには不適当だった。

 そうこうして数年が経過し,スーパーで初めて「鮭ふりかけ」に出会った。カツオふりかけならば削りカツオ節,ジャコふりかけなら乾燥小魚の形が残っているものだが,この鮭ふりかけは,いわゆる「のりたま」的な顆粒状だった。鮭茶漬けはシャケのフリーズドライの形が残っているが,ふりかけはさらに細かい粒だった。香りはシャケなのだが,やはり食感は物足りないのが残念だった。

 以前から,「鮭,フリーズドライ」とかで検索してもなかなか見つからず,あってもイヌのおやつだったりする。ふりかけやお茶漬けの追加アイテムとしての需要はあると思うのだが。まあ,生シャケ(塩シャケ)を買ってきて,焼いてほぐして,冷凍にしておけば済む話なのだが,なんとかもう少し手軽な食材として供給してもらいたいものである。