jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

バッテリーは長持ちがいい(1)

スマートフォンを新しいモノに換えた。キャリアも同時に乗り換えた。バッテリーの持ちが約5倍になった。

 筆者の携帯電話ライフは、結果としてずっとマイナー路線である。そもそも、最初は携帯電話ではなくPHSからのスタートだった。当時、電波の強い携帯電話は身体に悪いという説があった。それよりもとにかく、通話の声の品質が携帯電話は悪かった。回線が細いため信号の圧縮率を上げざるをえなかったからだ。PHS は音声通話に基本的に特化していたため、音声の帯域が広く、音声はクリアだった。そもそも仕事で使うのに電話が基本だったから、PHS 以外の選択肢は筆者にはなかった。 

 もう1つの理由は、バッテリーの持ちだった。当時も携帯電話は1日1回は充電が必要だった。PHS は1週間に1回の充電で使えた。いつでも使えるというのが、ビジネスでは必要と思っていた。

 携帯電話のアプリがいろいろ作られたが、大部分はゲームで関心がなかった。やがて、GPSを利用したナビが搭載されたのをきっかけに、当時はマイナーだった第2位キャリアの携帯電話に乗り換えた。家族はこの時のキャリアに家族割でつながって現在に至っている。

 さて、筆者のスマートフォンへの乗り換えも、慎重だった。最初は、音声はガラケー 、ブラウザはスマホと使い分けていた。中古のスマホWi-fi で機能を確認していたためである。Office系ソフト,PDF系ソフトなど,パソコンと同等のことまでできそうであることを認めて、スマホへの切り換えを図った。当時、すでに日本はiPhone に席巻されていた。自由を求めて、Android の世界を選んだ。キャリアはいきなり格安キャリアである。PHS ユーザーだった筆者にとって、携帯の月額は信じられないほどの価格だった。

 今の携帯は、電池を交換できない。iPhone がこの方式でユーザーの囲い込みに成功し、次々に新しいモデルを購入させている。Android も当初は電池だけの交換ができたが、今や、電池交換ができない。長く使いたかったので、電池交換できる最後の世代のSamsung機を選んだ。

 このSamsung 機はいい選択だったが、バッテリーの持ちがだいたい1日だった。帰宅途中になるとちょっと使うのをためらった。超節電モード(画面をモノクロ、通信なしなど)を持っていたため、数%まで使えたのだが、かなり頭を使う使い方だった。

 その時、シャープのIGZO液晶を採用した機種乗り換えの案内が来た。迷うことなく、切り換えた。公称1週間に1回の充電で使えるはずだった。

 しかしその期待は裏切られた。持って1日だったのである。アプリを毎回オフにしたりしてみたが、効果はなかった。思うに、キャリアがあらかじめ載せているシステムソフトが、常に通信をしていたようである。

 バッテリーの調子がますますおかしくなったのだが、同じキャリアで更新のタイミングを逃してしまった。別の機種に交換するという選択肢もなかった訳ではないが、今度はマイナンバーカードと通信できない機種しかなかったので、再度、キャリアを変えることにした。

 今度、選んだ機種もシャープのIGZO 液晶モデルである。電池容量も倍になった。そして、軽い使用なら1週間、少しヘビーな使い方でも4日は使えることが確認できた。

 その後、また実験でいろいろなアプリを入れていると、突然、電池の消費速度が上がってしまった。やはりお行儀の悪いアプリが数多くあるようだ。よほどのことがないかぎりがこれらのアプリは即お払い箱にしている。基本的なキャリアのソフトは、あまり通信をしないようだ。キャリアの性格なんだろうと思う。このキャリアがべストともいえないが、少なくとも前のメジャー格安はもう選ばないだろう。

 ちなみに、シャープのIGZO 液晶は登場当時からその技術を筆者は高く評価している。結果も出せたと思う。しかし日本でもう製造していないはずなのが悲しい。純粋な日本企業ではなくなってしまったからだ。再興を期待している。