車載のカーナビをオフラインマップとWi-Fiタブレットで実現しようという試みをさんざん続けてきて,いちおう結論は出したのだが(最終的にgoogle mapのナビに落ち着く--Wi-Fiタブレットでオフラインマップと音声操作が決め手【追記】 - jeyseni's diary (hatenablog.com))2024/7/6),週2でしか動かさないクルマでタブレットを固定しているとタブレットのバッテリーが放電して,肝心なときに使えなくなることがあった。クルマの中で充電状態をキープする方法は,考えてみると意外に難しい(小型の太陽電池パネルも使ってみたが,車庫が日陰になっているため,安定的に充電はできなかった)。かと言って,電源直結するには,分解してバッテリーを取り出し,直結の工作をしなければならない。やはり車載用には固定ナビかディスプレイオーディオを直結した方がストレスがないようである。タブレットは屋内用か移動用という感じである。
一方,歩いて移動する際は,スマホが活躍し,スマホの歩行ナビは筆者にとっては欠かせない存在である。google map,Y!mapはもちろん,これまで評価してきたオフラインマップやNAVITIME,そして自転車用ナビやバイク用ナビなどもいろいろ入っている。自分の通った経路を記録して表示してくれるマップが一番使い勝手がいい。あえて,ナビで行先を登録しなくても十分役に立ってくれる。
現在いる場所の住所が分かるマップも役に立っている。本来は,歩きながら「今,〇〇を通過中」みたいな音声アナウンスがあると嬉しいのだが,アプリとしてはなかなか存在しない。表示まではしてくれるのだが,なぜ読み上げモードがないのかな,といつも不満に思っている。
そんな中でふとコンパスアプリを触ってみた。多くのコンパスアプリでは、進行方向と北の方向が示されるだけでなく、現在地の住所や緯度経度、高度、そして移動速度などを表示できる。
昔,ハイキングのためにアナログ式のコンパス(つまり本当に方位磁針がクルクルと回る方位磁石)を持っていたが,「北はどっちだ?」を確認し,アナログの地図を広げて北の方向に地図を合わせて,どちらの道を進むかを決める,というような使い方をした。しかし,日常生活では北の方向がどちらかもほぼ関係ないし,ましてナビアプリがあれば進む道も示してくれる。コンパスの需要はないように思えた。
「欲しいのは,目的地の向きとそこまでの距離だ」とふと思った。災害時に自宅までたどり着くことを想定すると,もちろん歩行ナビは有効なのだが,緊急時のバッテリーのことを考えると数時間ずっと使い続けるわけにいかない。目的地の方向と距離がわかれば,「この太い道をまっすぐいけば目的地に近づける」という見当がつく。その道の途中で方向と距離を数回確認するだけで,ほぼ正しく導いてくれる。
オートバイ用のナビアプリでは,地図を表示せずに,目的地の方向と距離,交差点での右左だけを指示するシンプルなナビがある。考え方はこれに近い。
この手のコンパスアプリは,iOSではWaaaaay!というのが定番のようなのだが,Android版はアプリの更新がされていないようで,ダウンロードができない。ところがコンパスアプリは何十個も提供されているのだが,アナログコンパスと同様の機能しか持っていないものがほとんどだった。
その中でようやくたどり着いたAndroidアプリが,「GPS Compass Navigator」(Evgeni Ganchev製)である(https://play.google.com/store/apps/details?id=com.evo.gpscompassnavigator&hl=ja)。
起動すると,コンパスが出てきて,すぐに現在の位置の住所が表示される。次に目的地を検索したり,あらかじめ登録した場所を目的地として指定すると,そこまでの方向と距離が計算されて表示される。さらにマップ表示に切り替えると,自分の現在地から目的地まで1本の線が引かれる。まさにその線の方向に向かって進めば,目的地にたどりつけるというわけである。自分が歩いてきた軌跡も記録されるので,交差点で間違った方向に行ったことも認識できる。さらに音声案内によって,進むべき方向が右か左か,今まで何キロ歩いて,目的地までの残りは何キロか,といった情報を知らせてくれる。目的地をいったんセットすれば,スマホの画面をオフにしてポケットにおくだけで行き先の方向を耳ナビしてくれるというわけである。
あと欲しい機能は,定期的に現住所や交差点名を読み上げてくれる機能だが,これにはまだお目にかかっていない。引き続き,こうした有用なアプリ探しを楽しんでいる。出会えたときの喜びは,なかなかのものである。