jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

輪島港の浚渫(しゅんせつ)に大型のポンプ浚渫船は投入できないか--漁業復活への作業が始まる

2024/1/1に起きた能登半島地震から2ヶ月。電気は回復したが,断水は続いている。避難生活も大変だが,漁業を中心とした産業の復旧も厳しい状況が続いている。

 今回の地震では地盤の大きな隆起が起きた。陸上でも2mを超す隆起が起き,さらに海岸に沿って4mもの隆起が起こり,海底が持ち上がることで港に船が出入りできない状態になった。係留してあった漁船も船底が底に着いてしまい,動かすことができないという。

 輪島港で,この海底の土砂を取り除く浚渫(しゅんせつ)作業が始まったというニュースがあった。画面で見るかぎり,小型のバケットを使って海底の土砂をすくい,除去するという繰り返し作業が始まったようである。

 浚渫には,ポンプ浚渫とグラブ浚渫がある(浚渫(しゅんせつ)とは (serita.jp))。輪島港で始まったのはグラブ浚渫である。筆者は素人なので,港全体が使えるようにするにはもっと効率のよいポンプ浚渫を使うべきではないか,と単純に考えてしまっている。

 上記のサイトを見ると,両方の浚渫方法それぞれにメリットとデメリットがあるようである。

 港の外側,防波堤の外側の海底も隆起しており,大型のポンプ浚渫船が接近できないのかもしれないが,なんともじれったい気持ちなのである。

 漁船は1隻で数千万円もする財産である。家屋と同様,船を失うことは大きな痛手になる。転覆して破損した漁船もあるが,今回多くの漁船は大きな破損は逃れていると思われる。底付きすることで動かすことができない分,なるべく早く動けるようにすることが,地場産業の復興にもつながる。費用はかかっても,効率のいいポンプ浚渫が投入されるのを期待したい。