jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

自動翻訳電話がSamsungで実現--すべてのスマホで標準機能になってほしい

韓国SamsungスマホのCMで、自動翻訳電話機能が紹介されている((GalaxyAI機能) 通話でリアルタイム通訳を使用する方法 (samsung.com))。ついに対話のシチュエーションでの同時通訳が実現したようである。この機能は、iPhone でもGoogle Pixel でもまだ実装していないと思われる。

    文章の自動翻訳は、Windows95の時代から筆者も挑戦してきた。IBMNECなど、当時の名だたるコンピュータメーカーやソフトメーカーがこぞって開発を進めたが、一般向けのソフトでまともなレベルの製品はなかった。

    その後,インターネットの情報を多量に蓄積したGoogleが、一種のパターン認識方式で文を解析し、それに近いパターンの対訳文に細かい単語の訳を付けるという画期的なアイディアで、ほぼ自然な翻訳を実現した。音声認識技術も同時に開発され、例えばテレビのスピーカーの前にスマホを置くだけで世界中の言葉を翻訳して文字起こしができるようになった。その後もAI 技術を駆使し、訳の精度向上が続いている。

    Webサイトの翻訳やスマホカメラで捉えた街の風景の中にある言葉の翻訳もスムーズにできるようになった。SNSでの文字でのやり取りも、一瞬のうちに翻訳される。駅の窓口にも、同時通訳パネルが設置されるようになった。

    そしてついにスマホ条件で話し言葉を同時翻訳し、同時通訳して話し言葉同士で通訳される時代がやってきた。

    この機能を、特定の電話アプリだけでなく、普通の電話アプリで実現して、どの機種にも搭載してほしいのである。

    一番手がSamsungか、というのがちょっと残念な気もするが,googleはOpen AIやMicrosoftの生成AIへの対抗の方が忙しすぎるのかもしれない。

 ちなみに筆者は,「混んだ電車内で,掛かってきた電話に対して,文字入力すれば,相手に音声で返事ができる機能」が日本標準になることを望んでいる。すでに一度実験済みなのだが(2台のスマホがあれば,電車内で声を出さずに電話ができるかも【追記】1台でも意外に簡単にできた - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2023/5/20),イヤホンマイクをイヤホンに重ねるという,いかにも無粋なやり方である。混んだ電車内で通話して迷惑だと感じるのは実は日本ぐらいで,韓国でも中国でも普通に電話を掛けていて,特に不都合はない様子だった。とにかく,筆者を含めて,周囲の行動がすべて気になるという人が日本には一般的だからである。正直,こういう機能が開発されないのが不思議で仕方がない。

 0円端末だ,格安SIMだ,GIGA盛りだと,料金プランとシェア獲得にしか興味のない日本のキャリアが情けない。今や,他業種とのコラボでポイント争いまで始まっている。日本でのニーズを反映提案すだけの実力も,説得力も,アイディアもないと思われる。本当に情けない日本のキャリアだと思うのである。