jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

イス生活がデブを招くという仮説を検証する

筆者の左脚のマヒからの回復については、これまでも何度か報告した。現在もまだ回復途上にあるが、次から次へと新しい感触が戻って来るので、「これで完治」という瞬間まではもう少しかかりそうである。

   通常通勤に戻して2ヶ月が経った。筆者の通勤の利点は始発駅で座れることである。電車のイスがクッションが硬めでしかも安定している。ただ座っていても仕方がないので、密かに脚のストレッチをしている。

   これまでは、ただイスに深く腰掛けていただけだった。現在は浅く座り、足首をイスの下の空間に入れてくの字に曲げ、腰を少し浮かせるような感じで両脚に力を入れてストレッチしている。静止型のスクワットみたいな感じである。

   普通のスクワットは関節が曲がった状態で常に自分の体重が関節や骨に加わる。正常な体重と筋力があれば問題ないが、体重オーバーでトレーニングなしで始めると、関節、骨、筋肉に過大な負担がかかる。途中で停めるわけにもいかない。早く止めるには、余計な力を入れて立ち上がらなければならない。一気に筋肉に負担がかかり、ヘタすると筋肉断裂につながりかねない。逆に、脚を曲げるときは痙攣(つり)を引き起こす危険がある。よくこういう体操を指導するものだとあきれてしまう。

   イスでの脚折り曲げ静的スクワットだと、力は自分で加減できる。イスのクッション性をうまく活かすことができる。つりそうになったらすぐに力を抜いて、つらない態勢に変えれば済む。非常に安全である。

  自宅のイスは華奢だし、オフィスのイスは動いて安定が悪い。電車のイスがちょうどいいのである。

   さて考えてみると、生まれてからほぼずっと、イス生活である。立ち座りは楽だし、床に座っているよりも脚の血流はいいし、足のしびれもないと思っていた。しかし、これは逆に脚を怠けさせているのではないだろうか、と思ったのである。

   歳を取ると急に足腰が衰えるのは、イス生活が原因の1つではないのか。ただ歩くだけでは、負荷が少ない。イスでの静止型のスクワットは1つの答えかもしれない。

   イスに座っての運動量も一般的には少ない。リラックスした状態だからである。だから戦後に肥満が増えたのではないか、というのが今日の仮説である。イススクワットで果たして自分の隠れメタボの解消ができるかどうか、検証してみたい。