jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

突然のk-pop BGM

テレワークが始まって,8ヶ月。筆者がテレワークしているのは,木製のパソコンデスクだが,周囲の設備が少しずつ充実してきた。

 ノートパソコンが2台並んでちょうどの机の幅である。1台は以前紹介したASUSの11.7型Windowsノート。もう1台が15型のMacBook Proである。MacBookはバックアップ用。ASUSがときどきストライキを起こすので,緊急にメールを返信したり,google検索するために動かしている。少し前はこのMacBookがメイン機だったが,何しろDVDドライブも入っているので,やや持ち歩きには重く感じていた。しかし,性能的にはAdobeの業務用ソフトを使うにもまだまだ余裕がある。このインテルMacもほとんどフリーズしない高信頼機である。

 さて,2台のPCで机の幅いっぱいを占めているので,とにかくケーブル類が付けにくい。電源ポート,USBポート,イヤホンポートがいずれも左右にある。Zoom会議をしようとすると,カメラの向きを変えるにはPCの向きを変えなければならず,この左右に出たケーブルが邪魔になる。スマホに付属してくるイヤホンは,L字型のコネクタが多かったので,イヤホンは何とか挿せるが,USBのコネクタは基本的にストレートなので,より幅を取ることになる。

 これを解決するのに,L字型の変換アダプターを購入していた。2つあるUSBポートから手前方向と奥方向に曲げるアダプターを先に導入して使っていたが,Zoom会議で使うイヤホンを挿そうとすると,このL字型USBアダプターと干渉してしまい,どちらかしか使えないという不具合があった。そこで,L字型でも上方向に曲げるアダプターを購入した。新規導入したアダプタ-は15cmぐらいのケーブルが付いているので,さらに使いやすい。なかなか種類が少なく,インターネット検索でも最終的に1種類だけだった。

 このほか,Zoom会議用に背景のカーテンを購入。実は明日届く予定だが,リクライニングできるPCチェアをようやく購入した。これについては,また報告したいと思う。

 さて,テレワークしていて感じるのは,オフィスと自宅で人の視線と「環境音」の違いがあることである。基本的に自宅の方が静かである。オフィスは,電話のやり取りや打ち合わせの声,ほかの人のパソコンの音,大型エアコンの音,レーザープリンターの音などさまざまな雑音がするが,雑音というよりやはり職場の緊張感という環境音がある。しかし,自宅だとその緊張感がない。他人の目もないから,リラックスした姿で仕事をしているので,そこでも緊張感がない。家の中では,家族の声やテレビの音がしたり,ペットのイヌが部屋に入って来たりする。いろいろな意味で集中できないことも多い。

 同じ静かでも,図書館では別の緊張感があり,集中できる。これは他人の目があるからだろう。

 そこで,自宅でテレワークする際,わざと音を出すことで集中する環境を作り出そうとしている。その昔,夜の受験勉強をしながらテレビで「宇宙大戦争」を見たり,ラジオで「オールナイトニッポン」を掛けていた。不思議と勉強にも集中できた。

 当初,インターネットラジオYouTubeでリラックス系のBGMを流していた。特にジャズピアノがお気に入りだった。他にイージーリスニングを掛けたりしていた。また,テレビ番組を録画し,これをタブレットで視聴している。お気に入りは,サスペンスドラマである。画面をじっと見ていなくても,事件解決に向けて場面はどんどん流れ,最後には事件が解決するので,画面に気を取られることないので,筆者は仕事に集中できるのである(さすがに文章をまとめるときは画面を停めないと無理だが)。

 さて,インターネットラジオでいろいろなチャンネルを試している。ジャズだったりクラシックだったり,イージーリスニングだったりBGMだったり,実に多くのチャンネルがあって選びきれないほどである。意味がわからないトルコ語の番組を流していると,確かに緊張はしないが,さすがにまったく意味がわからないので少しイライラしてくる。

 そのなかで,たまたまk-popのチャンネルを選んでみた。韓国語は意味はもちろんわからないが,何となくちょっと日本語の方言みたいな響きがあったりして,面白い感覚だった。またk-popの若いミュージシャンのキレッキレのダンスが目に浮かんだ。このk-popを流していると,k-pop短調系を中心に長調系の音も混じり,なんとも哀愁を帯びた響きに聞こえてきた。ちょっとはまってしまった。

 その後,バックアップ用のMacBookは,このk-pop BGMを再生するという仕事ができた。昔購入したPC用外付けステレオスピーカーをパソコンデスクに取り付け,k-pop BGMがまさにBGMになるようにした。

 受験勉強のときのオールナイトニッポンは,本当に勉強に集中したのかは,今となってはわからない。k-pop BGMも仕事に集中できる環境かどうかわからない。単なる言い訳かもしれない。その当時,音楽専門のラジオチャンネルはなかった。アメリカには一日中同じジャンルの音楽を流しているFM局が何千とあると聞いてうらやましかった。その後,日本でも音楽専門のFM局が現れたが,数局というレベルだった。PCのインターネットラジオで世界の何千という放送局を視聴できる現在は夢のようである。その中から意外な局を見つけることができた。もしテレワークであまり集中できず,能率が上がらない場合,環境音を工夫してみてはどうだろうか。もし選局に迷ったら,一度k-popを選んでみてはどうだろうか。筆者としては“オススメ”である。