jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

一気に下半身の筋肉が機能し始めた--期待と不安はあるが、うれしい兆候

2022年5月14日(土曜日)は,筆者にとって1つのマイルストーンになったと言えるかもしれない。50年間,凝り固まった脚から腰までの筋肉が一斉にうごめき始めたのである。

 今まで意識しなかった筋肉が動き始めたものだから,当然のことながら筋肉痛のような痛みが出る。それでも,今までに「ああ,こんなところに筋肉があるんだ」と意識したのが初めてという場所が主に3個所あった。

 まず,お尻の下端。ちょうど脚とつながる辺りである。お尻の筋肉といえば,いちばん盛り上がった辺りの筋肉をイメージするが,それよりも下,浅く腰掛けたときに椅子の角に当たるような辺りである。

 次に,膝のすぐ上。ここは一般的によく鍛える場所なのだが,膝を思いっきり伸ばしたときに,今まではただたるんで膨れるような印象だったが,しっかり膝の上を支えるような印象である。

 3つ目が,モモの裏側の内股側。これまでストレッチをしても,まったくびくともしなかった内股の筋のようだった部分が,きっちりと伸び縮みしているように感じた。実際に,まだ完全とはいえないが,手で押しても少し柔軟になっているのを感じる。

 ここに至るのに1ヶ月ほどの間,心がけたのが,まず,膝をまっすぐ伸ばすように足首からふくらはぎ,モモ,腰と筋肉に力を入れるようにしてストレッチしたことである。

 2つ目が,歩く際に足首を早くさっと振り上げることを意識したことと,3つ目として,踏み切る際に斜め後ろにキックするように意識して歩いたことである。ちょうど,スケートで脚を後ろに蹴り出すようなイメージで歩いた。

 もう1つが,以前に指摘していた「ねじりストレッチ」である 関節は面白い--ねじりストレッチが実は効果大 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/2/6。あれからもう1年以上も経つのかと思うと,長かったなぁと改めて思う。どんだけ凝り固まっていたのだろうかとあきれてしまう。それが一気に緩んだ感じなのである。

   椅子に座った時、特に電車の席に座った時は、モモの後ろを座席の角に置き、足首を座席の下に深く潜りこませて爪先だけを床に付けた姿勢を取る。ここで爪先にグッと力を入れ、モモの筋肉を使って立ち上がる方向にジワッと力を入れる。力を入れながら、足首を曲げたりひねったりすると、別の筋肉に刺激が行くし、膝や足首のストレッチにもなる。

   この座りストレッチのいいところは、体重を椅子で支えるため、安定した姿勢でじっくりと脚に力を加えられることである。また、電車の席は強度も十分あり、転ぶ心配がない。家庭やオフィスの椅子だと、安定性に問題があるように思うので、気を使う必要がある。また、靴を履いているので、床をしっかり踏めることと、足首をひねり過ぎない保護ができることもポイントである。

   この1ヶ月、もう1つ意識していたのが、リュックを背負った時の腕の振りである。というのも、筆者はなで肩なので、いつも肩ヒモが腕の方にずり落ちて来るのだが、ある日、いつもずり落ちて来る左の腕を大きく振るように意識したところ、リュックの肩ヒモのズレが起きないことに気づいたのである。

   意識してみると、右腕の振りに比べて左腕の振りが少なかったことと、左の肩甲骨の動きが悪かったことが意識された。分析すると、中学以来、肩掛けカバンを愛用していたのが原因と思われた。肩掛けカバンを左肩にばかり掛けて歩いていた。肩掛けなので、掛けた側の肩をあまり動かさない習慣になっていた。写真を撮る時、いつも首の傾きを注意されたのも、この左肩固定歩きが原因だったと改めて思った。左腕を大きく振ることで、肩こりも少し解消しつつつある。

   ストレッチや整体など、その場では楽になった気になっていても、必ず揺り戻しがある。恐らく、1ヵ所を修正しても、身体全体でどこかに歪みがあれば、元に戻ってしまうからだろう。今回、何かのきっかけで歪みの基がリセットされたのではないかと感じる。少し、あちこちが痛いのだが、筋肉や骨、関節に無理がいかないように気をつけて、目的に向かいたいと思っている。

   あくまでも、個人の体験なので、気軽に真似をされないようにご注意しておきたい。