jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

バッテリーは長持ちがいい(2)

テレワーク需要でノートパソコンが売れているようだ。筆者のノートパソコンは,以前にも紹介したが台湾ASUSの最低価格Windows10機で,速度は遅いがフリーズしない。そしてバッテリーは約10時間持つ。今のパソコンはだいたいこの程度のバッテリー容量を持っているので,これが現在では普通のような感覚かもしれない。

 しかし,20年前までは,ノートパソコンのバッテリーは持っても2時間が普通だった。ACアダプターは常に持ち歩き,使う時にはあわててコンセントを探し,必ずつないで使っていた。オフィスで会議する際も,延長コードを机の下に延ばし,そこから電源を取らなければ1時間の会議でも不安だった。

 ノートパソコンで8時間というとてつもないバッテリー寿命を打ち出したのが,ApplePowerbook Duoだった。1992年のことだ。Windows機でこれに対抗できたのは,2002年のパナソニックレッツノートの6時間の登場を待つしかなかった。その後,レッツノートは軽量化とバッテリーの長時間寿命を進め,最長で14時間というモデルも登場した。

 テレワークでこの夏は,家族がリビングでそれぞれノートパソコンを持ち込んで勉強するという場面が何度かあった。エアコンを効率よく活用するためだ。筆者のASUS機も一緒に仕事をしてくれた。通常の勤務時間は,問題なく使えた。出社日もASUSを持ち歩いてオフィスでは2台使いをすることもあったが,ASUSはバッテリー駆動で十分だった。オフィス内の打ち合わせ時にもそのまま移動できた。いい時代になったものだと思う。

 それでも,タブレットが数日間はバッテリー駆動できることを考えると,ノートパソコンにはもっと頑張ってほしいところである。正直,もう少しOffice系ソフトがまともに使えれば,タブレット+キーボードでの仕事も考えられる。

 それよりも一気に,ARメガネと音声認識で仕事ができるような時代が来ることも期待している。ディスプレイのサイズの限界を超える技術としてのメガネ型ディスプレイは,次の世代のディスプレイとして期待している。スマホの延長型としても期待しているところである。