クルマの運転には、車幅感覚、速度感覚、車間感覚などなどが必要である。交差点の右折待ち車両の左側を通れるかどうかで、周りのクルマの流れにも影響してくる。
クルマに乗る場合、とにかく五感を最大限に使う必要があると思う。したがって、クルマに乗ると疲れる。
逆に、疲れているときはクルマの運転をするべきではないと考える。五感が鈍くなっており、事故につながるリスクが高いからである。
しかし、最近の暴走事故を見ていると、体調か万全でないのにクルマに乗っているのではないかと思えるのである。
高齢者の事故は、判断力と運動能力の低下か重なっていると思う。歩くのもままならないからクルマを利用するという理由は理に適っているかもしれない。
しかし、とっさの判断力が確実に衰えているのに加えて、べダルの踏み換えという動作が問題なくできるとは到底思えない。
信号待ちからの発車で前のクルマに続いてクルマを動かせない人、右折なのに右に寄らない人、停止線があるのにわざわざこれを越えてから停まる人、車庫でクルマを線に沿ってまっすぐ入れられない人。周囲との距離感覚がないのではないかと考える。
安全車の普及のためには、設置補助と車検タイミングでの審査で4年以内の切り替えが可能で、こういうところには強権発動してもいいのではないかと考える。