jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

ストレッチ長寿に挑戦(あくまで自己責任です)

最近,定期健康診断を受診した。テレワークによる在宅勤務が定常的になり,一日の歩行歩数も激減しているので,どうかなと思ったが,あまり良い結果は出ていない。

 家族には半分ヤケで「身長が5mm縮んで,その分,腹回りが5mm増えて大台に乗ってしまった」と報告した。笑い話どころではないが,ここのところ便通も良く,歩みも軽やかだったので,もう少しいい数字を期待していたのだが,残念な結果になっている。血液検査などの結果はもう少し先になるが,厳しい数字が出るのかもしれない。

 筆者は30歳の時にギックリ腰を経験している。明確なヘルニアではなく,薬とソフトコルセットで軽い腰痛をだましだまししながら15年。子供が生まれて,抱っこをしながらこの子がダンベル代わりになって,腰の筋肉が鍛えられたのか,腰痛が完全に消えた。

 しかし,30歳から35年,ほとんど運動らしい運動をしなかった。20台はスキー三昧とテニス,ボーリング。そしてオートバイでの遠乗りを楽しんでいた。会社の上司や先輩たちと週1回の皇居ジョギングもしていた。今考えるとよく身体が動いたと思っていた。

 ところが,スキーをしているときから少し違和感を持っていた。スキーのターンをするとき,右回りと左回りの回り方に差があった。転ぶのはたいてい左脚を軸にした右ターンのときだった。これをごまかしながら滑っていた。限界で雪面を押さえきれず,転んでいた。自分が右利きだから,左脚には力が入りにくいだけだと想像していた。

 もう一つ,筆者には肩こりが続いている。物心ついた頃には,肩こりを意識していた。特に左肩の肩こりはひどかった。これも右利きが原因だと思っていた。

 50台なかばで,長年勤めていた大手企業を早期退職した。まる1年,転職先が見つからず,自宅で悶々としていた。その中で,身体と向き合う時間ができた。肩こりを含めて,自分の左半身が軽いマヒ症状にあると自己判断した。

 肩こり,左脚のしびれを解消するために,指圧を中心に自己流の刺激を加えていくうちに,身体の中に太い針金のような硬い筋があり,これがほぐれれば痛みやしびれが消えることを確信した。

 しかし,それから15年。この筋はなかなか消えなかった。ここ1年ほど,かなりいいところまでほぐれてきて,あと一息というところまで来ているのを実感しているが,最後の最後でなかなかもたついている状態である。

 そこで最近,ストレッチを本格的に取り入れることにした。これまで,肩こりを解消するのに指ポキみたいに首ポキをしてきた。首は多くの神経が通っているため,首ポキはしてはいけないと言われていたが,指ポキ同様,ポキっといった後はコリが消えるように感じていた。

 しかし,ポキはどうやら筋の解消にはつながらないことがようやくわかった。ごく一時的な快感にすぎないのである。筋を柔らかくするには,ポキっといく手前までストレッチして,筋に刺激を与える必要があるのである。

 ここ半年ぐらい,急速に筋が柔らかくなってきているのを感じている。しかし,おそらく50年ぐらい凝り固まっていた筋である。一進一退を繰り返している。時に,少し伸ばし過ぎて痛みが残ることもあるので,ほかの人にむやみには勧められない。あくまで自己責任である。ストレッチの際,関節が伸ばされたり,骨も反ったりするので,やり過ぎると場合によっては関節や骨まで傷めかねないので,注意してほしい。

 筆者もここまで思い切ったストレッチは60台いっぱいまでだと思っている。それまでに肩こりを解消し,左脚のしびれを解消し,前屈がまたできるようにし,そして可能なら開脚ができるようにしたいと考えている。

 「○○と開脚」とか,「〇〇ストレッチ」とかの指導をされておられる先生方は,正直言えばこういう固まった筋を経験しておられないと思う。もともと運動が好きで,活発に運動をしていたから,体操の先生になられたのだと思うからである。また,こういうストレッチの指導を受けて開脚ができるようになった方は,おそらく筆者ほどの強烈に固まった筋を持っていないのだと思う。ストレッチを続けるうちに急速に筋がほぐれ,痛みが消え,結果を出せているのだと思う。それはそれで結構なことだと思う。筆者は筆者なりの方法でぜひ実現したいと思っている。

 というのも,ストレッチをすることで多くの筋肉が目を覚ましているのを感じているからである。肩の周りや腰の周りには数十本の筋肉があるという。特にインナーマッスルと呼ばれる筋肉は,なかなか鍛えることができないという。現在続けているストレッチで,いろいろな筋肉が刺激を受けて動き出しているのを実感している。

 たとえば片脚で立つとき,バランスを取るのにこれらの多くの筋肉が働くことが大事だと実感しているのだ。人間のバランスは,起き上がりこぼしのような単に硬い構造物の左右バランスを取る仕組みではなく,多くの筋肉の協調動作によって実現できるのである。

 足首の周辺にも多くの筋肉がある。ストレッチを続けていると,この足首周辺の筋肉も動き出した。足首が動くということは,足首を上に上げる力がつき,つまづきをしなくなり,結果としてシャキシャキ歩けることにつながると思うのである。

 ストレッチによって身体が柔らかくなり,多くの筋肉を鍛えられ,関節を動かせるようにし,シャキシャキ歩けるようになると,きっと長寿になると思うようになった。筆者はあまり長生きには興味はないが,元気に生きてポックリ行きたいと思っている。そのためには,しっかり歩けることが大事かなと思うようになった。健康第一で残りの人生を過ごしたいものである。