jeyseni's diary

「ジェイセニ」と呼んでください。批判ではなく提案をするのが生き甲斐です。

テレワーク中をアナログ的に「アピール」するバックカメラ

テレワークにバックカメラという選択 - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/11/9 と書いて,勤め先に申告し,試しにやってみては,ということになった。テレワーク側からの提案は初めてだという。そりゃそうだ。誰だって管理されたくない。

 これまでにも,在席申告で,テレワークのアピールを - jeyseni's diary (hatenablog.com) 2021/3/11 と書いてきた。しかし,デジタル的に「仕事中」「離席中」「休憩中」・・などと書かれても,「仕事中」と札を出して仕事をしていなかったり,また離席中なのに仕事中のままになっていたりと,ON/OFFで伝えるのには限界があった。

 そこで今回のテレワーク期間には,Webカメラで在席していること,あるいは手足を動かして仕事をしている姿を見せてはどうか,というのが,バックカメラを使うという提案であった。

 帰宅後,早速Webカメラをあちこちに付けて実験してみた。当初は,テレワーク者の斜め後方,少し上の角度から,ワークデスク全体を写すことをイメージしていた。よくある監視カメラの位置と角度である。ところが,この位置と角度では,手前にテレワーク者が大きく写る。ディスプレイは小さくしか写らないから,中身をあまり見せたくない場合には適している。しかし問題は,デスクの周りのかなり広い範囲が写ってしまうことである。個人の家で,しかもPCに集中して仕事をしている環境では,PCの周囲にはかなりの無駄なモノが置かれていても問題なく仕事ができるので,これをすべて片づけるとなると,時間がかかりすぎる。

 そこで見つけたベストポジションが,キーボードの上部から真下方向にカメラを配置して,キーボードとマウスが乗っている部分を中心にWebカメラで写す方法である。

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google meetでテレワーク者が作業中のキーボードを管理者に見せる

 今回,時間制限のないgoogle meetで接続することにした。音声はオフにしておく。Windows用にgoogle meetアプリが用意されており,管理者はこれを使うとディスプレイの隅に5cm×3cmぐらいの大きさのモニターを表示してテレワーカーの机上の様子を見ることができる。ちょうど,オフィスでチラッと部下の様子を見る感覚に似ている。

画面の中で動くのは,テレワーカーの手の動きだけである。着席して仕事をしているな,という感じだけつかめればいい,というアピールである。

 席を外す場合,キーボードの上に「離席中」とプリントした紙を載せるだけでいい。オフィスでよく使う行き先表示板と同じアナログ感覚で,現在の行動を伝えることができる。照明を消せばその雰囲気も伝わる。映像を通じて,アナログの雰囲気を伝えるというアイディアである。

 もし会話が必要になれば,チャットもできるし,カメラをノートPC本体のWebカメラに切り替えれば,対面での打ち合わせを」スタートすることもできる。

 通常の正面のWebカメラにはない映像の自由度により,“緩い管理”をすることは,管理側にとってもテレワーク側にとっても十分なメリットがあると考える。プライバシーもかなりの範囲で守ることができる。安いWebカメラでも十分である。自分の仕事を自信を持ってアピールする方法として,おススメしたい。